5.映画自体は、非常に楽しめた。俳優も、音楽も、映像も一級品。ただ気になるのは、アウシュビッツがあまりに「お気楽」に描かれている点。父親のおかげで、収容所は、ジョズエにとって、終始「ゲーム」の世界であり続けたのだろうと思う。アウシュビッツは彼に何のキズも残さなかった。それは、幼児期の楽しい一体験の過ぎない。ところが一方、ジョズエの見えない所では、数多くのユダヤ人が虐げられ、殺されていたはずである。しかし、その「裏の世界」が、ほとんど感じられなかった。直接的に体感できるのは、せいぜい、主人公の死ぐらいだろうか。それさえも、ラストの母親との再会で昇華されてしまうのだが・・。アウシュビッツにせよ、何にせよ、歴史的に重大な問題を扱うのは、作り手にとって、かなりの慎重さが要求されるものだと思う。なにより、アウシュビッツは、すぐれて「現代的な問題」なのだから。この映画を、フランツ・ファノンが観れば、何と言うだろうか。 【貫素】さん 7点(2002-03-09 14:56:05) |
4.ロベルトベニーニの早口が非常に気になりました。吹き替え版で見ればあと1点上がっていたと思います。話は好きですが、最後の殺されてしまうところはもっと大事に1シーンとして撮ってほしかったです。 【Zac】さん 7点(2002-02-09 21:24:09) |
3.前半と後半の違いに少し驚いたけど普通におもしろいです。オレ的には前半の軽いノリの方が好きです。あとどうでもいいことだけどあの呪文みたいな手の動きをみてスラダンの桜木花道を思い出しました。。。 【バカ王子】さん 7点(2002-01-27 14:14:09) |
2.ドイツびいきの私はこの手の映画を見るのは複雑な心境です。(心無しか劇中のドイツ語が下手だったような)それにしてもこの映画父ちゃん最高!出番少ないけど母さんもイイ。あんな時代だけどジョズエ君は幸せだと思いました。 【あっちゃん】さん 7点(2002-01-03 12:15:54) |
1.評判のわりに、・・・というかんじでした。確かにお父さんの頑張りには目を見張るものがありますがちょっとやりすぎなきもしますし、最終的に死んでしまって、終わりもちょっと・・・でした。 【たつや】さん 7点(2001-05-05 01:59:40) |