52.新田次郎の「八甲田山 死の彷徨」は何度か読んだことがある。遭難事故は事実だが、新田次郎が脚色しているので、フィクションだと思って鑑賞しないと変な方向に考えてしまう可能性がある。 吹雪で暗かったり、夜だったりするので、誰が誰だか分らん。 「バックカントリーも含めて、冬山には十分な装備と情報を持って挑みましょう」ってことを後世に伝えているわけだと認識しています。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 6点(2025-03-10 15:41:31) |
51.名前だけは知っていた日本映画の金字塔とも言うべき作品を今更ながら鑑賞した。
端的に感想を述べるならば、「無知」は罪である----------この一言に尽きる。 視聴後に、深い溜め息が漏れる作品なのは否めない。
百歩譲って雪山の恐ろしさを知らないのは仕方がないにしても、「山」の恐ろしささえも知らなかったのだろうか。 映画鑑賞後に史実を少々調べてみると、上層部の愚かさが寧ろ滑稽に思えるほどだった。
亡くなった方々の冥福を祈るためにも、この映画を後世まで語り継きたい。 【めたもん】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-10-08 15:25:17) |
50.リアルな映像と迫真の演技であっという間の3時間でした。豪華キャストでしたが、この時代の人達は上手いですね。作戦で何故こんな事するの?ってのがいくつかありましたけど、まーそれはそれでご愛嬌ですね。健さんも変わらずシブかったです。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 8点(2019-02-11 01:25:54) (良:1票) |
49.豪華キャスト。過酷な撮影環境(だと思う。)・・・・ただ、画面がいつも白く、長い映画。退屈。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 3点(2018-12-20 11:45:11) |
48.開始1時間たっても、盛り上がりがなく、退屈。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 4点(2018-03-28 22:06:05) |
47. この映画を観た後の教訓は「雪山を甘く見ない」、これに尽きる。題材からして雪中行軍を描くことは自明だから、厳寒の中で撮影を行ったことは評価するがこれほど長尺にする必要はない。 過酷な雪山の表情に時折見せるレンゲツツジやリンゴの花などが心を癒す。佞武多や桜、菜の花も含め雪山だけでなく四季の移ろいや山野の表情が描かれたのは好ましい。 何事も一度始めると止めることが難しいこの国において、上層部の責任の重さ、指揮命令系統に問題はなかったか等、現代にも通じる問題意識がある。それだけに、リーダー・部下それぞれの心情の描写不足は惜しい。 ラストの老村山伍長(緒形拳)の表情が余韻を残す。 【風小僧】さん [映画館(邦画)] 4点(2017-02-12 18:21:29) (良:1票) |
46.「女性案内人に敬礼」のところが良かった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-08-11 09:44:21) |
45.リーダシップとは何か?を考えさせられる映画。 <追記>10年ぶりに再見。欣也は愚かなリーダーというイメージだったのだが、よく見ると部下の信頼は厚く、慕われているが上司に振り回されてモノが言えない哀れなリーダーだったのだなと。まあ軍隊だから仕方ないけど。一方対比的に描かれる高倉健の方はちょっと英雄過ぎてファンタジーになってしまっているような。諸々の選択の結果も偶然性が高いというか、単純に各々の隊の善悪を決め付ける事もできず、自然の前では人間は無力なのだなあと思わせられる。特に311後だと痛感する。再見で気になったのは加山雄三の存在。常に冷静で空気を読む。上司の前ではしゃばらず、部下に対しても偉ぶらず、あまりリスクもとらない。こういう人が組織では生き残り、出世していくタイプなのかなと。 各々の隊については極端に対比的に描かれているが、どうも史実はちょっと違うようである。この辺についても詳しく調べてみたいなと思った。 |
44.久々に、BSで鑑賞しました..以前からの印象と変わらず、シリアスで、とても真面目な作品..でも、時代を感じさせる、演出がちらほら..青森歩兵第5連隊の幹部や、雪中行軍随行の三國連太郎あたりのキャラが、アホで極端過ぎる..しかしながら、高倉健 の弘前第31連隊は、シビレるくらい カッコイイ!!高倉健 あっての、八甲田山と言っても過言ではない..邦画ファンなら一見の価値あり... 【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-01-19 19:07:28) |
