5.♪Going My Wayが有名な映画ですね。本当にこの時代はいい映画が多い!この映画も実に感動しました。部屋でオマリー神父とフィッツギボン神父が話しているシーンで、もうグッときてしまいました。ラストはもう…!あのオルゴールの曲が、泣きのツボをかなり後押ししました。でも両親と観ていたので、涙を我慢していたら、喉が変になりました(笑)今度は一人で観てゆっくり泣きたいと思います。こんなに心が温まる映画は久々に観ました。大好きです!でもキャロルが個人的にかなり嫌いなのでマイナス1点。最後まで感情移入できませんでした。あのキャロルのシーンは必要ないんじゃないかなあ…まあいいか。 【Ronny】さん 9点(2004-01-19 00:26:31) (良:1票) |
4.初日から破天荒ないでたちで登場したオマリー神父に驚いたフィッツギボン神父は、最初から彼に対する印象を悪くする。考え方の相違による行き違いでぎくしゃくした雰囲気が続きましたが、「論法は違うが思いは同じ」の台詞にあるとおり目指すところは同じなのでした。 幸せの伝道師であるオマリー神父の「我が道を往く」という人生観。その魅力に人々は引きつけられ感化されていく。 この作品の設定は、まさに王道といえるシナリオで、この後たくさんの似た作品を生み続けているが、ここまで「優しさと微笑み」を歌と映像に込めることの出来た映画は有りません。 「天使にラブソングを…」のような子供っぽいコメディーも楽しくて良いけれど、この作品のような「本物」の正統派作品を多くの人にも見て欲しい。 ラストも本当に嬉しくなるような演出です。感謝の1本。 【おはようジングル】さん 9点(2003-12-20 14:47:50) (良:3票) |
3. 【STYX21】さん 7点(2003-12-10 23:29:46) |
2. 後に幾多の映画にパクられるコトになるアメリカン・ヒューマニズム映画の最高峰!と断言してしまおう(笑)。『「天使にラブソングを…」の方が面白い』とか仰る若い方々、これこそ偉大なるオリジンです。もっと敬意を払いまショ!本作が秀逸な点は名匠レオ・マッケリーの演出が実に淡々と、そして優しく等身大のヒトの善意を映像に紡ぎ出しているコト。大仰で思わせぶりなワザとらしさを用いずに本作のテーマを飄々と体現するのが御存知ビング・クロスビー扮するチャック・オマリー神父である。美声だけの大根という私の先入観を根底から覆す名演に見事してやられた心地良さ。これが映画というモノの醍醐味の一つでもある。何事も気負わず、飾らず、出しゃばらない、それでいて常に前向きで行動的かつ品格のあるユーモラスな彼の生き方を「ありえない」「ウソ臭い」と鼻で笑うような方は心を病んでいるのでは…?どうも映画に求めるモノを根本的に取り違えているフシがあるようだ(笑)。そう、自分の周りの醜い現実を基準にして、映画の持てる素晴らしさを否定しては余りに勿体無いというモノ。ココは肩肘張らずにマッケリーの話術に酔いしれるのが正解!そして本作を秀作たらしめているもう一つの要素として挙げられるのが老神父フィッツギボン役のバリー・フィッツジェラルド(オスカー助演男優賞!)の存在である。オマリーに戸惑いつつも次第に心を開き、生きる力を取り戻す芝居には誇張が無く実に微笑ましい。そして何より全編を彩る歌曲の魅力!!タイトルにもなった「我が道を往く」、ラストで印象的な「アイルランドの子守唄」(トゥーラルーラルラー♪)、オスカー主題歌賞にも輝いた「星にスウィング」、イヤどれもエクセレント&ファンタスティック&ワンダホー!!仮にこの歌曲を欠いたならばマイナス1点モノである(笑)。かといってミュージカルでもないトコロに本作の特異性、言い換えれば秀抜なオリジナリティがあるのだ。長くなったが、【STING大好き】さんのリクエストに応え、本作のクオリティには太鼓判を押したい。尤も私如きの評価が他の方にとっての指針となるかどうかは甚だ怪しいのだが(笑)。 【へちょちょ】さん 10点(2003-08-15 21:17:36) (良:2票) |
1.約60年前の作品だが今見ても少しも色あせていない。昔のアメリカの良心を感じてその人間賛歌に感動する。ビング・クロスビー扮する青年神父が老神父の貧乏教会を立て直すために赴任してくる。このオマリー神父の人物像が自然体で型破りで、地域の人々のもめごと、困り事にと活躍する。得意の歌で教会の資金も調達するが、教会は火事で焼けてしまう。しかし彼の努力と意気込みで新たな教会の建つメドをつけ、老神父の母との再会まで配慮して新たな任地に去っていく。B・クロスビーが自然体で伸び伸びと、人間味あふれる人物を演じてとても爽やかだった。他にも出演作はいろいろあるが、私が見た中では最もいい。レオ・マッケリー監督はこういう、見た後心が温かくなるようなハッピーな映画を多く作った。中でもこれは高く評価され、アカデミー監督、作品、脚本、主演男優など7部門を独占した最高傑作である。理想的にすぎるという人もいるだろうが、私は映画の世界だからこそ人の善意や人間愛を見たいと思う。 【キリコ】さん 10点(2003-05-31 13:41:02) (良:3票) |