5.字幕が欲しかった・・・。特に子供が何を言うとるか分からん。(^_^;) 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-12 11:48:14) |
4.木下恵介は、ちょっと離れて平行移動する二人を描くととてもよく(『野菊の如き君なりき』など)、それの絶唱とも言うべき最高の成果が、本作の修学旅行の場。食堂で働く松っちゃんを大石先生が訪ね、嬉しさと恥ずかしさが混ざったような松江が距離を置いてもじもじしている。大石先生が去るとたまらず飛び出したものの、旧友たちが先生へ走り寄ってくるのを見てサッと身を隠す。たまらないシーン。そして次にとぼとぼ歩く松江と、旧友たち・先生を乗せた船とが平行移動していく名場面になる。心象風景がそのまま抒情の極致となり、画としての構図もピタリと決まった。またチョイ役ながら、食堂の女将、蝿叩きを持った浪花千栄子が絶品なんだ。この映画の長さは、唱歌が流れるシーンで歌をたっぷり入れているので膨らんでいるところがあり、欠点と言えば欠点なんだけど、作品ごとに趣向を凝らす監督が本作では、唱歌が軍歌に勝利する歌合戦っていうような試みをしたと思われ、ロングを生かした画面もあいまって、そこにじっくりひたれる世界を作り上げている。木下恵介はコメディで最も才能を生かした監督だと思っているが、本作は抒情の作家としての代表作になった。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-04-12 09:46:14) (良:1票) |
3.高峰秀子に尽きる。戦争がだんだんと暗い影を落としていく様子が伝わってくる。歌をうまくアクセントにして、唱歌と軍歌で色を変えている。しかし少々くどいか。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-23 19:58:25) |
2.タイトルは超有名にもかかわらず,30代半ばで初めての鑑賞.単純に「教師もの」として評価すれば,熱中時代や教師ビンビンにはおよばないという感じ.ただこの作品には,「戦死」というキーワードが重ーくのしかかっていてそんな単純な尺度では比較できないんでしょうね.火薬の量やグロテスクな特撮で圧倒してくる戦争映画とは真逆に位置する感じですが,海の向こうで起こっている戦争の存在を非常に強く意識せざるを得ない作品でした.汚い白黒映像でごまかせれているのかも知れないのですが,主役の女優さんの20年後の姿があまりに自然で不思議でした.また,船の上で女の子が独唱するシーン,久しぶりに聞き入ってしまいました. 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-19 15:52:01) |
1.原作を既に読んで結果がわかっていたので、そんなに感動はしないかなと思っていたけど、やっぱり映像になると感動しますね。この映画は歌がとても効果的に使われているのでなおさらです。勇ましい戦争映画よりもこういう静かな反戦映画のほうが現代社会においては見るべき映画だと思う。 【こまごま】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-03-30 22:12:20) (良:1票) |