43.新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」の息詰まる迫力というのは、克明な描写がもたらす“記録文学っぽさ”に大いに由来しているだけれど、その一方で、作家の想像による補填というだけではない明らかな創作も多々含まれていて、実際の事件に取材しているとは言え、登場人物の名前は皆、実在の人物から変えられていたりするのですな(その前に書かれた短編「八甲田山」ではまだ、それこそ作家の人生観を反映させるような創作は目立たず、雪山の恐怖を描く事自体に主眼があったものの、この時点ですでに名前の変更が行われている。一部の名前は「八甲田山死の彷徨」でさらに変更されている)。で、まあ、この映画もあくまで、小説「八甲田山死の彷徨」の映画化作品なワケです。青森第五聯隊と弘前第三十一聯隊の運命を、やや残酷なまでの対比をもって描かれるのですが、一方で、やはり役者が身をもって演じる“映画”ならではの、同情というか優しさのようなものも感じさせます。何しろ、雪山ロケの、どこまでが演出なのか(それとも演出など有って無いようなものなのか)わからぬトンデモナイ過酷な光景が延々と続くのですから、「ちょっとイイ話」的なセンチな要素も、映画に入れたくなるってもんでしょう。そのくらい、この映画は、やり過ぎです(笑)。カメラのレンズにまで雪が積もってませんでしたっけか。本当に撮影中に死人が出なかったのだろうか、なんぞとついつい心配してしまう、猛烈に我々に訴えかける力のある映画(映画の完成度とか何とかはそっちのけで)。そんな訳で、必ずしも記録文学とは言えない原作に基づいて、ある意味“記録映画”な作品が出来ましたとさ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-09-11 22:29:34) |
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42.ひたすら雪山を歩く映画 【もんでんどん】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-08-08 10:59:22) |
41.撮影大変だったろうけど、映画としては盛り上がりなし、少し退屈。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-07-29 00:00:27) |
40.ものすごく昔に、天は我々を見放した、という台詞と共にその予告編が鮮烈に焼き付いていましたが、何十年という時をこえて今回ついに、初鑑賞することとなりました。感想としては、もっと発狂しておかしくなってしまう人が続出するのかと思っていたら一人しかいなかったのと、高倉健の部隊は無事だったことに、想像との違いを知りました。それにしてもよくまぁ撮影したもんです。スタッフも役者も相当大変だったでしょう。それだけの力作ですから、作り手の魂は十二分に伝わってくるのですが、いかんせんこれは映画です、娯楽作品です、その点を考えるとどうしても回想シーンがあまり効果的になっておらず、むしろくどいし、編集の下手さが目立って仕方なかったです。辛くて厳しいという大まかなことは伝わってくるんですが、肉体的にまた精神的にどう辛いのか、その辺りの描写がもう少し掘り下げてあったら、見ているこっちも一緒になって、凍え死ぬ様な思いになれたかもしれません。大作映画はどうしても「小の描写」よりも、「大の描写」におもむきを置きがちになる悪い傾向がありますね。 |
39.オールスターキャスト登場の日本映画。 緒方拳あたりでもちょい役になっている。
三國連太郎がいい。 一見有能そうで、実は無能の役。 エゴと自尊心だけが強くて、結果的に部隊をほぼ全滅させてしまった。 最後はそれに自分が気がついて、、、、
神田大尉の苦悩と葛藤が手に取るように分かる。 これは、戦争映画というよりは、現代社会の縮図を表現したヒューマニズム大作でしょう。 この演出では、指揮命令系統の乱れが大惨事に至ったみたいな描かれかただが、実際は、本当にありえないくらいの大寒波が真の理由みたいです。 それじゃ映画にならないでのこうしたのしょうでしょう。
両大将の妻役、栗原小巻と加賀まりこの圧倒的な美しさ。 この頃の女優は凛とした趣があった。 案内人役の秋吉久美子も絶品。AKBで楽にセンター張れるでしょう。 今の女優は薄っぺらいね。
【たきおか4号】さん [地上波(邦画)] 9点(2012-12-09 17:08:54) |
