94.《ネタバレ》 結構ハードSFしている。設定そのものは映画然とした物なのだが、この監督はそう見せるのが非常に巧い。 この映画を子供の頃洋画劇場で観たとき、未来はこうなるんじゃないかという確信めいた物を感じた。当たり前だが、そんなわけはない。けど、リアリティがある。宇宙にはこういう生き物がいるかもしれない、それで人間をこうやって襲ってくるかもしれない。で、助けてもらえる方法はない。
閉鎖された空間で説明不能な恐怖に追われるというのは結構セオリーではあるけど、それを感じさせない斬新さは本筋以外のところにつぎ込まれた工夫の数々で成り立っている。その無数の技巧が文字通りエイリアンに喰われているあたり、演出が冴えまくっている。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-11-07 07:43:41) (良:1票) |
93.《ネタバレ》 何10年ぶりに観た事やら・・・。 エイリアンって言ったらその姿からゲテモノ映画のイメージがありますが、これがなかなかどうして正統派のSFサスペンスじゃないですか。 よもやあのおっさんが・・・・。 続編と違って、エイリアン一匹だけってのがまたエイリアンの強さやしぶとさがよく伝わる。 小さいころはただただエイリアンの造形に恐怖していたんですが、人間模様もなかなかややこしかったんですね。 どうでもいいですけどリプリーの半ケツはウケ狙いなんですかね・・・。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-26 20:29:51) |
92.《ネタバレ》 終盤でけっこう長く、登場する人間が主人公だけになってしまうなんてほかに思い出せるのは『2001年』ぐらいで、エンタテイメント作品ではあんまりないんじゃないか。同僚との通信が途絶えてからは、耳にする人の声はカウントダウンの数字の読み上げ、人間の感情の通っている会話がなくなる。これがサスペンスを盛り上げている。それと同時に、剣豪と剣豪とが最後の試合に臨まなければならなくなっているような緊迫も生まれている。ここらへんたまらない(逃げ出すんなら、何も本船爆破しなくても…、なんて考えてはいけない)。無機的な宇宙船と、ヌメッドロッとした有機体としてのエイリアンの対比の映画、と思っていたんだけど、そう単純でもないんだな。エイリアンのヌメッとした頭部は、ラストでは機械のツルッとした部分にまぎれている。破壊されたロボットは思いっきり有機体っぽく白い液を撒いてスプラッターやってる。無機物と有機物が対立しているようで、「向こう側」でつながっている気配もあり、それが本作の「安心できなさ」を生んでいる。あの星で見つけた構造体(エイリアンにかつて襲われた異星人の宇宙船と思っていいんでしょ?)、あれ構造物とエイリアンの巣とがつながってる「胎内」のイメージがあるのが不気味なんだ。その曖昧につながってる感じが、ノストロモ号の機関にまぎれるエイリアンを説得あるものにしており、この映画の不気味さを「向こう側」で醸している。けっきょく姿をハッキリ現わさないエイリアンを特徴づけているのはその歯であり、それが「捕食」という生命維持行為を超えて「悪」のイメージも含んでいるのがちょっと不満。もっと「純粋な生命体」ならではの善悪を匂わせないイメージを生み出せなかったか。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-16 09:54:23) |
91.2012.06/09 鑑賞。何回目の鑑賞だろう。SF作品の佳作。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-09 22:26:13) |
90.ジョーズやスターウォーズなどの影響がアリアリと、当時の流行に乗ったとも言えるが全く二番煎じに終わらない意欲作。洗練されたデザインと、全て見せないことでアンソロジーの生まれる余地を残した展開。マニアックさとキャッチーさのバランス感覚が抜群。細胞レベルで鳥肌モノです 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 04:30:20) |
89.《ネタバレ》 ドラマの性質上、何度も鑑賞すると衝撃度は低下するけど、初めて観た時は【宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない】というキャッチコピーの通り、どぎまぎして鑑賞した記憶があります。
印象深いシーンが多く(卵から飛び出して顔面に張り付く、幼体が腹を食い破って出てくる、アッシュが実はアレで狂ったように暴れる等)、中でも当時ガキだった私には、終盤のリプリーの下着姿が刺激的かつ衝撃で・・・
映画のチラシなんかも集めていた、あの頃・・・ エイリアンのチラシの裏にも、リプリーの下着姿が載っていて、私にはお宝だった訳です・・・失礼。
何はともあれ、SF映画の名作のひとつであります。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-10 17:58:52) (笑:1票) |
88.《ネタバレ》 SFホラーの金字塔。疑う事無き傑作の一つ。LDやDVDで自宅観賞の機会は今迄数多く有ったが、劇場での観賞は1980年の初見時以来、実に31年振り。 前日にアバターをIMAX3Dで観賞した事も有り、シガーニー・ウィーバーの容姿の変化から時の流れを痛感した次第。 それにしても、本作が映画というジャンルを飛び越えて後年の様々な作品に与えた影響は計り知れないとつくづく感じた。 例えば船体爆破を無機質に伝えるアナウンスや、狭い通路を登場人物を追う様に撮影するカメラアングル等々、「どこかで観た事が有る」と思う描写のオリジナルは本作だったと言う事を実感。 思えば31年前、錦糸町のお世辞にも綺麗とは言えない映画館で本作観賞の際、前の列のお方が有ろう事かゲロを吐き、まだ少年だった私は注意する事も出来ず、でも映画の雰囲気とその強烈な臭いが妙に調和していた事を思い出した。対して今回の観賞は綺麗なシネコン。最新の設備で名作を鑑賞する事が出来る我々は幸せだ。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-09-11 18:05:45) (笑:1票) |
