4.《ネタバレ》 【IT】実態が無く、見る側の恐怖を具現化したもの。それでもナイフを渡すことくらいはできる。ピエロの姿で現れることが多い。特定の人物にのみ見える。池、小川、水路、下水道、水に関係するところに出現する事が多い。7人が特によく目撃するのは彼らが”弱虫”で怖がりだから。恐怖におびえた人間を食べて生きている。バラバラ殺人が多い。巣に捕えて、蓄えておくこともある。特定人(ヘンリー)に憑りついてその人を意のままに動かすことが出来る。その姿を見たことや記憶は徐々に薄れてゆく。ITの影響は町全体に及び、過去の忌まわしい事件も人々の記憶から失われている。正確に30年周期で出現。ITは実態が無いが、本体は存在する。本体は蜘蛛に似た化け物。【弱点】①団結に弱い。恐怖が薄れるから。②銀の弾に弱い。その人の思い込みによる事で、信じることができれば何でも効果がある。【大人の七人】①一人が監視役として残り、他は町を出た。町を出るとITの影響が薄れ、トラウマを克服し、再対決可能まで心の成長を促すため。②残った一人はITの影響で死の考えに憑りつかれ、10年前に自殺をしそうになった事がある。そのとき下水道で銀の弾を発見し、記憶を取り戻した。③全員独身か、結婚していても子供がいない。子供がいるとその子はITに憑りつかれてしまうため。無意識に回避している。④トラウマを克服できなかった一人は、恐怖から自殺。⑤子供の頃にはITに吸引器の酸が武器になったが、再対決では効かなかった。信じる心が足らなかったからだろう。⑥ベヴァリーは暴力的な父への恐怖を、暴力的な恋人と決別することで克服できた。⑦ビルは銀色の自転車でITから逃れることが出来たと信じていたので、最後自転車で恋人を正気に戻すことが出来た。【感想】スティーブン・キングの幼少体験が濃く投影された作品。子供たちの演技は文句なし。幼少時の原始的な恐怖、実態がつかめず徐々に迫ってくる恐怖が見事に描写できてる。大人になってからのキャラに魅力が無い。対決するために町に戻ってきたのに、どんちゃん騒ぎなどして、緊張感が途絶するのが残念。対決ムードになってない。対決するのは分っているのに、最後近くまで弱腰なのも欠点。化け物の造詣が平凡。対決もあっけなく終了。制作がCG技術が確立されていない時期なので仕方が無いか。余韻の残るエンディングは秀逸。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-30 03:39:29) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 180分も耐え凌いだんだから、一言で終わらせたくない。 長文行きます。レッツ・ゴー
あれを倒し、少年期を過ぎ、町を離れ、方々に散らばっていった彼らたち7人はその後幸せだったのか否かを検証してみたい。
①ビル、まあまあ。 ②ベン、そこそこ。 ③ベグ、確実に不幸せ。 ④マイク、微妙。 ⑤スタン、普通。 ⑥リッチー、(なんか腹が立つんだが、こいつ一人だけ充実してそう)幸せそう。 ⑦エディー、どちらとも判断しずらいとこなんだが、喘息治ってないのがお気の毒。
ではと、30年後に再びあれとの対決を終え、その後、彼らは幸せになれたのか(なれるのか)否かを検証してみた。
まずは、スタン、 この人、論外。以下、6人、
①ビル:きっと幸せ取り戻してゆくのでしょう。オードラと。ラストシーンは感動的でした。 ②③ベンとベグ:誰もが願ったカップル誕生!きっと幸せ取り戻してゆくのでしょうお二人で。 ④マイク:死にかけやしましたが、街の灯台看守役を終え、これからの自由に期待。 ⑥リッチー:(なんか腹が立つんだが、こいつ一人だけ充実してそう)もうどうでもよいです この人は。(うるさくてキライ) ⑦エディー:やべえよ、童貞のまんまで死んじゃった。
と、ここで注目!ここで衝撃だったのが、エディーがあの歳まで誰も愛する事出来ずに童貞でご出席して来た事。 そして一生、異性と愛を交わすことなくお亡くなりになった事。 これはあまりに気の毒な設定。できれば自分はエディーになりたくない。(自分だったらビルかベンにしてくれ)←って贅沢な。
