5.何しろ雰囲気がよく出てます。大規模なロケ撮影が効果的。騒然とした時代背景の中、混乱は砲艦サンパブロの中にも入り込み、それに馴染めずただ機関兵としての仕事を全うしたい主人公は、孤立する。これを昨今の「グローバル化」に置き換えると、他人事とは言っていられないツラサがありますな。機関室の細かい描写が持つ説得力。みなそれぞれの弱さを持つ登場人物たち。特にリチャード・クレンナ演じる艦長の役柄は、トラウトマン並みの曲者ぶり。全体的には、何とも救われないオハナシです。ラスト30分あたりからはいよいよ戦闘シーン、スペクタクルが展開されるものの、映画の基調である閉塞感はぬぐえない。ラストも寂しく締めくくられます。・・・乱闘シーンだけ、ちょっと『ウェストサイド物語』みたいな感じで、もう少し真面目に戦え~と思ってしまったのですが(笑)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-20 23:34:55) |
《改行表示》 4.つまらなそうという観る前の予想に反し、とても楽しかったです。 ただ、アメリカ映画に出てくるアジア人はいつもアホっぽく描かれているのが 納得いかないところです。 【しまうまん】さん 8点(2004-06-12 12:38:27) |
3.ロバート・ワイズが、時代の流れに対応して揺れ動く国家の意思と、それに巻き込まれ苦悩する個人の感情や行動を通して、戦争の空しさを描いています。激動の時代の中国に大国の利権を確保するため派遣されている砲艦。しかし、実態は戦闘もなく中国人を雇い無意味に日々を過ごしているだけ。こうした中、国家の思惑とは関係なく、兵士達は人間として価値を見出し、愛する人をみつけ、日々を生活していきます。やがて、時代は動きだし、個人の感情、愛、思いは全て無視されるように流されていきます。スティーブ・マックイーンの唯一オスカーにノミネートされた名演が光る大作です。かなり重い、ずしりと胸に響く、名作です。 【パセリセージ】さん 8点(2004-04-04 00:22:09) (良:1票) |
2.艦長、男だねっ。あと「大脱走」のビックXも良かったのとチェンの表情が印象に残った。胸を打つ大作ですね。 |
1.重たい映画だったが、凄く良かった。マックィーンはやっぱりかっこいい。若いマコ(岩松信)は萩原聖人に少し似てた(笑) 【アキラ】さん 8点(2003-10-10 12:41:48) |