5.サイコスリラーがはやってた当事、これを初めて観たんやけど、セブンなみに凄いとかなんとかで、期待して観てみたら、つまらんかった。ダラダラしてるし、怖くもないし、催眠術で人を殺すなんて、そんなにビックリじゃないし、第一、ストーリーの意味がわからん所が多々あって、イライラした。それから、何年後かして、映画の記憶もウル覚えになってきた頃、タマタマ深夜、テレビで観たら、なんか、凄い引き込まれて観てしまった。つまり、このように何かを感じる感覚なんて、その時の状況でいくらでも変わる。絶対にかわらんって思ってた感覚も変わった。人の感じる感覚は時にアイマイ。だからアイディンティティも絶対的じゃない。絶対的に信じてた自分すら自分でなくなる事もある。この映画は、そんなアイマイな怖さがある。でも、そー思うのは、俺自身が空っぽだからかも知れない。朝、起きて、壁に×って書いてあったらどーしよう・・って思える映画やった。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-13 10:53:02) (良:1票) |
4.とてもこわい映画でした。 自分自身がそうなってもおかしくないというか、そうならない自信がありません。 映画館にいた斜め前のおたくっぽい太った男性がにやにやしながら観てたのも怖かったです。 |
3.まぎれもない恐怖映画の傑作だ。映像の、スクリーンのいたる所に、禍々しいほどに凶暴なモノが潜んでいる。この映画の怖いところは、全てのシーンが同じトーンで描かれている点である。平凡なホラー映画なら、ここぞとばかりに過剰な演出をしてくるであろうシーンがいくつもあるのだが、黒沢清はどこまでも抑えた演出、引きのショットで描き続ける。潔ささえ感じさせるその態度は、最早見事としか言いようがない。 「禍々しいほどに凶暴なモノ」=「恐怖」 【リンチ】さん 10点(2003-03-30 01:20:39) |
2.僕の中では邦画NO.1です。流行の心理学をふんだんに盛り込みつつも、きちんと恐怖映画として成立している。青髭の話、バス、十字を切った猿、空の洗濯機等の小物もうまく組み合っている。殺される(死ぬ)シーンを一つも描くことなく恐怖を伝えるという困難な作業を黒沢清は良く出来たなあ、と正直感心しました。この映画を見てからというもの、黒沢清の作品のハードルが高くなってしまって、カリスマとかの評価が自分の中で厳しくなっていますが・・・。 【まこ】さん 10点(2003-01-14 02:58:23) |
1. おもろい。最後肉食べてるとこでももこわかった。 【相対性理論2】さん 10点(2002-08-17 23:56:14) |