7.戦場にピアニストがいても、全然似合わないし、何の役にもたたない。 何の役にもたたないけど、彼を助けてくれる人がたくさん居た。 ピアニストは一生懸命生き抜いて、助けてくれたたくさんの人は死んで、 家族も失って、だけど、ピアニストだからピアノを弾くんだな。 【mogu】さん 8点(2004-09-20 15:20:10) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 いま見終わりました。素直に良い作品だと思います。 ただ他の人も書いていますが主人公は少し運が良過ぎですね。 それはともかくとしてこの手の映画は見続けるのが痛いです。 この映画もそうですが途中で吐き気を催すというか。。。 子供は見ない方が良いでしょう。
戦争と言う状況が進行し それが人種絶滅と重なった時にどうゆう過程を経て行くのか?それが克明に描かれています。 主人公は名の知られたピアニスト。家族と共に絶滅収容所に送られる寸前 友人に助けられて生き残ります。その後彼の同胞達は武装蜂起したりますが 彼は何とか生き残る道を選びます。
彼の友人が言います。「逃げ出すのは簡単だよ。しかしそれから生き延びるのは至難の技だ」と。 まさにその通りで彼は生き延びる為に様々な同胞達の善意に縋って 何が何でも生き延び様とします。何度も死に掛けますが それは信念などでは無く
死ぬ事への恐怖や人間の生存本能と言う物なのでしょうか。 ともかく彼の周りで味方が虫けらの様に殺されて行きます。
でも彼は戦いません。恐怖で震えながら割れたガラス越しからそれを見ている。 「無駄死にだ」とも言う。
有る意味卑怯とも取れる行動ですが 自分はどっちなのかと考えれば やはり彼の様に震えているだけでしょう。
つまり戦って死ぬのも人生なら 最後は敵であるナチス将校の哀れみや善意に縋って生き延びるのも人生だと思いました。
彼は敵である若い将校の前で堂々とピアノを弾きます。 悲しく激しく。そして若い将校も心を打たれて彼を助けてしまう。
やがてドイツは敗北します。若い将校はソ連軍に捕らえられ 彼もまた解放されたユダヤ人に「私は戦場でユダヤ人ピアニストを助けたんだ」 と命乞いをします。
この場面が戦争と人間(1個人)の関係を如実に表す場面でしょう。 素晴らしい着想だと思いました。
戦争はかくも愚かしいですが 私達の生きる現在でも適当な理由を付けて戦争を始めてしまう 愚かしい大国が現実に有る。過去に何も学ばずにです。 歴史は繰り返すしか無いのでしょうか?それを考えると少し鬱に成りますね。 そのぐらいリアリティーの有る映画です。 【一般人】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-05-03 00:28:29) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 想像を絶する数々の出来事と奇跡的に生き残った主人公。この映画を見て生きることの重要さを再認識しました。主人公は逃げてばかりですが、逃げるしかないというのが伝わってきて、最終的に生き延びれて本当に良かったという気持ちになった。一方で主人公を助けた将校が助けを請う立場になって生きることを渇望している様子に胸が苦しくなりました。戦争を考えさせるという意味で意義ある映画だと思いますし、シュピルマンが生き残ったからこそこの映画が存在するということを考えるとさらに価値を感じます。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-16 02:20:00) (良:1票) |
4.人種・思想・国境を越えて「音楽」が人々に感動を与える。「音楽」って素晴らしいと讃える映画。 ではなく、 どんな残虐非道なことをする人々にも「音楽」を愛する心がある。その事実、同じ人間であることを哀しむべき映画なのではないか? 【虎尾】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-05 16:35:35) (良:1票) |
3.ちょっと大甘の8点です。でも映画は大変良かったのではないでしょうか?良くも悪くも、とにかく「あるがまま」の現実主義に徹した作品だと思います。この映画の残虐描写や、荒れた街角に所々に無造作に置かれているリアルな死体。戦争において、恐らく日常的なこの映像を淡々と、そして、特に積極的に悲惨さをアピールしたわけではなかった点に、むしろ畏敬の念を感じた。「シンドラーのリスト」は壮大に悲惨だったが、「戦場のピアニスト」日常的に、リアルに悲惨で私は胸が締め付けられた。これが苦手な人は、結局「重くて」、「悲しくて」、「怖い」としか思えないのだろう。それが間違いとは言わないが、その裏にある監督の真の狙いを感じるには浅い感じ方ではないかと思う。そして、残酷なシーンに人間としての「業」を感じ、真摯になったり、過去の日本の行動に思いを馳せるのもこれまた悪いとは言わないが、常にこの手の映画によくある、ナチス犯罪批判や、日本軍の過去の批判論に簡単にもっていかれる人達がいる事への、視野の狭さに暗澹たる気持ちになります。この映画、それだけじゃないでしょう?言っておいて私自身、うまく言えないのですが・・・・・。話変わって、例のオスギのCMは、あんなもん無視してていいと思います。所詮あんな人だと思うので。作品の評価にはまったく影響なんぞ、あたえようも無いでしょう。 <<2004年12月12日のTV放映版を鑑賞した後の追加コメント>>TVで久し振りに本作を見ましたが、2回目の今日は涙があふれました。見れば見るほど、何かもっと凄い、奥深いものを感じる事ができました。 【はむじん】さん 8点(2003-09-09 03:52:32) (良:1票) |
2.映像もさることながら、音の扱い方が秀逸。設備の良い映画館で見たい映画。ブロディのドイツ語はちょっとヘン(役作りか?)。 【Frown】さん 8点(2003-02-18 17:42:55) (良:1票) |
1.正直凹みました。泣くに泣けないとはこのことかと。心に重くのしかかる作品。 【ハト課長】さん 8点(2003-02-17 21:24:53) (良:1票) |