《改行表示》 5.《ネタバレ》 「もし運命ならきっとまた出会える」 恋をして別れを経験する度に、私も自分にそう言い聞かせてきました。 忘れたくても忘れられない恋は、本当に自分を見失いそうになる。 『忘れられそうな新しい恋』を見つけた時は、前向きに頑張ろうと思える。 すぐに怒ってぶん殴るのは、自分の心の傷を隠すため。 強引、ワガママ、自己中なのは、そんな最悪なコトをする自分でも、 相手が自分に合わせてくれるのを見て、自分への気持ちを確認して安心したいから。 なのに、自分の中に残っているのは、元彼の面影や二人の想い出。 前の人と今の人は違うのに、今の人に求めてしまうのは、すべて元彼のしてくれたこと。 忘れたいのに、心の中のどこかで「忘れたくない」と願う自分もいる。 そして気がつく。 「忘れる為に誰かに頼っていては、いつまでも忘れられないのだ」と。 しかし、その存在を失いそうになった時、または失った後に、初めて気がつく。 「自分は彼を愛していたのだ。彼を必要としていたのだ」と。 そして、そういう時に限って神様は『本当に二人は心から愛し合えますか?』と試練を与える。 私は、木の下でおじいさんが言ったセリフを、ずっと忘れないでしょう。 「運命というのは、努力した人に偶然という橋を架けてくれる」 それぞれの想いを胸に努力した二人だからこそ、幾多のすれ違いにも負けず、再び巡り逢うことが出来たのだと思う。 『運命が努力した人に偶然という橋をかけてくれる』ならば、 『幸せとは橋で巡り逢えた二人が育てた愛』なのかもしれない。 この映画のおかげで、主人公の「彼女」と似たような状態だった私も、 「キョヌ」のような存在の彼と、もう一度二人で歩みたいと思うことができました。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-16 17:54:48) (良:7票) |
4.キョヌ的な俺にとってみればこれ以上の作品は皆無と思われ。そもそも他の恋愛モノの様に好きだとか愛してるとか軽軽しく言える方が馬鹿馬鹿しいしうそ臭いと俺は思う。この作品ではその手の言葉が一切出てこない、だけど最初から最後まで恋愛モノである。特に二人でなんかしてる場面は理不尽のように思えるが結構二人とも楽しそうであるのは確かである、まるで夫婦漫才のように。といろいろコメントしてはみるものの本当に言いたいことは「これって・・・似てる、いや、ほとんど同じだ・・・ラスト以外は」だからキョヌの気持ちが良くわかるし、泣けるし、切ないし、本当の幸せを感じる。今の自分を思うと泣かずにはいられない作品でもあります。ここでは10点満点だから10点ですが11点やりたいと思います。いや、12点やります。更新後:DVD買いました。韓国映画など自分がハマるわけない、無縁の世界だと信じていたのに・・・韓国には悪いけど「韓国など日本から比べて遅れていて、結局日本の真似してるだけじゃん」とか思っていた自分が恥ずかしい。日本が無くした良いところが十分に出ている韓国映画は賞賛に値すると今になって気づきました。その中でも本作品は映画界の殿堂入りで永久欠番な作品でしょう。ああ、映画って素晴らしい。 【taron】さん 10点(2004-04-29 21:56:18) (良:3票) |
3.新作紹介とかで見て普通のコメディと思って見ましたので、最後はかなり驚きました。。。まさかあんなラストが待ち構えていたなんて。そして泣きました。ラストプレゼントを見たあとに見たのですが、こちらも最後はとっても涙が出ました。全体的にストーリーもとってもよかったです。なんかいい泣き方ができました。でもあの主人公の男の人はあんまりかっこいいと思えませんでした・・・。 【mako】さん 10点(2004-01-14 13:27:52) (笑:1票) |
2.あまり恋愛モノは見ないけど、これは素直に感動できたし共感もできた。作為的な感じも無かったし、かわいいカップルだなぁって思った。こんな恋愛物語もありなんじゃないかな。 【美咲】さん 10点(2003-11-16 22:35:50) (良:1票) |
1.誰にでもあるはずの、映画にのめり込むキッカケとなった1本。自分にとってのそれはこの『猟奇的な彼女』。映画館には長蛇の列が出来ており、座った席は一番前。スクリーンを見上げる体勢で戸惑ったが、上映が始まった瞬間からは全く気にならず。満員の観客全員で笑い、全員で感動する。どんなにホームシアターの設備が整っていようが、どんなに大きい画面があろうがこの「一体感」は劇場でしか味わえない。決して完璧な作品ではないが、その欠点さえも愛したくなるほどの素晴らしい時間をくれたこの映画、もう一生離さない。 【紅蓮天国】さん 10点(2003-10-12 23:48:38) (良:1票) |