ディーバの投票された口コミです。

ディーバ

[ディーバ]
(わたしのディーバ)
Diva
ビデオタイトル : ディーバ/ジ・アルティミット
1981年上映時間:118分
平均点:7.40 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
サスペンスラブストーリーミステリー音楽もの
新規登録(2003-05-25)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-12-12)【たきたて】さん
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監督ジャン=ジャック・ベネックス
キャストリシャール・ボーランジェ〔男優〕(男優)ゴロディッシュ
フレデリック・アンドレイ(男優)ジュール
ローラン・ベルタン(男優)
ジャック・ファブリ(男優)
ドミニク・ピノン(男優)スキンヘッド
ウィルヘルメニア・フェルナンデス(女優)シンシア
原作デラコルタ
脚本ジャン=ジャック・ベネックス
ジャン・ヴァン・アム
撮影フィリップ・ルースロ
配給フランス映画社
あらすじ
 娼婦のナディアはある麻薬密売組織の秘密を握る。その証拠となるテープを持って組織から逃げている。そして、偶然出会った郵便配達員のバイクにテープを隠す。郵便配達員はその事実を知らないまま、謎の組織から狙われはじめる。しかし、郵便配達員の知らない事実はまだ他にもあった。音楽、ラブストーリー、ミステリーをミックスした純愛サスペンス。
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【口コミ・感想】

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1
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5.《ネタバレ》 物語は少し複雑。メインは郵便配達人ジュールとディーバであるシンシアの純愛。ジュールは運命のいたずらで3つの組織に追われる。買春組織の暴露テープを持っていることで警察に。同じ理由で殺し屋に。そしてレコーディングしないシンシアの録音テープを持っていることでレコード会社に。さらに複雑なのは売春組織のボスが、警察の殺人課の上司であること。このため捜査状況が殺し屋に筒抜けとなる。レコーディングテープはベトナム人少女アルバに預けて置いて無事だった。暴露テープは殺し屋に奪われそうになるが、謎の男(アルバの恋人)に助けられる。暴露テープは謎の男が殺し屋のボスに売る。後にボスはジュールを殺そうとして、謎の男に殺される。
◆感情移入を損ねる要素がある。アルバが平気で万引きする。ジュールもそれを咎めない。ジュールがシンシアへの愛の代償として黒人娼婦を買う。ジュールは逃げ回っているだけで最後まで成長せず無力である。主人公なのだから活躍して欲しい。最初は無力でも途中からヒロイズムを発揮するか、知力でピンチを乗り切るかすべき。謎の男に助けられているばかりでは、シンシアの愛を獲得する資格は無い。要するに主人公の印象が薄いのだ。ここが最大の不満点。謎の男ばかりが目立ちすぎる。ジュールがライブを録音し服を盗むのは、幼い愛の表現として許容できる。
◆最大の魅力はシンシアの歌だろう。実に力強い。随所にユーモアの要素もある。二人の殺し屋のキャラも立っている。何でも嫌いな殺し屋は特に印象的。ジグソーパズル、動く波の模型、壁の画、バイクなどガジェットも豊富。構図やマ撮り、彩使いなど映像がスタイリッシュ。
◆不可解な点もある。①レコード会社の人は、テープを探してジュールの家に押し入ったが、何故テープをずたずたにしたのか。腹いせだろうか。また謎の男から違うテープを渡されるだけだが、何故確認しないのだろうか。②最後の場面、唐突に無人の舞台となる。説明が欲しい。テープが途中で止まって、また始まるが誰が操作しているのか。③謎の男は、テープを売った金をどうしたのか?
◆ミステリー要素も恋愛要素もそこそこの出来で、良くまとまっている。アクションは陳腐。普通に考えれば、ディーバが狙われてジュールが助けるのだけれど、意表を突く展開が好ましい。本筋と離れた部分で、謎の男と不思議少女の抜群の存在感が映画を稀有なものにしている。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-13 11:59:21)(良:2票)
4.《ネタバレ》 若いころ、映画館で観て、いたく感激。
それから30年以上経って、観直す。
確かに「ベティブルー」を観て、ベネックスが表現者として、どこまで真っ当かと言われると、
う~むと思ってしまう感性にはなってしまった。
(自分がそれだけ乾いてしまったからかもしれない)

だが!しかし!若いころの「ディーバ」を観た俺は間違っていたのか?
いや、あの頃の俺も、俺は俺だ!

