4.オールスターキャスト登場の日本映画。 緒方拳あたりでもちょい役になっている。
三國連太郎がいい。 一見有能そうで、実は無能の役。 エゴと自尊心だけが強くて、結果的に部隊をほぼ全滅させてしまった。 最後はそれに自分が気がついて、、、、
神田大尉の苦悩と葛藤が手に取るように分かる。 これは、戦争映画というよりは、現代社会の縮図を表現したヒューマニズム大作でしょう。 この演出では、指揮命令系統の乱れが大惨事に至ったみたいな描かれかただが、実際は、本当にありえないくらいの大寒波が真の理由みたいです。 それじゃ映画にならないでのこうしたのしょうでしょう。
両大将の妻役、栗原小巻と加賀まりこの圧倒的な美しさ。 この頃の女優は凛とした趣があった。 案内人役の秋吉久美子も絶品。AKBで楽にセンター張れるでしょう。 今の女優は薄っぺらいね。
【たきおか4号】さん [地上波(邦画)] 9点(2012-12-08 19:11:08) |
3.リーダシップとは何か?を考えさせられる映画。 <追記>10年ぶりに再見。欣也は愚かなリーダーというイメージだったのだが、よく見ると部下の信頼は厚く、慕われているが上司に振り回されてモノが言えない哀れなリーダーだったのだなと。まあ軍隊だから仕方ないけど。一方対比的に描かれる高倉健の方はちょっと英雄過ぎてファンタジーになってしまっているような。諸々の選択の結果も偶然性が高いというか、単純に各々の隊の善悪を決め付ける事もできず、自然の前では人間は無力なのだなあと思わせられる。特に311後だと痛感する。再見で気になったのは加山雄三の存在。常に冷静で空気を読む。上司の前ではしゃばらず、部下に対しても偉ぶらず、あまりリスクもとらない。こういう人が組織では生き残り、出世していくタイプなのかなと。 各々の隊については極端に対比的に描かれているが、どうも史実はちょっと違うようである。この辺についても詳しく調べてみたいなと思った。 |
2.いっつも見たいと思う映画ではないけれど、時々、思い出したように見たくなる映画なんだな。高倉健さんの格好良さは、まあ、役柄ということもあるけど、やっぱりこの人は、こういう格好良さが内側から滲み出てくる人だよね。でも、印象的なのは、遭難してしまう側の兵隊達の置かれた極限状態で、凍傷とか血尿とか発狂とか、そういうシーンが脳裏に焼き付いてるなぁ。ただ、そんな悲惨さの一方で、規律と礼節を重んじる高潔さとが絶妙なバランスを持っていて、とにかく妙に心に残る映画のひとつですね。 【由布】さん 9点(2003-09-25 22:51:30) |
1.あまり期待していなかったけど面白かった!人間の極限状況を描いた映画だけど、高倉健の中隊と北大路欣也の中隊が対照的で、後者がいかに無茶な雪中行軍をしたかがよくわかった。雪山の怖さをいやというほど教えられた。典型的な暗い日本映画だけど、この作品は本当に考えさせられるものも多く感動できました! 【たなぼた】さん 9点(2003-01-15 20:50:34) |