38.物語の設定と同じように、実際の冬の八甲田で撮影するという極めて過酷な状況の中でできあがった映画だ。映画は原作と同様に大変な人気を呼び、私の勤務する高校でも学校をあげて鑑賞することとなった。 事細かに雪中行軍に至った経緯が語られ、青森の第5連隊と弘前の第31連隊がともに真冬の八甲田を踏破する計画が進められる。しかし案内人を用い少数精鋭の小隊で編成された31連隊と、大隊長らも加わって統制のとれなくなった第5連隊とでは、計画内容は大きく違っていた。この辺の描き方が実に丁寧で、前半からすでに見応えのある堂々とした映画になっている。 ところが大規模なスケールで始まった映画も、悪天候の雪の中では誰が誰だかわからず、豪華キャストも形無しになっているように思われる。そしてまた、雪の中で彷徨する過酷な重苦しいシーンが続くが、それはまた観客にも同様の体験を味わってもらいたいとさえ言っているように思える。 その中にあって回想シーンがアクセントとなって映画を引き立てている。また全編繰り返し流れる音楽もまた良い。 ただ心配なのは、時代背景や走行ルートなどある程度の知識を持っていないと、ただ単に雪の中を歩く映画に思われてしまいそうだ。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-07-19 06:53:48) |
37.史実をベースにした人間ドラマ。 かなり脚色も入っているようだけど、橋本忍の脚本は相変わらずの安定感があり、 どっしりとした見応えのある重厚なドラマに仕上がっている。 豪華役者陣のキャスティングも素晴らしく、緊張感のある展開に一瞬たりとも目が離せない。 と思ったら、目が離せないのは映像がもの凄い暗く、役者の顔が見えないことも要因だった。 表情が見えない。演技がわからない。顔がスミで真っ黒に塗り潰しているようなシーンもあり、 これはちょっとひどすぎるね。映像で減点だなんて、勿体ないなぁ。 ものすごい集中力を駆使した映画だった。 【MAHITO】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-08-18 18:53:07) |
36.当時、多大な費用をかけた宣伝で、それまで邦画に興味がなかった若者層の観客にも映画館に足を向かわせた、功績の大きい映画。また、同時に映画館に足を向かわせた若者層を含む多くの観客に、宣伝の割にはつまらないと、二度と邦画を観に映画館へ足を向かわせなくした、A級戦犯的映画。 【ダルコダヒルコ】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-05-14 00:13:35) (良:1票) |
35.森谷監督は「海峡」でも感じたことだけど、ロケ撮影の天候の見せ方に徹底した拘りがあるようです。雪中行軍に入ってからは、ほとんど人が判別できません。でも、軍服の雪の付着の仕方を見ていると、何時間も雪の中に居たとしか思えない。凄まじい撮影だったことは容易に想像できます。きっと黒澤明の助監督時代に学んだ姿勢なのでしょう。史実としての遭難事件に脚色が加えてあるようで、この映画から、行軍計画のどこに間違いがあったかを論ずることには意味が無いように思います。話は変わりますが、この映画は一時期、邦画の興行収入記録を持っていた作品らしい。制作費の多くを広告に投下し「天は我を…」という流行語まで生み出した。でも今作が興行収入に見合った魅力を持っていたかというと疑問符が付きます。重い見応えがあるので評価自体は悪くないと思いますが、劇場へ足を運んだ人は満足したのだろうか。よく邦画は面白くないから観ないという人がいますが、こういう大作が持つイメージがそのまま邦画全体のイメージとなり、その後の洋高邦低の流れを作ったのではないかと推察します。邦画ファンの意見でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-11-14 15:50:08) |
34.小学校のとき。大好きで、3回も映画館に行き、”雪中行軍、かっこいい”と、ポスターの雪中行軍の絵を何度も描き、休み時間は友達と一緒に”軍歌ー!雪の進軍!”で廊下をねり歩き、図書館で八甲田山のレコードも借り、雪の中で裸になって発狂してしまうひとのマネを教室でし、先生に笑われ、とにかく、いろいろ楽しめました。うーん、小学生は、何をかんがえているやら。 それから、2008年12月現在、神田大尉は白い犬になってしまった。 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-12-31 16:19:46) |
33.組織の中にいる人間に出来る事は?その組織が軍隊なら出来る事など・・・ 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-12-24 22:52:31) |