87.《ネタバレ》 70年代に打ち立てられた、SFホラーの金字塔です。 今でこそ、気色の悪いバケモノ映画が毎年のように作られているし、 SFを舞台にしたホラーやサスペンスというものも全く目新しくないんだけど、 そういう映画群の、一番最初の作品がこれなわけです。 この作品から全てがはじまった。そういう「創造主」みたいな映画なわけだけど、 初めてにして、もうすでに頂点に達しちゃってるわけです。 H.R.ギーガーによるエイリアンと宇宙船の造形は、魔性的な美しさを放っているし、 79年の作品なのに、今見ても一切のチープさを感じない、驚きのクオリティで作られている。 その完成度とか、怖さの演出とか、そういうのは多くの人が語っているから割愛するけど、 一つ特筆したいのは、乗組員がエイリアンに襲われた時に、次のカットでは引きの画で環境音だけとか、 あの一連のモンタージュが本当に素晴らしいわけですよ。 それはつまり、エイリアンに襲われているときはもの凄く孤独なんだということを現していて、 より一層の恐怖を引き立ててるわけです。 設定もジャンルも美術も造形も、そしてこのモンタージュも、 なにからなにまでパニオニア的な作品、それがこの「エイリアン」なわけです。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-18 22:35:55) (良:1票) |
86.《ネタバレ》 1と2の2本柱のエイリアンですが、自分は1のほうが好みです。不気味さが半端じゃない。腹から幼生が出てくるシーンは当時の技術でもエグイ。閉鎖的空間で一人ずつ目に見えぬ敵に身内が消されていく恐怖は圧巻。ただやはり自分もエイリアンの成長の早さに違和感を覚えます。 |
85.この映画は70年代なんだね。少し時代を感じるが、すばらしい出来だと思う。母船が爆発までのカウントダウンをするシーンがぞくぞくした。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-11-17 00:52:57) |
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84.《ネタバレ》 奇怪で恐ろしい造形にネバネバの体液、強酸の血液。よくもこんなとんでもないモンスターを考えたものです。口の中から口が出てくるなんて・・・ ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男をモンスターの古典とするなら、エイリアンはまちがいなく近代モンスターの傑作でしょう。ただ、当時はここまで後世に影響を与えるキャラだとは思っていなかったけど。 後にエイリアンはぞろぞろと大量発生するのに比べて、この一作目はひかえ目ですが、狭い宇宙船という密室に加えて、乗組員にも反逆者が出るなど心理面でグイグイ迫ってくる作風は真に怖いです。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-17 00:01:49) (良:1票) |
83.当時としては衝撃的な映画でした..ショボさを感じさせない、抑えた演出効果..リアルさを追究した、シブイ雰囲気.. 私の中では、「未知との遭遇」 「エイリアン」 「ブレードランナー」 は、SF映画として特別な存在です... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-06-08 12:47:07) |
82.わっ 成長早い… 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-11 23:26:33) (笑:1票) |
81.宇宙船っていう時点であまり実感がわかないけど、孤独な空間での恐怖ってのがワクワクした。 |
80.あのお腹から出てくるシーン,忘れられません.2作目と比べると地味ですが控え目な作りが効果的です. 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-18 08:54:13) |
79.今観ても全く色あせてませんね。エイリアン以上に制御不能になったアッシュの動きが不気味でした。 |
78.水っぽいエイリアンが苦手でこれまでずっと遠巻きにしてきました。 [岩陰]_・。) え~い!ここで勇気を出さなければ。
そんな訳で最初っから最後まで手に汗握りっぱなしでした。 でも苦労の甲斐あって面白かったです。 乗組員のやりとり、広い船内なのになぜか?の閉塞感、シターシップの美しさなど。
苦手苦手~のプルプルを抑えても観てよかったと思いました。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-09-23 14:29:12) |
77.《ネタバレ》 この映画を見るまでは、ホラーというものから逃げていたんですが、この映画をきっかけに、ホラー道にはまりました。 今見ると怖くないので「ホラー映画はちょっと・・・」というかたのホラー道入門書にちょうど良いです。 しかし、ハッピーエンドなのに、二作目のオープニングでそれを覆してしまうのはなあと思ったりもして・・・ 【ほ~り~ぐれいる】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-01-13 11:34:41) |
76.SF映画として充分楽しめた。 【norainu】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-09 17:22:15) |
75.何だかよく分からない気持ち悪いものが、いきなり現れて1人ずつ殺していく。このシチュエーションに身の毛がよだつ思いをしました。子供の頃は1人では決して見ていられなかったです。 【shoukan】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-08-11 23:31:42) |