16.前作から7年。アメリカからキングコングをゲストに迎え、エンタテイメント作品として復活したゴジラ映画。前作でアンギラスと闘ってますが、今作がその後の怪獣対決もののオリジナルでしょう。圧倒的に強いゴジラ。人間味溢れるコング。その対決に人間ドラマがコメディタッチで軽妙に絡み、大変よくまとまっている。その後の作品も常にこれくらいのレベルを維持してくれたらなぁ…。後にボンドガールを務める女優が二人も出ていて、それを意識して観ると贅沢な気分になれます。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-18 22:56:57) (良:2票) |
15.1作目をぬきにしてこの評価。前半は高島忠夫&藤木悠の珍道中が見所で後半は日米2大怪獣の世紀の対決が見所。しかし、有島一郎の存在も見所と言っていい。彼がいなければこの映画の「喜劇」としての魅力は半減しただろう。タコ部長は最高の傑作キャラだ。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2005-03-03 12:53:39) (良:2票) |
14.私がはじめて見たキングコングはこれなのですよ。後にウルトラQでそっくりな怪獣?が出てたっけ。ゴローって名前で(笑)。 【nizam】さん 6点(2004-05-11 12:53:22) (笑:2票) |
13.キングコングって感電死しないんだね。ラストの城を挟んでの攻防は面白かったです。 |
12. これこそが『日本の特撮映画』だ。怪獣側と人間側、南海の孤島と北極海、ビジネスに走る者と愛に走る者、そして当然、キングコングとゴジラ、というように、常に対極を交互に描きながら、それらがぶつかり合うクライマックスへと持ってゆく手法は、古典的ではあるが、観客を惹きつける脚本の王道でもある(他には「モスラ」がそうだ)。細部に荒唐無稽な部分があっても、テンポの良さの方に重きをおいたと言うことができる。特撮映像も、東宝特撮の特徴でもある明るいオープンセットを生かしたもので痛快である。レビューが技術論に走ってしまうと、現代の映画ばかり有利になってしまうが、総体として怪獣映画史上では10点の位置としたい。 なお、最近の怪獣映画で、怪獣に人が殺されるシーンをはっきり見せたからリアリティがあったという感想があった。監督側も、過去の映画のような暗示はもどかしい、ナマで見せてしまう方が客が喜ぶということだろうが、そうやって観客を呼ぼうという目論見は、より強い刺激を求めるマニアを満足させる一方で、他の多くのファンを失わせる、言わば特撮映画ファン人口の「縮小再生産」を生み出しているように思う。いい加減に今の特技監督たちには目を覚ましてもらいたい。「キングコングの逆襲」で円谷英二監督が反対して、あえて赤い血を流させなかったことをもう一度思い直すべきである。 |
11.ゴジラ勝つかキングコング勝つか、世紀の肉弾戦実現成る!これぞ怪獣プロレスエンタメの極致。おーっと、加えてわが日本の“笑撃波怪人”多胡部長の乱入!で面白くないわけがない。コマーシャリズムに対する風刺も上等! 序盤はゴジラ優勢でコング実力を発揮できず押され気味。だが中盤、雷撃を受けパワーアップのコング猛然とラッシュしてゴジラを圧倒。終盤は両者もつれ合いリング下ならぬ海中に没す。プロレス常道の両者リングアウトうやむや決着?はたまた最後、海上に浮上したコングの優勢勝ち?ラストシーンのこの謎には議論ありか。 後の怪獣バトル路線を確立した本作。さすがのゴジラも先輩怪獣のコングに一目置かざるを得ない結末だ。強豪同士の対決はお互い死力を尽くして両リン引き分けか反則がらみで試合終了、というプロレスのお約束と同様の展開で、予想通りドローながら内容は十分満足。コメディー的展開もまた満足。 【風小僧】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-01-31 17:20:17) (良:1票) |
