《改行表示》 4.《ネタバレ》 見ている途中までは、依頼人と弁護士のロマンスが嫌だった。こんなものはいらないし、女性が(男も)安っぽくなってしまうのにと思っていた。しかし最後まで見てやっばり男が犯人だったの映画ではないことがわかる。「愛していたのに・・・」が生きてくるのだ。ネタバレと個人的見解で少々書きづらいが、女は男が入ってくるのを予想して拳銃を用意していた。そして自分を守るためだけでなく、とどめさすまでぶっ放した。裏切られたからの復讐、りっぱな犯罪だと思う。罪には問われないと思うが・・・。 映画としてはおもしろいが、陪審員制度の怖さ、状況証拠によって右にも左にも動く怖さを感じる。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-28 00:52:26) (良:2票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 この映画の見どころは、真犯人が誰かではなく、ラストシーンの女性の感情。それまでの法廷シーン等は、いわば前フリ。でも法廷劇としての展開があまりにも上出来過ぎて、途中まではどうしても法廷モノ・推理モノの視点で観てしまい、そのせいで弁護士と依頼人の恋愛模様が余計なものに思えます。最後、正当防衛ではなく、愛に対する裏切りで引き金を引くという、女性の悲しさ・憎悪を描いたラストシーンなのに「“犯人はやっぱりこの人だった”だけの映画」に見えてしまうのがもったいないですね。 この映画、ずいぶん昔に観た覚えがあり、「二転三転するおもしろい法廷サスペンス」という記憶が残っていましたが、ひさしぶりに観たら、ラストシーンの意味や制作者の意図が、今ようやく理解できたように思えました。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-11 11:41:34) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ミステリー、法廷ものは本当に面白いです。ほとんどと言っていいほどはずれがありません。この映画も見応え十分でした。 確かに、過去の冤罪を悔いているのなら、もう少し自分の担当する仕事に慎重になるべきで、依頼人と恋仲になるなんて言語道断。そこは気になるところではありますが、それを差し引いても面白い。 最後のどんでん返しは似たような映画がたくさんあるせいですぐに読めてしまったものの、それに気付かせる小道具がタイプライターの壊れた[t]というのは最高に良い。 法廷シーンは次から次に証人が喚問され、検事も弁護士もやり手なのでかなり面白い。オチが読めても鑑賞に堪えうる、秀逸な法廷サスペンスだと思います。見て損はないでしょう。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-12-17 04:29:20) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 自宅のベッドの上で全身黒ずくめの男を迎え撃ち、殺してしまった女弁護士。「なぜ…」とつぶやくと、自らの軽率な行いと悲しき運命に絶望し、ピストルを口にくわえて静かに引き金を引くのであった。…とそこに激しい足音が。駆けつけたのは昔馴染みの探偵。部屋に入るなりすべての事情を察し、「なんてことを…」と女弁護士の亡きがらを腕に抱く。…と、今度はゆっくりと階段を上ってくる足音が。ドアを開ける音に探偵がハッと振り向くと、そこにはもう一人、全身黒ずくめの男が立っていた。探偵「誰だ、お前は!?」黒男「お前こそなぜここに!?…ってか、ここの状況は、こりゃ何だ?」…と会話が交わされるのとほぼ同時に2発の銃声がこだまし、そしてこの家に再び静寂が訪れた。しばらくすると、家の前の道路にクルマが止まり、用心深く家の中に入ってくる人影が。半開き状態のドアを慎重に押しながら入ってきた男は、惨状を目にするなりビクッと肩を震わせ、「一体何がどうなっているんだ…」そして視線をもう一周させると「この全身黒ずくめの男たちは一体何者なんだ?」と、自らも全身黒ずくめのまま疑問に思うのであった。(この物語はフィクションです。実在の映画や登場人物とは一切関係ありません) 【Pewter All】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-05-16 16:25:41) (笑:1票) |