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戦場のピアニスト

[センジョウノピアニスト]
The Pianist
(Le Pianiste)
2002年ポーランド上映時間:148分
平均点:7.14 / 10(Review 499人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-02-15)
ドラマ戦争もの実話もの音楽もの伝記もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-02-20)【イニシャルK】さん
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監督ロマン・ポランスキー
キャストエイドリアン・ブロディ(男優)ウワディスワフ・シュピルマン
エミリア・フォックス(女優)ドロタ
トーマス・クレッチマン(男優)ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉
フランク・フィンレイ(男優)
モーリン・リップマン(女優)
ロナン・ヴィバート(男優)
ロマン・ポランスキー(ノンクレジット)
宮本充ウワディスワフ・シュピルマン(日本語吹き替え版)
北村和夫父(日本語吹き替え版)
寺田路恵母(日本語吹き替え版)
関俊彦ヘンリク(日本語吹き替え版)
唐沢潤レギーナ(日本語吹き替え版)
冨永みーなハリーナ(日本語吹き替え版)
深見梨加ヤニナ(日本語吹き替え版)
藤本譲リパ(日本語吹き替え版)
加藤精三エーリック(日本語吹き替え版)
沢田敏子羽飾りのレディ(日本語吹き替え版)
稲葉実ベネク(日本語吹き替え版)
藤原啓治マヨレク(日本語吹き替え版)
牛山茂ミカル(日本語吹き替え版)
村松康雄グリュン(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子マッチ売りの少女(日本語吹き替え版)
さとうあいパンを売る女(日本語吹き替え版)
宝亀克寿イェフーダ(日本語吹き替え版)
後藤敦アンジェイ(日本語吹き替え版)
岡寛恵ドロタ(日本語吹き替え版)
高宮俊介(日本語吹き替え版)
廣田行生ナチス親衛隊将校(日本語吹き替え版)
坂東尚樹(日本語吹き替え版)
諸角憲一(日本語吹き替え版)
脚本ロナルド・ハーウッド
音楽ヴォイチェフ・キラール
ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ演奏)
ポーランド国立ワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラ(演奏)
作曲フレデリック・ショパン"Nocturne cis-moll" "Ballade in G Minor"他多数
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン"Moonlight Sonata"
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ"Cello suite No.1 Prelude"
撮影パヴェル・エデルマン
製作ロマン・ポランスキー
アラン・サルド
製作総指揮ヘニング・モルフェンター
プロデューサー梶淳(日本語吹き替え版担当)
配給東芝エンタテインメント
美術アラン・スタルスキ(プロダクション・デザイン)
衣装アンナ・B・シェパード
編集IMAGICA(日本語吹き替え版編集協力)
字幕翻訳松浦美奈
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7.ホロコーストとは、決して映像によって描き得ない。だから私は当事者たちの”証言(声)”によってホロコーストを記録したのだ、とは『ショアー』を撮ったクロード・ランズマン。必ずしも彼のあの作品に対して全面的に賛同するものじゃないけど、確かにアメリカ映画なんかでナチによるユダヤ人虐殺ものを見て、シリアスな問題提起のようでいて、結局は怖いもの見たさの観客の好奇心に訴える「殺人ショー(!)」でしかなかったりして(『シンドラーのリスト』…)、暗たんたる気持ちになるしなあ…。ジャック・リヴェット監督が批評家時代に言った、ほとんどすべてのホロコーストものの劇映画はポルノグラフィーであるという言葉は、まさしく真実だ。もちろん、ロマン・ポランスキーだってそんなことは百も承知だったろう。だから『シンドラーのリスト』の監督オファーも断ったんだろう。それが、本作を手掛ける気になったのは、この映画があくまで「生き残った者(たち)」に捧げられたものだったからに他ならない。ほとんどすべてのホロコースト映画が、殺戮を、つまりは「死んでいった者たち」を対象にしていたのに対し、ここでは、運と成りゆきに救われながら生き延びていく主人公こそを徹底して肯定する。たとえどんなにぶざまで、ひとりよがりであろうと、そんな主人公が生き延びた、ただその一点だけで肯定する本作は、逆説的にホロコーストの核心を照射してみせたといえるだろう。…正直、ポランスキーの最高傑作とは言えないかもしれないけれど、一世一代の代表作であることは間違いない。拍手(ブラボー)!