10.子供の頃、何回も見た筈なのですが、あらためてDVDで見直すと覚えのないシーン沢山(テレビ放映じゃあちこち切られてたりしますしね)。こんなに盛り沢山な映画だったとは。基本がコメディなので「あはは」と笑って見てられる一方、ゴジラが現われて電車から避難するシーンなどは、ゴジラがどんどん迫ってくるぞ、って恐怖感が結構あったりして、ああ、今だに見る「怪獣が来るぞ!」って悪夢はここらあたりが原点かぁ、と。『ラドン』もそうでしたが、地球温暖化って、この頃既に取り沙汰されていたんですね。ここでは冷凍化されて閉じ込められていたゴジラが目覚めるきっかけとしての要素、って程度の扱いではありますが。日本人が黒塗りメイクしてるアダモちゃん(古いか・・・)みたいな原住民とか、懲りずにいちいちピンチに陥る浜三枝とか、対戦をさっさと諦めちゃうキングコングとか、ゴジラにキングコングを対戦させちゃおうと真剣に作戦組んだりとか、平田昭彦の博士がいちいちもっともらしい事を言うけど役には立ってないとか、狙ってるんだかマジなんだか判らない面白さが楽しく、退屈せずに見られました。もっとも、ここでキングコングに影響されちゃったのか、ゴジラのボディランゲージが出始めておりまして、以降は随分とゴジラも人間的な仕草をするようになっちゃいましたね。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-18 00:26:45) (良:1票) |
9.哺乳類の王者・キングコングと、爬虫類の王者・ゴジラはどちらが強いのか?という誰しもが決して考えない夢の対決が、ここに実現。ついでに軟体動物頭足綱の王者・大ダコまで登場というのがたまらない。前半の冒険物語のショボさは涙が出るほどだけど、それでも大ダコ大暴れシーンでは、ストップモーション(とおぼしき)特撮を(ごく一部に)駆使し、なかなかの迫力、うれしくなっちゃいます。後半にはいよいよキングコングとゴジラの死闘!キングコングの造形美には、これまた涙が出ちゃいます、ああ、ショボい。北京原人の逆襲なみ、クイーンコングなみ、キングコング(’76)なみ。じゃあ、標準レベルじゃないか・・・。それはさておき、この両者の死闘が、まさに日本中を股にかける、といった感じのスケール感あふれるダイナミズム。細かいカット割のスピード感。スーツアクターの大熱演もあって、ああなんでこんな変な戦いに興奮してしまうんだろう、とつい悔しくなっちゃうほどの興奮を呼びます。ゴジラの尻尾による「水面蹴り」など心憎く、もしかしたら故・橋本真也も参考にしたのか?とすら思えてきたりすると言えばウソになるが(どっちやねん)。実は昔は、キングコングの造形のヒドさ故、拒絶反応が出て、どっちかというと苦手な作品の部類だったのですが、久しぶりに観たら、いや、観ててちょっと燃えちゃいましたよ。ところでなんでもいいけど、この映画の結論が「人間は改めて、動植物の自然に適応する生命力に学ぶべきだ」というセリフだなんて、これまた一体、どうしたらそんな結論が出てくるんだ??? 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-17 23:49:15) (良:1票) |
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8.何を隠そう、私が最初に見たゴジラ映画です。その後、年々ゴジラの顔と形が微妙に変化していきますが、特に違和感はなく受け入れられました。今でも結局、このゴジラが私にとって「正統」ゴジラですね。しかし、そんなことより、この作品に限れば、何といっても問題はキングコングでしょうね。今考えると、これはまずかったんじゃないかな。あのコングでは、オブライエンを崇拝するコング・ファンの怒りをかったと思いますよ。特にアメリカ人のファンは「あんなのキングコングじゃない。」と、密かに復讐を誓った者がいたに違いない。もちろん、その一人がエメリッヒだろうな。 【パセリセージ】さん 9点(2004-09-23 09:02:02) (良:1票) |
7.これは怪獣映画の原点です。キングコングとゴジラですよ。すばらしい。どうもキングコングが劣勢なので応援したくなりますが、どこまでもクールなゴジラもすてき。 【杜子春】さん 7点(2004-06-28 22:18:59) (笑:1票) |
