13.《ネタバレ》 盲目の女性となら、お付き合いができるかもしれない。という犯人の思いつきとそれを行動に移してしまうところ、面白いと思いました。 正直言って、エドワード・ノートンのFBIとレクターのやりとりなんてどうでもいいんです。それよりも、盲目のリーバとフランシスの交際模様のほうがよっぽどスリルがあってドキドキさせられる。 リーバってのは、目は見えないけれど、もてるんですよ。 もしかしたら、〝見えないから〟なのかもしれない。だって、毎朝鏡を見ることがないもの。「今朝はいつもに増してまぶたが腫れぼったい」「ああ、こんなところにもシミが」「こんなに毛穴が広がっていたっけ」などという悩みとは無縁なのだもの。こんなに自信があって自由奔放にふるまえるというのは、盲目であるがゆえの特権といえるかもしれない。 また、彼女のように見えるものに惑わされない女性がフランシスを選んだという事実も、重要な意味があると思う。 これは猟奇殺人をしないではいられなかった変態のフランシスが、盲目のリーバに出会って癒され、二人でどこかへ旅立っていく、という話にしてもよかったのになあ。 もちろん罪の重さを考えると、途中でフランシスが車にはねられて死ぬとか失明するとか下半身不随になるくらいのことがなければ、収まりがつかないけれど。 …ラストのプチどんでんなんか全然なくてもよくて、そのくらいにこの映画はリーバとフランシスのラブストーリーとしての出来が突出して優れている、と思うのでした。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-23 20:51:27) (良:2票) |
12.シリーズの中では少し地味。でも「ハンニバル」に比べると見ごたえのある作品です。 ハーベイ・カイテルがとてもいいでした。この人、日本でいうと蟹江敬三か・・・。 【KINKIN】さん 7点(2004-05-15 22:09:08) (笑:2票) |
11.《ネタバレ》 シリーズ3作目だが、『羊たちの沈黙』の前日譚にあたるストーリーで、ハンニバル・レクター逮捕から幕を開ける。本筋は「噛み付き魔」ダラハイドによる連続殺人事件を扱ったもので、レクターは『羊たち~』同様、獄中から主人公に助言を行なう(と見せかけて、同時に主人公の命を狙っているところがレクターらしい)。全体の構成からして『羊たち~』によく似ており、『ハンニバル』が苦手だった人もこちらは大丈夫だろう。圧巻は、名優たちをこれでもかと揃えた豪華キャスティング。レクター役のアンソニー・ホプキンスは勿論、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、エミリー・ワトソン、ハーヴェイ・カイテル、フィリップ・シーモア・ホフマンと、名前を挙げるだけでゾクゾクしてくる。唯一の不安要素は監督が『ラッシュアワー』のブレット・ラトナーということだったが、それも杞憂だったようだ。『羊たち~』に繋がるラストも巧い。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-01-15 09:46:01) (良:1票) |
10.「羊たちの沈黙」の雰囲気をうまく引き継いでる。また、犯人がただの異常者として扱われずに、犯人もある意味被害者という設定となっており、登場人物一人ひとりが重要な役割を果たしている。良作。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-25 12:08:50) (良:1票) |
9.ヒロインが老けすぎて・・・・あ、いや何でもないです。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-18 01:11:45) (笑:1票) |
8.普通に良く出来たサイコサスペンススリラー映画。 「羊」の映画自体に特に思い入れがない私としては普通に面白く見ることができた。
..最後のシーン、個人的にはちょっとアザとすぎるような気がしたが....ま、シリーズ物のフアンへのサービスとしては これくらいやっていいのかなと。
【あばれて万歳】さん 7点(2004-07-12 11:10:59) (良:1票) |
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7.レンタルで見たけど、3本中もっともオーソドックスで地味な印象。不満としては、クライマックスに行くにつれて、普通のサイコサスペンスになったきらいはあるかなというのが残念。もっと、エドワードノートンとレクター、そして犯人の知恵比べみたいな部分が欲しかった。盲目の女性が圧巻だった。犯人が、なんか食われてたな。なんだかんだで、一応水準点クリアってとこかな?まzまずでした。 【ひろみつ】さん 7点(2004-05-16 15:37:10) (良:1票) |
6.キャスティングは地味だが実力派をそろえた布陣で安定感があり安心して観られました。レイフ・ファインズとエドワード・ノートンの役を取り替えてもまた違う怖さが出ていたんではないかと思った。 敢えて緩い展開に持ち込んで気をそらせておいてあっと気付いたときにはもう遅い。よくあるパターンなのですが完全に気をそらされました。 私なら確実に何回も殺されてます。 こういう映画を楽しむには「先を読まない」のが鉄則ですね。 まあ演出で読まれないように作るのが先ですが。 心に突き刺さってあとまで引きずるものは無かったがそこそこ面白かった。 【Beretta】さん 7点(2003-12-18 11:00:44) (良:1票) |
5.3部作を観て思ったんですがジョディ・フォスターがいて初めて レクター博士が引き立つのでは? 【たま】さん 7点(2003-12-16 11:56:03) (良:1票) |
4.ま~こんなもんかな~と思いきや、レイフファインズの素晴らしい熱演振り!一瞬言葉が出ませんでした。でも、「ハンニバル」よりかエグイなあ~って思ったシーンは多かったけどね。 |
3.《ネタバレ》 以前にビデオで見た時は、無難にまとまっているだけで、特徴の無いサスペンスホラーだなと思ったけど、改めて見てみるとそれなりに良く出来ている作品だと思い直した。
「羊」の続編でありながら、時系列的には前段階のエピソードとして無理が無く、今作が初見の人にも分かりやすいストーリー作りに好感が持てる。
子供時代のトラウマが根底にあるという犯人のキャラ造形はありがちで、身も凍るような異常さも美学も備えてはいないが、その分、リアリティがあり、レクター博士と刑事との三者三様の思惑を秘めた絡み具合がなかなか面白い。
傑作とは言い難いが、あのヒット作の続編という難しい位置付けでありながら、万人が楽しめるようなバランスの取れた佳作。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2003-10-05 19:54:50) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 原作も私はこのレッド・ドラゴンが1番好きです。殺人者が社会で普通に生活している部分も描かれていて、単なる特異な精神異常者というだけではない、それが現実に近いんじゃないでしょうか?俳優も皆、はまり役だと思います。アンソニー・ホプキンスはやはり鉄格子の中にいる方がはるかに凄みがあるし、エミリー・ワトソンも上手過ぎ。娯楽作品としては1級品だけど、共通項がホームビデオだと気付くのが、今となっては遅すぎるような感じがする。あんなに何回も観ていて。普通最初に捜査しないかなあ、とても切れ者捜査官とは思えない。ま、原作がそうだからしょうがないけど。 【大木眠魚】さん 7点(2003-08-29 19:50:43) (良:1票) |
1.エンターテイメントとしてかなり面白い。不穏な空気にみちているし、要所要所で恐怖の絶頂に達するシーンもあります。けれど、犯人の悲壮な心理描写は表層的だし、演出もけっこう扇情的。だから本質的恐怖にはかけると思う。やっぱり本当に怖い思いがしたい人には「羊たちの沈黙」のほうがおすすめ。 【なんじょ】さん 7点(2003-03-28 12:03:58) (良:1票) |