86.戦闘シーンの描写の生々しさが素晴らしいです。戦争がどうとかそういった類の映画ではなくありのままを写したみたいな記録的要素が強いです。お話も退屈なことなくあきずに見れます。ただこの監督には僕のマニアックな心をくすぐらせるような作家性をあまり感じません。スピルバーグの作品は必ず一定のクオリティを保っており決して損はしないんですけどねぇ‥ 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-08 06:33:08) |
85.あれこれ深く考えたら負け。純粋に頭からっぽにして見よう、そしたら間違いなく名作。まぁ自分は「なんだよ、この星条旗」とか思ってしまったんですけどね。 【非映画人】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-06 01:52:53) |
84.こういう超超級の、人類のド肝をぬく、映像を撮る作家たちが、(わたしはその衝撃度において、”プライベートライアン以降、少林サッカー以降”、などと呼んでいる)超優秀な人材たちが、なぜ、物語は?スジは?スクリプトは?となると、はなはだ、???というか、お寒いというか、なんで?というか、せいぜいあとほんの一ヶ月ぐらい、その肝心の”お話し”について、その優秀な頭脳を並べれば良かったのでは、と思うのだが、この、なにかこの、作品の全体の”いともいえないアンバランスさ”が逆に”味”になっているのかなあ?(これも、宇宙戦争も特にそうだったのだが、消化不良というか、その未完成さ?を感じる)よくわからない。見せなくてもいい映像、語らせなくてもいい言葉、があると思う。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-03 13:18:36) |
83.《ネタバレ》 冒頭の戦闘シーン・・なぜか中学生の頃、最初の生物の時間にブラック・ホーク・ダウンと共に見せられた。しかも前フリなしで。インパクトは大きかったのですがなぜ生物?消化不良だったのでこの間ビデオで全編通して鑑賞しました。少し長かったですが、戦場の臨場感や無意味さを感じることはできたと思います。 【HOPUKO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-08-31 15:07:03) |
82.《ネタバレ》 私はスピルバーグが何故この映画を作ったか、何故このストーリーを採用したかが長い間理解できませんでした。スターウオーズもそうですがスピルバーグは観客が十分楽しめて嫌みを感じさせない間にアメリカ帝国の赤裸な一面を描く術に長けているように思います。直接祖国が侵略された訳でもないのに関係ない遠くの戦場にはせ参じて若者たちが次々と死んで行ったことは、顔も知らない二等兵一人を戦争から連れ戻すために大勢が命を懸ける「くそ任務」と同じことだったのではないか。始めとおわりに多くの家族と共に、つまり戦後のアメリカの繁栄を象徴するような幸せそうな家族に見守られて「私は恥ずかしくない人生を送ってきたか(大戦を機に帝国になったアメリカはこれでよかったか)」と白々としたアメリカ国旗とオーバーラップしながらミラー大尉に問い掛けるシーンは「くそ任務」で死んでいった先人達への監督なりのこの映画を作った思い入れのように感ます。上陸場面での戦場のリアリティは第二次大戦で虫けらのように死んでいった先人達のために絶対に必要だったのでしょう。 【rakitarou】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-17 19:27:09) (良:1票) |
81.《ネタバレ》 冒頭の上陸シーンのリアルな迫力には圧倒された。そこで死んでいく兵士達には、「死の美学」も「死の恐怖」もなく、ただ「死んでいく」のであり、ある意味この映画で最も強烈なメッセージとなっている。本筋のストーリーに入ってからは、ライアンを連れ戻すという任務を行いながら、兵士達は「なぜ自分達は戦うのか?」という問いを与えられるのだが、リアルな戦場シーンとのギャップで、その問いもやや弱まってしまった様に感じる。むしろ、最後に一人生き残ったライアンが、自分の為に死んでいった兵士達を思いながらどんな人生を送ったのかという事を描けば良かったのかもしれない。 【チャン太】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-07 23:10:34) |
80.《ネタバレ》 ブラックホークダウンと並ぶ究極の戦争ドラマ。冒頭のノルマンディー上陸戦とラストの橋での闘いは壮絶を極めていました。悲惨な戦場のグロテスクな実情、極限状態にある人間の心理が痛いほど忠実に描かれていました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-04 21:38:20) |
79.映画館で観終った後、席を立つのが嫌になるくらい虚脱感に襲われたことを覚えている。もう冒頭から圧倒された。ノルマンディーのオハマビーチ上陸シーンは戦場に放り込まれたように臨場感が溢れており、凝視できない光景に気分が悪くなった。実際の戦場など知らない私がリアルだなんて言えないが、悲惨さは十分過ぎるほど伝わってきた。その後始まる本題の物語自体も端的に戦争の不条理さや虚しさを描いている。大局には関係の無いたった一人の命を救うために他多数の命が犠牲になっていく遣る瀬無さ。人物造型は単純だが、ハンクスの教師という設定や同行し観客に近い目線を担うアパムの通訳という設定は、人を育てたり関係を築いたりする資質が戦争下では逆に人を潰すための道具として使われてしまう悲劇を誇張している。・・・だが、全編通して見ると反戦としての訴えはそれほど強く感じられなかった。というのも最後の戦闘シーンが冒頭のそれとは全く違うものになっているからだ。最初の戦場ではハンクス以外の人物の区別がつきにくく、数多の無名の兵士たちの命が一瞬にして奪われ累々たる屍が築かれていく恐怖がある。だが最後の戦場は一人一人の〝顔〟が見えるのである。