6.小学生の頃劇場で観て大感動!!以後劇場で6回見たのを含めてビテオの無い時代にテレビ放映ではほぼ全回観ていました。もちろん今はビデオで時々観ています。当時の特撮にしては丁寧に作っていると思われる場面を一つ。キングコングが手に持った木を根っこの方からゴジラの口に突っ込むシーンで、安上がりに作るならゴジラが木を吐き出すか手で払うところですが、本編はゴジラが木を口に突っ込まれながらも火炎放射を吐き、口の中で木が燃え出し、キングコングの方から木を放してしまいます。マニアックアァンの個人的点数として10点です。 【ダルコダヒルコ】さん 10点(2003-11-26 01:29:14) (良:1票) |
5.ゴジラ「VSもの」の中では一番面白かったのがこの作品。冒頭の島民女性の巨乳ブルブルダンスは当時としてはさぞかし衝撃的だったろう。下手なアイドルビデオより十分オカズになります。 【海野やよい】さん 8点(2003-11-22 18:58:34) (笑:1票) |
4.まぁーとにかく、人間味溢れるキングコングには笑わせてもらいました。とくにコングが、ギャーギャーうるさい浜美枝を掴まえて、国会議事堂で雄叫びをあげるシーンは大いにウケた。だけど、よくよく考えるとコングも気の毒なもの。せっかく大ダコをやっつけて人助けをしたものの、日本くんだりまで連れてこられる。しかもゴジラと闘わせられるわで、冗談じゃない! ! …って感じ。格闘シーンはゴジラに押され気味のコングなんだが、キャラと存在感ではコジラを完全に喰っていたゾ! ! 本多猪四郎&円谷英二の手による家族向けパロディ映画ということで、6点。 【光りやまねこ】さん 6点(2003-11-09 17:29:41) (笑:1票) |
3. 日本特撮界のパイオニア円谷英二も矢張りウィリス・H・オブライエンに魅せられし一人であったコトをカミングアウトした歴史的な一作。日本が世界に誇る怪獣王「ゴジラ」とオブライエンが創造した偉大なるモンスター「キング・コング」の夢の対決!!にワクワクしなかった当時の子供など皆無だったに違いない。が、しかーーーーーし!な、何と現れたコングは今イチ冴えない(失礼!)ヌイグルミではないか!!着ぐるみゴジラと格闘するんだから人形アニメが不可能なのは一寸考えれば当たり前なんだが、何にせよ個人的にはココで激しく失望。ハッキリ言わせて貰えば「こんなのコングじゃなーーーーーーーーーーーーい!!!」の一語。対するゴジラの造形が後のマニアをして”キンゴジ”と呼称せしめ歴代ゴジラ中最も爬虫類的イメージを前面に打ち出した秀逸な出来だっただけに実に惜しい!肝心のコングとゴジラの対決も何処かコミカルを狙った演出で重厚さに欠ける上に、どちらが勝っても角が立つと思ったのか結局ドロー(引き分け)に終わる煮え切らなさ。申し訳ないが3点マイナスさせて頂きまする。円谷英二特技監督御免なさい…。 【へちょちょ】さん 7点(2003-10-02 01:47:15) (良:1票) |
2.そりゃあ突っ込みどころは満載だし、キングコングの振る舞いをはじめとしてギャグシーンも多く、完全に“怪獣コメディ映画”と言いたくなる。 今作はシリーズ第三作目だが、1954年の第一作目に満ち溢れる恐怖と悲壮感からは、映画としての気質自体があまりに乖離しているように見える。 けれども、全編に渡ってつくり手の「愛情」を強く感じることが出来る。「娯楽」を真剣に作っているという気概に溢れている。 だからこそ、笑える映画ではあるけれど、決して馬鹿になんて出来ないし、製作から何年経っても楽しめる映画に仕上がっているのだと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-09-29 12:19:01) (良:1票) |
1.良いとか悪いとかは超越して、ガキの頃、夢中になった怪獣映画の一本です。あの頃、若大将シリーズと抱合せで来ていたが、ガキゆえに恋愛ドラマに食指は動かず、ひたすら怪獣映画でした。今観れば、そこかしこに穴は見えるけれども、当時、心から感動させてくれた映画として、敬意と思慕を込めて、甘めの採点です。良い時代でした。良い時代に子供時代を過ごしました。感謝です。 【すぎさ】さん 8点(2003-08-18 21:04:01) (良:1票) |