《改行表示》 6.《ネタバレ》 今見ても新鮮で衝撃的。江戸、昭和、令和をつなぐ名作。 黒子が黒子に徹せず、なんとあの世へのいざないとして積極的に手伝う当たり超怖い。 生きていくのも義理がらみ、死んでいくのも義理がらみ。はあー現世は辛い。憎いのう、この世は。 ただ、台詞の畳み掛けが小うるさいと言うか、多過ぎ。同じ事をなん度もなん度も。はあー辛い。 【ほとはら】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-04-05 20:26:53) (良:1票) |
5.2人を見守る神に見えた黒衣の演出が印象深い。他愛のない物語で登場人物がのべつ幕なしにけたたましく泣き崩れるくどい演出にはウンザリ。ただ、墓地での岩下志麻の艶めかしさは「凄い!」と感じるもので、ご亭主である監督の元での演技は女優冥利に尽きるのだろうと思えました。 |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 篠田監督の「無頼漢」にならぶ、古典モノ。 さすが篠田監督、古典をこねくり回して、自分の映画にしてしまう。 こんな監督、令和の今、いないね。残念です。 古典を掘り起こせば、ボロボロ傑作が出てきそうなのにね。 岩下志麻が、二役。その演出がまた効いてる。 奪う女と奪われる女。 両者に交わされた、女の意地の勝負。 もはや男の魅力とかじゃないんだね、女にとって大事なのは・・ そこを篠田監督が思う存分に料理する。 見応えある一本です。 昔観た時は、演出に目がチラチラして、イマイチのめり込めなかったけど、 年齢重ねて観ると、いいんだなぁ、これが・・ この時代は、黒澤、溝口を追いかけて、さらなる才能がしのぎを削ってた。 篠田さんもその一人ですね。 【トント】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-04 01:54:47) (良:1票) |
《改行表示》 3.セットや演出が斬新で、観応えのある映像と明快なストーリーが見事にマッチしており、かなり満足! 岩下志麻が美しい・・・ 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-09 14:36:53) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 「日本のシェイクスピア」近松門左衛門の名作をモダニズムの極致とも言える演出で堪能させてくれます。自分は篠田正浩は好みではないですが、本作だけは別格。前衛的ながらオリジナルの基本的なところはきっちりと造っているのが良い。紙屋治兵衛がまた観てて情けなくなるダメ男で、名優中村吉右衛門がさすがの演技で唸らされます。 私の中では戦後日本映画界でもっとも妖艶な女優は岩下志麻だということになっています。若い人たちは『極妻』シリーズのイメージしかないでしょうけど、この人の60年代70年代の作品をぜひ観てください。その美しさ・色っぽさには眼が釘付けになりますよ。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-07 02:31:03) (良:1票) |
1.こういうのをシュールっていうんでしょうね。ストーリーはたいしたことはないですが、こういう作品が陥りがちな難解過ぎるという欠点につながっていないと思います。映像でここまで引き込むというのはすごいです。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-05-03 11:30:23) (良:1票) |