だけど、そこで更なる検証。 ここから先は、原作を読まれた方から教わった知識なんですが、このTV版。 180分もあったわけだが、実は原作から映像化される際にカットされていた重要なシーンが幾つかあったとのことなんですが、 それがあまりに衝撃的で受け入れ難いものであるんですが、とりあえず、そういうことらしいので一つご報告。
実は、あれを倒した後、子ども時代の負け犬クラブは用水路から抜け出せなくなってしまい、そこで彼らのとった行動がすごいらしいんです。 その時、ベグが全員に対する愛と表し、そして何より真の意味で彼ら自身が大人になったことを示すためのシーンとして、 ベグが負け犬クラブの全員と、一人づつ順番に性交してしまう描写があったらしいということ。(子ども達のくせしてなんて破廉恥な。) そりゃそこ映像化出来ませんよね(納得だ。)
でもこれはあくまで、原作を読まれた方から教わった知識なので(わたしは原作読んでませんし、読まないし、) 実際のところはどうなのかというのは分かりませんが、とにかく それを伝えられてショックを受けたうちの一人なんです自分。 そんな意味では原作からのネタバレ恐るべし、スティーブン・キング恐るべし。ベグ恐るべしって感じですよね。 でもそれが真実なのであれば、映像版との辻褄合わなくなってしまってますよね エディーは童貞ではないってコトですか?はぁ? まあでも、そうだったらしいとはいえ、あの時代の子ども達が合体し合える下半身や知識を持っていたかというと そこはいぶかしげな問題となってきますので そこは性交ゴッコ程度のものであったのだろうし、とすれば、やはり、エディーは童貞 彼の発言に間違いは無かったということなのでありましょうが、まあ皆さん、そんなことはどうでもいいですか? どっちです? 【3737】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-12-24 15:41:59) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 これは非常に見ごたえのある作品です。 なんたってスティーブン・キングの小説の雰囲気が見事だと思う。 僕がスティーブン・キング作品の映画版に求める雰囲気そのものです。 平穏でノスタルジックなアメリカの町の雰囲気が心地よい。 そしてスティーブン・キングの映画にある少年時代はなぜこうもヤバイのでしょう。 誰しも心に持つ少年時代の風景が忠実であると思います。 少年時代は永遠に続くようであり、まるで冒険のような毎日です。 そして強い友情があり結束があり、強敵と立ち向かうその美しさ。。。 スタンドバイミーでも少年時代がヤバいのですが、この作品も地味にヤバイです。 非常に良いです。 それからピエロ(イット)の強烈な邪悪な存在感です。 あれは子供の持つ恐怖の象徴を上手く表してると思います。 笑い声とか表情は忘れられないです。迫力あります。 実は高校のころにレンタルで見ていますが、シャワーシーンが強烈に忘れられないです。 それから橋の下の森の場面が、自分の中では子供の頃の近所の遊び場と被りまして、強く印象に焼きついています。 サーカスの音楽は異様過ぎます。かなりブッ飛んでて怖いです。 日常に存在するピエロ(イット)がヤバ過ぎます。 そして大人になっても、見えないものに対する恐れがあれば、大人になったって冒険はあるみたいです。 子供の視点での恐怖と妄想的なところ、それが大人になっても引きずる感じが凄く出てて良いです。 イットは死なないのだと思います。 それは人の子供の心の中にあるものだと思うからです。
長い。しかし僕はそこが良い。キングの映画なら。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-02-27 00:26:53) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 これ、最後が不評みたいですけれど、実は原作どおり。問題は、何故蜘蛛の姿かをきちんと説明していないからです(一応原作では、イットを見た全員が一斉に蜘蛛を想像したせいで蜘蛛の姿に閉じ込められてしまったという筋でした)。 【クラウン】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-07-19 19:10:04) (良:1票) |