この映画の世界観。
しびれる歌声。マンガチックな殺し屋。小型バイクで地下鉄を疾走。頼れる不良オジサンと万引き女子。
その雰囲気に酔いしれ、ひとり下宿に戻って、世界は危険な魅力で満ち満ちてると海外の文化に憧れた。

女神(ディーバ)に憧れ、その為にはスリルとサスペンスの世界にだって、少年は飛び込んでいけるのだ。
そういう映画に、やはり勇気づけられて、今日の俺はいる。

ベネックスについて、もう少し知るべきだと痛感した。
正直「ベティブルー」だけでは分からない。他のベネックス作品を観てみたい。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2018-07-16 02:44:44)(良:1票)
3.《ネタバレ》 ジャン=ジャック・ベネックスは「ベティ・ブルー/インテグラル完全版」が凄い面白かった。
この作品も、退屈な部分が多いが最後まで見てしまう仕掛けと魅力に満ちた映画だ。

独特な雰囲気が漂う「歌の花火(淀川長治さんいわく)」とも言うべきサスペンス映画。
ファーストシーンにおける「歌姫(ディーバ)」の熱唱から全ては始まっていた。

タイトルの「ディーバ」の如く、登場人物たちは様々な音に包まれて日々を暮らす。
己の歌に誇りをかける「歌姫」と呼ばれるオペラ歌手、「歌姫」に惚れ込んだ郵便配達員、「波の音」を聞くためにパズルを組み続けるギリシャ人、「シャンソン」を聴きながら仕事をする殺し屋などなど、音に支配されているとも言える人物模様。
物語は静かに進むが、徐々に複雑になっていく事件、一見無駄とも思えるシーンにバラ蒔かれた複数のガジェット(本当に無駄なシーンも多く退屈だけど)、驚愕の真相、二重、三重、四重の追走劇、そして予想もしなかった顛末。
時にはヒッチコック、時にはルネ・クレマン、時にはトリュフォー、時にはフリードキンと様々な監督の“音”が聞こえてくる。
それを包み込むベネックス流の世界観。
正に映画好きが練り上げた、映画好きのための映画。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-08 21:47:44)(良:1票)
2.80年代映画の宿命か、音楽や演出、ストーリーやキャラクター、映像センス、全てが古臭くて野暮ったい。サスペンスの展開にもなんか緊張感がないし、アルバちゃんの変なドレスは動くたびにガサガサ音がするし。と、センスを酷評してみたが、この評価の高さを見るとセンスがないのは俺なのか…としょんぼり。
すべからさん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-24 11:05:30)(良:1票)
1.表のストーリーは陳腐だし、四半世紀も前のフランス的ギャグは、「あっと驚くため五郎」的だし、、、、、映像の斬新さ、革新性は、60年代、70年代の映画を丹念に見てきた人でないと、おそらく理解することは難しいのだろうし、、、、。(ちなみに、私には判断できません)、、、そうした点からは、博物館でしか価値が見いだせない作品と思われても仕方ないでしょう。だから、映画は消費されるべき娯楽だ、と考える人は見てはならない作品だと思います。でないと、ピカソを見て、なんじゃこりゃ、というのと同じになる。(もちろん、それも一つの判断ですが)、、、、、、、私が個人的にこの作品が素晴らしいと思うのは、1. 作り手が映画を、音楽、絵画とおなじ芸術だと考え、2. 芸術がどのようにして成り立つのかが真剣に考えられ、様々な実験が行われている、と思うからです。、、、、、、例えば、なぜ主人公は郵便屋なのか。、、郵便は人々のコミュニケーションの象徴です。そこからモダンな社会でのコミュニケーションのあり方が問題視されていることがうかがえる。そして彼の部屋の造形。またバイク、ローラースケートといった新しい道具たち。、、、なぜ衣装を盗み、返すのか。それはfetishな発想と芸術とを区別したいから?、、、、そして歌姫はなぜレコードをださないのか。それは芸術が人と人とが共有する場の中で、共感のコミュニケーションとしてしか成り立たないと考えているからではないのか。などなど、、、、、、、このような点では、この作品は、普遍性を持ち、常に新しい作品だと思いました。とにかくこの作品はアートです。
王の七つの森さん 9点(2005-02-22 09:56:40)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 7.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4411.43%
512.86%
6411.43%
71028.57%
8411.43%
9822.86%
10411.43%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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