4.反権力として戦った当時の文化人とその関係者。芸術家達のライバルへの嫉妬や賞賛。目の付け所は中々面白いとは思うんですが、この作品は関係のない話題でその後盛り上がってしまい、今見るとその後の騒動を踏まえて見てしまうので出演者のスキャンダルというのは罪深いなあと。ただでさえ不要と思われる恋愛要素が、さらに無駄に思えてしまって。結局終わり方もヘンテコで消化不要だし。写楽ではなく、蔦谷重三郎メインでリメイクしたら面白いんじゃないですかね。 |
3.やっぱり、みなさんがおっしゃるとおり、消化不良かな・・・。謎の浮世絵師写楽は一般的には二枚目には絶対なれないブオトコ俳優だったと言われているんですが、この作品の中では眉目秀麗の超美男で幻滅してしまいました。美男なんだから、アクロバット専門なら痛い怪我なんてものともせずに二枚目俳優として舞台に立てばいいのにと誰でも考えてしまいますよね。ダイコン役者でそんなことはできなかったって・・・歌舞伎俳優を力一杯描いた写楽の絵の数々を見れば彼が人の演技や性格を見抜く目のある天才だったことは歴然で、なおかつ俳優として大成しなかった(もしかしたら別名で成功したのかもしれないけれど)のは何か決定的な問題があったはずなんです。フランキー堺が演じた何とかというパトロンが死んでしまったなんていう単純なことではなくて・・・それが描ききれていないんですよね。まず、写楽はブオトコだった。私はそう確信しています。それから数々の繊細な美人画を描いたあの歌麿が悪役のように描かれていたのにもがっかりしました。写楽とは対照的な性格だったとは思いますがあれじゃあんまりじゃないですか・・・。作品の内容に関しては文句だらけですが、俳優さんの演技はすばらしく、それぞれ印象に残っています。因みに私がこの映画を見た時、館内は大入り満員・・・場所はワシントンDCのナショナル・ギャラリー・・・ゴッホ展と日本の江戸時代展が同時開催され、ゴッホの花魁像の模写とオリジナルが同じ美術館の東館と西館で同時に公開されたことで話題をまきました。 【かわまり】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-07-07 01:19:20) |
2.「幕末太陽傳」の頃の川島雄三とフランキーのタッグで映画化されてりゃなぁ…。アイディア寝かせておくのも賞味期限アリという事がコレを観るとよく分かる。蔦屋役が遺作となったフランキーの痛々しい演技と友情に報いようとした執念に5点。 【へちょちょ】さん 5点(2004-03-23 01:07:35) (良:2票) |
1.片岡鶴太郎が出演していて、ひょうきん族のイメージしかなかった私としては、こんな面白い演技が出来る人なんだ!と感心したのを覚えています。TV1回見たきりの作品でしたが、可も無く不可も無く、普通に及第点の映画でした。 【はむじん】さん 5点(2003-09-09 06:08:08) |