6.リアルな映像と迫真の演技であっという間の3時間でした。豪華キャストでしたが、この時代の人達は上手いですね。作戦で何故こんな事するの?ってのがいくつかありましたけど、まーそれはそれでご愛嬌ですね。健さんも変わらずシブかったです。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-09-17 21:15:34) (良:1票) |
5.最近、雪が降った日にふと思い出してDVDを借りてみた。小学生の頃、TVで観たときは、雪の中を行軍するのが、どちらの部隊かわからず、ただ中盤以降の阿鼻叫喚がインパクトに残っていました。(寒さで発狂して裸になるシーンはトラウマです)今は組織論としても理解出来、史実を調べてみると興味深く見る事が出来ます。三国連太郎の山田少佐が無能な上司の見本のように見えるのは映画的な脚色であったのでしょう。北大路欣也の心中がクローズアップされてるので騙されてしまいますが、山田少佐の判断は、それぞれの状況では兵たちの士気を重視しており、間違いとは言いきれないです。多くは準備不足に起因する遭難だったのでしょう。高倉健の徳島隊長にしても、史実では案内人に対して、かなり非情な扱いであったらしいです。公開時は案内人に「八甲田で見たことは一切喋ってはならぬ!!」と脅しともとれるシーンさえカットされてますから、役者のイメージと2つの部隊の対比をドラマ的に鮮明にするためだったのでしょう。映像的には雪崩のシーンは本物の雪崩を起こしたというからびっくりです。すごい絵です。夏に公開され、夏に納涼のために見る映画の代名詞的存在ですが、むしろ寒い日に見ることをオススメです。この過酷さを見ていると部屋の中の寒さなんて逆に忘れてしまいます。 【どっぐす】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-13 00:17:50) (良:1票) |
《改行表示》 4.日本の軍服映画の中では好評価できる作品。 学生時代スキーに行った時、吹雪かれて数メートル先が見えなくなる経験を初めてし、この映画のことを思い出した。山の天候は変わりやすい。くれぐれも侮ることなきように。 【Waffe】さん 8点(2004-04-19 04:54:20) |
3.たしかTVか何かで中学か高校の頃に見た。1回みただけで引き込まれてしまった。吹雪の描写に難ありとの意見もありますが、私はこの映画の自然描写に魅せられて、俳優の迫真の演技もよかったので、隊員達の苦労ぶりや、ずるずると深みに嵌って、遭難していく様がとても印象に残りました。あと、高倉健以下のの演じる明治の日本軍の描写なんですが、案内人の女の人に敬礼をするシーンがあったのですが、映画上の演出とわかっていても、この頃の兵隊は本当の意味でかっこよかったんじゃないかと感じました。礼儀も節度もあったのだと思いましたね。(この映画にはそうじゃない人も多く出てますけどね^^;) 【はむじん】さん 8点(2003-09-09 04:23:16) |
2.三國さん演ずる大隊長みたいな人って結構いると思いません?功を焦って余計な口出しをして現場をかき回し、事態を確実に悪化させて抜き差しならぬどん底に周りを巻き込んで突進する馬鹿って。そしてそれに追従するお馬鹿な取り巻きたち。北大路さん演ずる中間管理職は己のベストを尽くそうとするも上官には逆らえず中隊は全滅…。今も昔も繰り返される官僚組織(会社組織)の悪弊ですね。組織に属する人間は必見の映画。上司に持つなら高倉健さん演ずる大尉さん。少なくとも緒形拳さん演ずる伍長でありたい…(人に頼らず自分だけ助かる算段を忘れない、自分の安全は自分で確保)。 【ぶくぶく】さん 8点(2003-05-05 15:10:59) |
1.見ててホントに寒くなった。これを実際にロケで撮ってるからそれだけでもすごいことです。俳優やカメラ、スタッフの苦労はどんなだったでしょうか。こんな軽装備で極寒の雪山訓練なんてのがだいたい人命軽視もはなはだしい。明治の陸軍のアホさかげんが分かります。寒さと疲労で次々死んでいく兵隊たちが可哀想で恐ろしい描写だった。寒さで精神状態がおかしくなるとホントに服を脱ぎ出すらしい。上官が誤った判断をするとひどいことになるというの生々しく見せてくれた。新田次郎の原作も読むとなおいい。 【キリコ】さん 8点(2003-04-08 23:52:22) |