5.テロリストにバスごとさらわれて、乗客同士で殺し合いをさせられて生き残った人を使い捨ての殺し屋にするという実際に起きている事件もあるので、この映画の内容も、ある意味唐突とも言い切れないものがあります。非現実的ではあるけど。
非現実的な状況下において、リアルにブラックユーモアとして昇華する俳優といえばビートたけし。性格俳優としても、すごいなぁ。
リアリティに欠ける殺し合いだったのがよかったのか悪かったのか。 真夏の世の悪夢と思えば、これもありかもしれません。
表現は悪趣味ですが、人類の持つ負の部分として、見ぬふりをして逃げることは出来ない内容でもあります。
なお、4点という低い点数は、映画としての評価です。 この映画は、映画という枠組みとはまた別のところで評価される必要があるような気がします。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-07-15 18:42:45) |
4.ストーリーは矛盾だらけだし、主人公は影が薄い。 でも中学生同士の殺し合いを徹底的に描いて、かつ性描写はゼロ。 要するに、たくさんの客に来てもらえばそれでいいっていう映画。 この映画がきっかけで、暴力シーンが過激でエロはゼロっていう邦画がたくさんできたけど、やっぱり好きになれないなあ。 まあ、これの通常版の公開当時、ものすごく話題になって、自分もレンタル開始直後に見た記憶あるから、あまり人のこと言えないんだけどね。 確かに柴咲コウとビートだけしの存在感が大きく、見ていて楽しい。 でも、主演より脇役が目立ったら、それは映画としては失敗でしょう。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-02-26 17:30:45) |
3.題材からして社会の闇とか、仲の良いもの同士の疑心暗鬼による殺し合いとか、そういう人間のダークサイドに目を向けた問題作なのかと思いきや、見てみたらドンパチとC級メロドラマを(少々老けた)中学生にさせただけというなんともお粗末な内容でした(既に指摘している方もいますが、灯台のシーンだけは良かったです)。一般の中学生が殺人狂に変化するから怖いのに最初からサイコな人間を登場させるなど、素材はいいのに全く上手く調理できていません。(監督は『漂流教室』を読んだことは無いのか)。そもそも、中学生という身近な存在を扱いながら、死を安っぽく描きすぎている点でも長崎小6殺害事件で批判されてしょうがないと思いますが。役者でも柴崎コウと栗山千秋以外はみんなイマイチ。特に北野武はいつも通りの大根ぶりで雰囲気台無しでした。 【マイカルシネマ】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-10-09 21:17:45) |
2.単純に娯楽映画としてオリジナルを楽しんだ自分としては、この特別編はいただけなかった。 追加されたシーンはなくてもいいようなシーンばかりで、あまり意味がないし、結果として作品のテンポ を悪くしている。そして、やはり自分にはこの映画から深いメッセージを読み取ることが出来なくて 字幕のシーンなどはオリジナル同様少し居心地の悪さを感じた。
【新井】さん 4点(2004-02-16 17:23:34) |
1.う~ん、期待が大きかっただけに消化不良。この映画をどう観ればよいか分からない。よく言われるメッセージ性も、チープな殺人シーンと安直な使い古されたエンディングでかきけされていて中途半端。個人的にはもっとドライな方がよっぽど救いがあった。たけしが撮っていたらどうなったんだろう。 |