12.《ネタバレ》 <原作未読>
相変わらずこの監督の作品は突っ込み所が多すぎて、どこから手を付けたらいいのやら。序盤で刺客の非情さを見るために仲間同士で殺し合わせておきながら、その後は皆で仲良く旅行気分(笑)。意味ねー。非情さと任務を遂行する事は別問題だろ。同一目的で動いてんだから、別に仲間同士は仲良くてもいいんだよ。せっかく何年も掛けて育てたのに戦力激減じゃん。今どき「刺客=非情」という固定観念による非合理な設定(漫画「クレイモア」などは、敵には非情だが仲間同士は結束が固いという設定が生きている)。
また、どういう修行をすればあんな超人的な力を身に付けられるのかの説明がまったく無いため、戦闘シーンに説得力が無い。殺陣もショボく、敵が勝手に斬られにやってきてくれるもんだから、あずみ達の何がスゴイのかさっぱり伝わってこない。安易にワイヤーを多用しなかった点は評価できるが、今度は逆に「超人の戦いの割に地味すぎる」という弊害が出ている。どうせリアリティも時代考証も無視したSF時代劇なんだから、もっとカッコイイ演出の仕方が幾らでもあると思うんだけどなあ。必殺技とかさあ、なんとか四天王とかさあ。
途中に出てくる忍者も弱すぎ。この手の世界の「忍」ときたら「闇の世界の住人」だぜ?いわばあずみ達の先輩じゃん。今まで山奥で修行してただけで、実戦経験の少なそうなあずみ達と違って、本当の修羅の道を歩んできたであろう者達が、あんな簡単にやられる訳ないだろ!そして本来なら、そういう相手とこそ一対一での死闘を演じさせるべきなんじゃないの?そこで「上には上がいる」とか、「命のやり取りの恐怖」とかを学ばせることで、キャラの掘り下げとかも出来ると思うんだけどなあ。白塗りのボスキャラもありがちな性格設定(ナルシスト、殺人淫楽症)でラスボスとしての魅力に欠ける。
見せ場の二百人斬りも、単に一人づつ切られてるだけ。監督さん、漫画的な演出をマネるなら、もっと「るろうに剣心」とか「ベルセルク」とか「シグルイ」とか読んで、カッコ良く、かつ凄絶な戦いの演出の仕方を勉強してくれ。同じ漫画世代なのに、ロクに漫画やアニメを見てきてないんじゃないの?あと、何で終わり際がダラダラするのかなあ?余韻を残すくらいで調度いいのに。ラスト間際なのに早送りしちゃったよ。 【FSS】さん [DVD(邦画)] 2点(2004-03-08 17:42:48) (良:1票) |
11.監督は本気でハリウッド進出をするつもりなのだろうか?この程度で?ハリウッド映画も低迷しているが、ここまで落ちていないと思う。私なんぞが言う資格もないが、世界中で尊敬を集める黒澤、小津など日本人監督の名をけなさないで欲しい。ビデオで見たのですが、無理してちゃっちいCG使ってて、笑ってしまった。キャスティングも最悪。原田芳雄、伊武雅刀はいいけど、上戸、金子などの演技力のない若手アイドルを主演にして、作品の質を下げる意味があるのか?客を呼ぶために仕方がないのかもしれないが、製作者自信がこだわりも持たずに、作品の質を下げて観客を優先にしてるから、日本映画は低迷し続けるんでしょうね。 |
10.貴っ様ぁー! 【カワサキロック】さん 4点(2004-01-30 18:02:38) (笑:1票) |
9.この映画は期待をして見てはいけない。原作は1話を呼んであまりのショックにその後読めず、監督は「バーサス」を見て、これまた出来の酷さにショックを覚えていたので、話題作でなければ絶対見なかった。しかし、期待していなかった分、意外なほど楽しめた。なにより監督がバーサスの頃より随分成長していた。はっきり言って人をほとんど描かないあの北村監督が、よくぞ我慢して人を描いたと思う。(ただ、もっと描かないと感情移入はできない。)ストーリー展開も2時間半を感じさせないほど飽きなかった。「バーサス」は飽きたので成長だ。北村監督は少年時代はジャッキーチェン全盛時代のような気がする。見せ場をスローモーションで見せるか、カットを細かく割って見せるかの違いはあるが、やりたいことは「アクション重視」という点は一致するし、ところどころに見せるコミカルな演出もジャッキー映画を彷彿とさせる。だからなんとなく懐かしい感じがした。上戸彩ちゃんも全然期待していなかった割には、よくがんばっていた。そこそこ金をかけたB級映画として楽しめる佳作。監督は大きなこと言わなければいいのに。 【如月CUBE】さん 6点(2004-01-24 17:05:04) (良:1票) |
