4.マイコン好きのごく普通の高校生が、偶然軍事司令部のコンピュータにアクセスしてしまい、核戦争の危機に陥ってしまうというお話で、パソコンを長年やり込んでいる僕にとっては興味深く鑑賞できました。当時は今でいうパソコンの事をマイコンと呼んでおり、インターネットはまだ無いどころか通信手段も整っておらず、大企業や研究機関・一部のマニアといったユーザーが、電話回線を介してパソコン通信等を利用してホストコンピュータへ接続し、文字のみでやり取りしていました。そのような時代に、ハッカーやクラッカーによる脅威を取り上げるあたりは斬新ですね。8インチフロッピーディスクや通信機器に音響カプラを利用しているところが、古き良き時代を感じさせます(笑)。 【けんおう】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-27 19:01:02) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 この映画は大好きでした。 初めて観た時から、もう約30年が過ぎているとは。今見ると、アルテア8800とか、音響カプラとか、8インチフロッピーディスクとか、歴史上の機器にあふれています。同じような知能的コンピュータの双璧HAL9000と比べても、大好きなコンピュータです。というか、映画で観たコンピュータの中でも断トツに「素敵な」コンピュータです。○×ゲームで「勝者なき戦い」を学習するアイデアが凄い。 人間でさえも、ジョシュアの域にまで達するのは、なかなか出来ることではありません。 米ソ冷戦は終わりましたが、今世界は、局地的な軍事的危機を迎えています。それら双方を含んだ人類が、せめて30年前に映画で描かれた、機械ほどの学習力があればと、切に望みます。 悲劇的なエンディングも作られたといわれた本作ですが、最終的に採用された素敵なハッピーエンドに9点です! [改訂・追記] 最近、「地球爆破作戦」なる作品を見て、これと似た展開に驚きました。あっちは、コンピュータが人間を脅迫するのですが、やはりミサイルを握られています。そして、エンディングがバッドエンドというか、支配された状態で終るのですが、あの後味の悪さを見ると、やはり今作のハッピーエンドは、大正解と言わざるを得ません。タイトルやクレジットの字体といい、これの元ネタなのかも知れないですね。あるいは、オマージュ? 戒めから愛すること。この映画は、新約聖書なのかも知れない。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-08 02:07:33) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 テクノロジーとしては古くさくなったけれども、公開当時に映画館で観て、主人公がFBIに捕まる場面ですごく緊張感が高まったのを覚えてます。あの瞬間、高校生の他愛無いイタズラじゃなくて、とんでもないことなんだという(映画の中の)現実感に圧倒されました。公開当時はまだネットは一部のオタクのものだったように思いますが、現代のように誰もがパソコンでもケータイでも手軽に利用している時代だからこそ、うまくリメイクしたら大当たりする作品にならないかなと思ったりします。本作はエンディングに2パターンあったそうで、試写でハッピーエンドの評判が勝ったので、あのエンディングなのだそうです。では、バッドエンドのバージョンでは○×ゲームは出てこないのだろうか? それとも○×ゲームで「えぇいルールなんてクソ食らえ! 何してでも勝ちゃぁいいんだよ!」と学んでしまったとか(笑) いずれにしてもリメイクして欲しい! 軍に雇われた天才ハッカーvs軍外の主人公ハッカーという図式を加えてデスノートばりのバトル加味して。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-15 20:37:48) (良:1票) |
1.核戦争の危機を回避できるかどうかのハラハラドキドキが結構楽しかった気がします。この映画のコンピュータにしても、「イルカの日」の動物にしても、無邪気に危ないことをするから、見ている側にとってはなんともいえない圧迫感を持つんでしょうね。 【オオカミ】さん 8点(2002-04-30 20:16:04) (良:1票) |