やましんの巻さん 9点(2003-08-27 13:58:47)(良:4票)
6.これが実話というところに、最大の魅力があるのである。この映画が世界中の人々に訴えかけることはとても大きいと思われる。そして、この映画において一番の主張点となるべきだろう「ユダヤ人」の迫害についてこう見解を示す。小学校では「ベンチ」という物語(一部の教科書)で、中学校ではもちろん歴史の時間に取り上げられるこの事柄。ナチスがアウシュビッツなどで行った悲惨な行為は人類にとって忘れてはならないことである。しかし、第2次大戦中、日本軍(関東軍)も中国の南京で「大虐殺」を行っている事は事実であり、否定できない。そして現在のドイツはこの迫害について学校で半年かけて学習するそうである。さらにこの映画の制作にもドイツは協力している。が、日本はどうであるか考えてもらいたい。一人一人がこの1作の映画から受け取る物は異なるかもしれない。だが、この地球上に生きる人間として、心の中にとどめておきたい一作であることも確かである。
000さん 9点(2004-02-01 19:07:06)(笑:3票)
5.本作は必然的に「シンドラーのリスト」との比較にさらされる作品ですが、スピルバーグお得意の映像的ショックが鑑賞後の印象のほとんどを占め、ラストはベタベタの人情劇に終わってしまった「シンドラーのリスト」と比較すると、本作の方が映画としての完成度は上だと思います。「シンドラーのリスト」はホロコーストにおける凄惨なイベントを数珠つなぎにして披露する作品でしたが(これはこれで、ホロコーストの非人道性を伝えるためには有効な表現でした)、一方で本作においては、ホロコースト真っただ中の生活が克明に描かれます。特徴的なのが死の表現方法で、スピルバーグが「殺される過程」を見せることにこだわったのに対し、本作は「街に転がる死体」によってこれを描いており、このことからも、両者のアプローチが根本的に異なっていることがわかります。また、本作はゲットー内で利益を得ていたユダヤ人や、同胞を裏切ってドイツ人の側に付くことで自己保身を図っていたユダヤ人が少なからずいたことも暴露してしまいます。この視点には驚いたし、ここまで思いきった内容にできたのは、自身がホロコーストの経験者でもあるポランスキーならでは。言い方は悪いのですが、同じユダヤ人であってもアメリカでぬくぬくと育ったスピルバーグでは手の出せない領域だったと思います。さらには、主人公とドイツ軍将校との関わり合いの中で、滅びゆく者の憐れまでを描いている守備範囲の広さ。本当にすごい映画だと思います。。。そして最も印象に残ったのが、シュピルマンがドイツ人将校の前で演奏を披露した後、声を出して涙するシーンです(ほんの数秒のカットだったので、気付かれていない方もいらっしゃると思いますが)。安全な隠れ場所と食糧を探すことのみに集中し、もはや人とは言えない状態にまで自己を追いこんでいた彼が、ピアノを弾くことによって人格を取り戻し、長い間押し殺してきた家族や同胞への思いが一気に噴出したのか?それとも、いつも空想の中でのみ演奏していたピアノをようやく弾くことができたが、その念願の演奏は、よりによってドイツ人のために披露したものだった。芸術家としての最後のプライドまでを自己のサバイバルの道具としてしまった自分が許せなかったのか?なかなか解釈が難しいのですが、たったワンシーンにおいても解釈に幅を持たせたことも、この作品の奥の深さ、懐の広さのひとつの証明だと思います。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 9点(2010-06-27 19:27:51)(良:1票)
4.ピアニストは何もできずに逃げ回っていただけじゃないか、という批判は、当たらない。
彼が「逃げ回る人」であること、直接的に世の中に役に立つ職業というわけではないけれど、私たちにとりなくてはならない「芸術家」であること。この2つは密接にからまりあって彼というキャラクターをさらに強化し、強いメッセージを発しているのだと思います。命の大切さ、と一言で言いきってしまったら陳腐ですが、でもやっぱりそういうことかと。死というものは何も生み出しません。その事実が誰かに何かを訴えるとしても、受け止める側は、常に「いま生きている」側。この映画は、見る人自身の死生観によって、受け止めが極端にかわってくるのでしょう。私にはとても共感できる作品でした。そうそう、配給会社のつける邦題にはひどいものが多いけど、これもその一つ。日本でも、原題「The Pianist」で公開してほしかったと、切に思います。
