5.《ネタバレ》 【女にうつつをぬかす尻軽青年 武田鉄矢篇。今回のマドンナ:木の実ナナさん。】 とはいえ、寅次郎先生のほうこそマドンナの尻をずっと追っかけてってましたよね。ニ度と言わず三度ほど(笑) ところで、後に山田洋一監督、武田鉄矢がMCを勤める座談会のような番組で言ってらっしゃってましたが、寅さんて実は宇宙人なんだって言ってらっしゃいましたね。 はい、信じますよ 信じますよ だって実際今回、宇宙に旅立って行かれてましたですやんか (派手な演歌歌手のような背広羽織って) 両脇、猿軍団に囲われましてさ(笑) あそこ未知との遭遇とE.T.と猿の惑星がごっちゃ混ぜになってましたよね そんな中でも、源公さん、ノーメイクでもしっかり猿の惑星軍団に溶け込んでいらっしゃいましたね 金掛からずの貴重な存在。後の本人談では、寺で着ている火の用心のようなあのハッピ 全48作中一度も替えを着る事が無かったらしいです。というか、ずっと一着しか用意されてなかったらしいです ホント低コストな役者です。しかし結果、頑張っているからであろうか 竜雷太よりも台詞の数が多かったという事実と妙。でもその台詞ってムッキーとかウッキャーとかそんなんばっかりだという事実と妙。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-03-11 20:02:33) (笑:2票) |
4.《ネタバレ》 松竹歌劇団である。SKDと倍賞千恵子だ。ちょっとはその方面を期待するではないか。(私は加藤登紀子の知床旅情より、倍賞さんのオホーツクの舟唄のほうが好きなのだ。) 今までの設定があるから、さすがに若いころ在籍していたなどは無理としても、ナナと一緒に歌のレッスンを受けた事があるくらいは良いだろう。いつもの夕餉の宴ででも歌ってくれるくらいのサービスを見せて欲しかったものだ。
ナナとグラスを傾けた夜、もうちょっと寅にオトコとしての「肉食さ」というようなモノがあれば、後の展開は違っていたのであろうが、そこが寅のやさしさでもあり弱さでもあるんだろう、『わが道』のつらさだ。 男、というより寅のサガはつらいなあ。
今回はそんな風にタイトルを理解することにする。……まあ、それにしても寅さん、妹の友達ってのは、それはそれで厄介そうだぞ。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-06-12 21:14:36) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 夢シーンでは、いつも真剣にコメディしてる倍賞さんにウケてしまう。今回も実は異星人だったという兄に「えー!そんな!お兄ちゃん!?」という様な彼女の真剣な顔ったら。さて、本編。今回はエンターテイメントな回でした。レビューショー、雨の中の抱擁&キス、そしてナナさんのゴージャスなお顔とボディ!なんとも見映えのする回でした。あの頃は家庭に入ったら夫に尽くす時代ですもんね、難しい選択だ。武田鉄矢は黄色いハンカチな感じだったな。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-09-02 02:40:51) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 「道」がテーマとなっています。芸の道を続けたいマドンナ。それを結婚で無理やり引退させようとする竜雷太はどうなんでしょう???売れっ子を自分だけのモノに囲い込みたいという男の我侭でしょうか?一方対照的に「やめたら後悔するよ」という寅さんに優しさと思いやりを感じます。前半は前方でかぶりつくように舞台を見ていた寅さんですが、ラストでは後方で舞台を見つめ、途中で静かに退席する姿に清清しさを感じます。 <追記>14年ぶりに再見。戦前に出来た国際劇場の老朽化が目立つ。この数年後に取り壊されるので貴重な映像でもある。SKDも凋落傾向だったのでテコ入れ要素もあったのかもしれないが。今見直すと、結婚により仕事を諦めさせられる女の理不尽を描いているとも言える。その事に理解を示す寅さんはある意味フェミニストであり、リベラルな考えの持ち主であるという事がわかる。とはいえ、自分の家に連れ込んで酒飲んどいてのこのフラレ方はシーリーズ屈指のヒドサであり、もちょっと違う描き方ができたのではないかと思うが。 【東京50km圏道路地図】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-03-26 02:56:29) (良:1票) |
1.一作目でさくらは、寅さんを見ても最初誰だか解らなかったのに、本作では、さくらの同級生・紅奈々子は、とらやの店員に扮装(?)した寅さんを見た瞬間、一発で「おにいちゃん!」と気付いちゃう。倍賞千恵子しっかりしろっ! それはさておき、浅草のレビューの場面がたくさん盛り込まれた本作、木の実ナナのドハデな顔立ちとも相まって、なかなか賑やかな作品になっておりますが、華麗な舞台の一方、舞台裏では、年齢的な限界や結婚問題に悩む奈々子の姿があり、クライマックスの彼女の歌(これがまたイイんだな)へと、ドラマチックな盛り上がりのある作品になってます。寅さんの方はというと、後継者問題に悩むおいちゃんの病気をよそに、九州に飛び出して青年に説教したと思えば、心機一転、自分も身を落ち着けようととらやに「就職」してみたり、はたまた仕事そっちのけで木の実ナナにのめりこんだりと、まさに「わが道をゆく」。でもそんな寅さんも、踊りをとるか結婚をとるかという彼女の悩みに対しては珍しく深刻な表情を見せる。自分が彼氏なら、そんな彼女に決してそんな思いはさせないのに・・・。静かに去っていく寅さんの姿にホレボレしちゃうのでありました。一方、武田鉄矢が、寅さんの恋愛指南でも処置ナシという狂言回し役、これが出しゃばり過ぎることのない適度な盛り上げ役で、なかなかの好演でありました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-04 18:57:30) (良:1票) |