4.《ネタバレ》 あの旦那と姑に挟まれていてはねえ。女は一度心が離れてしまった男には冷酷なものですよ、実際。「あんたは悪くない」と言える人がひとりも出てこないのだけど、二人を脅迫したあの水兵さんですよ、まったく。やっぱり罪は罪なんだなとも思えるのだけど、あまりにも皮肉といいますか、不幸な偶然、運命から逃れられなかったことが不憫だなあと。ラスト、何も知らず言いつけどおりに手紙を出しに歩いていくホテルのメイドだったかな?「あ~その手紙、ポストに入れないで~~」と懇願した次第です。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-31 00:12:44) |
3.不幸な運命から逃れられない女性の哀れな姿を描いた、いかにもフランス的サスペンス。不安に怯えるテレーズの心理描写は見事です。 【Mr.MONK】さん 7点(2003-12-15 16:27:39) |
2.シモーヌ・シニョレ好きです。姑シルビーが不気味。そして、皮肉なラスト。おもしろかった。 【fujico】さん 7点(2003-09-15 09:01:08) |
1.「天井桟敷の人々」、「悪魔が夜来る」、「北ホテル」、「ジェニイの家」のマルセル・カルネ監督のもう一つの代表作。シモーヌ・シニョレ、シルヴィ(→「舞踏会の手帳」での名演も忘れられません)…、名優達の名演も光り輝きます。フランス第2の都市、リヨンでのロケ、カメラワークも素晴らしい。ラストにかけて一気に緊迫感は高まり、ラストシーンでは、はっとさせられます。原作は、「居酒屋」、「女優ナナ」の巨匠エミール・ゾラの「テレ-ズ・ラカン」、自然主義文学の傑作を映画のリアリズムで表現した傑作です。 【チャターBOX】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-06-04 13:55:53) |