《改行表示》 4.話としては分かりやすく、人生の華やかな一瞬をとらえた内容で、楽しく見ることができる。 しかし、かといって、名作たる所以を感じるほどの内容でもない。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2016-05-03 00:07:55) |
3.30年以上前にテレビで「NHK 映画音楽大全集」という視聴者からのリクエストによる映画音楽ランキングの特番があった。2~3年毎(毎年だったかもしれない)に何回かリクエストしなおしてその都度順位の変動はありましたが、確か第1回の時にこの作品の「ただ一度だけ」が2位に入っていた。(ちなみに1位は「エデンの東」)当時、ある程度有名な映画音楽はたいてい知っているつもりだったが、全く知らない映画が2位に入ってて少なからずショックだった。それから何年もたってからレンタルで見つけてようやく作品を拝見できたが、正直印象に残るものはほとんどなかった。ただ「ウィーン会議」と「会議は踊る、されど会議は進まず」は少し勉強になった。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-07-26 00:02:13) |
2.なんの予備知識もなく見たので、時代背景が分からず、大筋をつかむまでチンプンカンプンでした。何せかなり前の映画なので、現代の感覚では笑えませんが、オーソドックスなコメディとして見ていれば、微笑ましく思えます。見終えてから調べて知りましたが、映画で歌われている曲は「ただ一度だけ」なんですね。この映画に使われていたとは、知りませんでした。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-15 23:03:23) |
1.オペレッタはオペラから派生した歌劇で、演劇要素と軽快な音楽を増し、もっと庶民的にしたものらしいです。ミュージカルの源流ですが、定義的にはっきり区別するのは難しいそうなので、ミュージカルの一種として観て差し支えないと思います。本作を観た上での特徴を挙げますと(1)歌の数が4~5曲程度と少なめ(2)芝居から唐突に歌に入るような場面がなく、劇展開はミュージカルより自然(3)個人よりも集団がメイン。などでしょうか。2と3がハッキリしているのは、歌が宴上でほぼ限定されているからです。宴の音楽に合わせて、諸大臣の揺り椅子(空席)が揃って踊るように揺れ、ひとり進行役が議決を読み上げるシーンなどは、音楽と風刺(ウィーン会議はパーティばかりでちっとも進まなかった)の両面の楽しさがあります。しかし、史実の隙間に生まれた物語らしく、大胆な展開には欠けていますね。影武者騒動や宰相の画策などが膨らみきらず、起承転結の起承だけで終わってしまうような、尻切れトンボな印象が残りました。 【円盤人】さん 5点(2004-12-19 18:39:23) |