8.CGは邦画なので仕方ないとして、全体を通して練りが足りていない。原作・キャストなどおいしい要素は溢れていたはずなのに活かせていない。大体に見えてかなり安っぽいアクションシーンに時間を持たせ過ぎている感があり、そのしわ寄せか登場人物達が話の流れに飲まれていた。 上戸あやと美女丸の頑張りに五点献上。 【流月】さん 5点(2004-01-06 00:34:55) (良:1票) |
7.原作のファンの方を中心に不満の声が多いですね。でもこれだけ1点評価がいてもそこそこの点というのは評価が割れるということ。私は夫婦で見たけどおもしろかったと思う。歴史的にもおかしいのは単なる時代小説なら良くあること。大人気の歴史漫画だって時代考証してないの多いから。単純に疲れずにテンポ良く見れておもしろかったというのが評価できる点です。涙や演技は別の映画に求めて、この映画は暴れん坊将軍のような爽快さで十分と思いました。 【moyu】さん 8点(2003-12-27 22:09:59) (良:1票) |
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6.気が付けば上戸彩のフトモモに目が・・・。ストーリーは覚えていなくともフトモモは忘れない。男性の観客を2時間惹きつけるフトモモ恐るべし。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-12-11 18:55:49) (笑:1票) |
5.「日本映画の歴史が変わる」と豪語する監督に漢気を感じ観に行きましたが、口だけの作品でした。アクションを得意としているらしいけれど、そのアクションもテンポ悪く、当然のことながらドラマ部分も役者もおざなり。時おり入る意味不明なギャグ。いったい何を見せたかったのでしょう?原作は割と好きなんですが、どうしてこんなデキの映画になっちゃったんでしょ。上戸彩も金八の時ほどの輝きを見れず。残念です。 【カズユキ】さん 1点(2003-09-15 08:11:12) (良:1票) |
4.じいの存在が非常にウザかった。結局足手まといだし。目標となる因果関係のある強敵に、たどりついて、殺しあう、というカタルシスがもっとほしかった。仲間達のキャラは非常によかった。 【ユミィ】さん 7点(2003-06-14 23:55:34) (良:1票) |
3.200人斬り?それがどうした。そんなんを売り物にするな。(157番目に息子を殺された母より) 【死亀隆信】さん 2点(2003-05-30 20:36:01) (笑:1票) |
2.カメラワーク悪過ぎだよ!あとストーリーに力を入れて欲しかった |
1.《ネタバレ》 原作ファンでも上戸彩ファンでもありませんが、面白かった!まず、全編を通して殺陣シーンが圧倒的に多いので(多分4/5は殺陣シーン)、血が凄いです。『七人の侍』とか『座頭市』とか有名な映画をご覧になった方には物足りないかもしれませんが、私には充分すぎるほどカッコよかったです。ただ、上戸に難癖をつけるのであれば、この映画の見せ場、200人斬に入る前、怒りを露にして200人に斬りかかるのですが、その時のセリフの『貴様~!!!』は、もっと猛々しさがあっても良かったなと思います。眉間にしわ一つ寄らないようでは、観客の心は動かせない。他に、うきは役の成宮の最期のシーン!これはすっごい良かった。文句なしです。それから、オダギリジョー演じる最上美女丸、最高です。笑いながら人を斬り殺していくところとか、変態っぽさが出てていいです。ダメなところは、CG処理がバレバレなのが多いこと。一発でCGと分かるところ(分からないのもありますが)が結構多いので、少しそれが良くなかったかな。あと、話題になっていた200人斬のあと、美女丸とあずみの決闘で縦に360度回転するカメラで撮ったシーンがあるのですが、そのシーンはすごいというより、目が回ります。 【みさえ】さん 6点(2003-05-22 09:55:35) (良:1票) |