おばちゃんさん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-03-09 01:05:17)(良:1票)
3.原題はただの「ピアニスト」。そうでなくてもタイトルに惹かれてピアノ演奏を聴こうと映画館に足を運ぶ音楽ファンは多いと思いますが、作品中演奏されるピアノ曲は多くはありません。ピアノ演奏のためにこの映画を見ようと思った方は忍耐を強いられます。でも、そんな忍耐、ナチの脅威に晒されながら逃げまくった実在のピアニストの忍耐には比べようがないでしょう。ナチの暴虐、非人道性はこの手の作品では当たり前のように出てきますがその中にちらりと「ドイツ人だって芸術もわかるし家族もいる人間なんだ・・・。」あるいは「時代が悪かった。」というやるせないメッセージが汲み取れれば映画を見る鑑賞態度は及第点。もちろん、そこは抑えて抑えて表現されています。敢えてネタばれを恐れず言うならば、最後のシーンで主人公が生き延びた喜びを謳歌するかのようにショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を弾きます。彼の両親も兄弟姉妹もみんな殺されちゃったんでしょうに・・・。でも、ラストがショパンの葬送行進曲じゃさまにならないですからね・・・。薄暗い色調の画面の中で展開される主人公の孤独と不安のサスペンスは圧巻ですが、主人公が生き延びたからこそこの映画ができたという事実も見る前から自明・・・。むしろ、生き延びるために主人公同様の壮絶な努力をしながらもあっけなく殺されていったユダヤ人が大勢いたという事実を肝に銘じるべきでしょう。この映画はナチの歴史のほんの氷山の一角を見せ、残りを想像にゆだねているところに価値があると思います。
かわまりさん 9点(2004-01-22 10:49:20)(良:1票)
2.あらん限りの暴力の描写に、多くの観客が幻滅したりウンザリしたり、時には退屈だと感じたかも。でも現実には、これと同じようなことが世界の様々な地域で今この瞬間にも起きている。映画の場合、不快なら目を閉じれば済むけれど、そんな現実からも目を背けていて良いのか・・・?主人公の生き方が、受身かつ強い教訓やメッセージ性とは無縁に感じられる分、むしろ「わたし」が試されているような気がする。どれだけ泣けた、どれだけ怒った、どれだけつまらなかった・・・といった感覚の押し売り的な「量」ではなく、何を考えたのか、を観終わった人に聞きたくなった映画。
中山家さん 9点(2003-11-21 07:22:29)(良:1票)
1.よいっ!こういう映画はあるべきだ!素晴らしい!楽しいわけじゃないけどね
っよさん 9点(2003-04-07 01:15:46)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 499人
平均点数 7.14点
010.20%
120.40%
281.60%
3132.61%
4285.61%
5326.41%
66412.83%
712324.65%
810821.64%
97515.03%
10459.02%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.42点 Review26人
2 ストーリー評価 6.96点 Review26人
3 鑑賞後の後味 5.88点 Review27人
4 音楽評価 8.00点 Review30人
5 感泣評価 6.35点 Review17人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞エイドリアン・ブロディ受賞 
監督賞ロマン・ポランスキー受賞 
撮影賞パヴェル・エデルマン候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞アンナ・B・シェパード候補(ノミネート) 
脚色賞ロナルド・ハーウッド受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)エイドリアン・ブロディ候補(ノミネート) 

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