こうなると娯楽アクション映画と同じで、ハンクス一行の命の方がその他の無名の兵士たちの命よりも重く感じられてしまうのだ。これはドラマとして必然的に起こってしまったことだと思う。神に祈りを捧げ狙撃するバリー・ペッパーなど恰好良く見えるし、バズーカを担いだトム・サイズモアや戦車に発砲し続けるハンクスの姿もまたしかりだ。つまり物語が始まると娯楽要素が強くなるのだ。語弊があるかもしれないが映画である以上、戦争であってもドラマやある程度の娯楽的アクション性を有するものだとも思う。そしてスピルバーグは反戦へのメッセージと映画としての娯楽の二頭を追った。その結果、融合はされておらず冒頭の悲惨な戦場はこれから開始する戦争舞台の壮大なメロドラマのための言い訳に見えてしまう。それは勘繰り過ぎなのかもしれないが、そのアンバランスさがこの映画の印象をどこか腑に落ちないものにしている。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-03 18:29:41) (良:3票) |
78.硫黄島関連から戦争映画に俄然興味が湧き、立て続けに数本鑑賞しましたが、まぁおもしろいかおもしろくないかの二進法ならば確実におもしろいし、後年に残る作品だと思いますが、好きか嫌いかで問われれば「あまり好きじゃない」。観客を泣かせよう驚かせよう悲しませよう嫌悪させようという演出が前面に出まくった、かなりあざとい作品です。しかし、戦争の罪過がこれでもかというほど詰まっているので、左翼義務教育の反動で国粋主義に傾きすぎる前に、一生に一度は観ておいて損はないかも。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-09 08:38:45) |
《改行表示》 77.《ネタバレ》 DTSバージョンで見直してみました。 何かと話題にのぼる冒頭のノルマンディー上陸作戦オハマビーチの激戦シーンですが、 これだけでもこの映画がいままでの戦争映画から一歩踏み出しているのがわかります。 映画が映し出す無謀とも思える特攻は、無残な死体の山を築き、足が吹き飛び腸が露出し血で波を赤く染めます。 この映画は興行上も成功したそうですし、内容的にはきっとハリウッド的な娯楽映画なんでしょう。 でも、それでもいままでとは違った新規性があると思います。 戦争を体験したことのない私でも、本物の戦争の悲惨さはこんなものじゃないと想像がつきますが、 それでもその悲惨さをいままで以上にリアルに表現した点でこの映画は観る価値があると思うのです。 リアルに表現すれば観るものに観るものなりの解釈を生じさせることができるのですから。 私が思うに、 オハマビーチで死んでいった兵隊たちも、 3人の兄を亡くしたライアン二等兵を母の元に帰還させるために死んだ兵隊たちも、 准将を守るために重い装甲を施し、そのために機体が失速し命を亡くした兵隊たちも、 最後に残った橋を守るために少ない兵力を駆使して戦車に挑んで死んでいった勇敢な兵隊たちも、 結局は犬死に思えて仕方がありません。自分ならあんな死に方は絶対にごめんです。 たとえそれによって戦局が大きく動き、歴史的な転換点になった重要な戦闘だったとしても、 10人を生かすための一人の死であったとしても、 故郷に胸を張って帰るためであったとしても、自分ならあんな死に方は絶対にごめんです。 戦争のような極限のテーマはリアルによりリアルに描けばいい。 そうすればきっと観るものに同じ願いを思い起こさせるでしょう。 【オルセ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-29 12:52:46) (良:1票) |
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76.後に残ったのは「あの銃撃戦すげえぜ!うおー!」という感想だけというちょっと困った戦争映画。派手な戦闘シーンを観て楽しもう。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-13 21:13:23) |
75.最初のノルマンディー上陸作戦だけで7点を差し上げる。その後はだらだらと続いていくが減点はしない。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2006-12-24 15:26:09) |
《改行表示》 74.《ネタバレ》 最後までライアン二等兵を救うという任務の重要性、存在意味を掴めなかった。 3人の兄貴が戦死し、残るは末っ子のライアンのみ、国に送り返さねば。 もう最初から最後まで「何故?」でした。 途中からそんな任務はどこへやらといった展開になってましたけど・・・。 冒頭とラストの老人がミラー大尉ではなくライアンだった、と いう事のためにミラーを殺したのでは?と思えなくもない怒涛の畳み掛け。 戦争映画嫌いでありながら音響、そして映像にぐいっと引き込まれたけれど 気になるところもあってか素直に楽しめなかった、残念。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-23 12:16:16) |
73.最初のノルマンディー戦だけでいい、後は無くてもいい。 【憲玉】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-10-24 23:13:02) |
72.《ネタバレ》 ○戦争って本当に無駄なことを愛国心と言う大義名分の下やらされるだけなんだよな。○その無駄な戦争がリアル感に溢れる演出で描かれることで、より一層際立っているように見える。○誰だ、こんな訳のわからん邦題つけたのは。本当に残念。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-01 16:04:28) |
《改行表示》 71.《ネタバレ》 お兄ちゃんがはまってついでに私も見ました。 いやー最初の上陸シーンはすごかったなあ。映画館で見たら「うわわぁ~・・・(汗) 」とか声に出しちゃってたかも。 ただ、なんていうか・・・理由が納得いかないって言うか・・・何それ?一人しか残ってないからやっぱ連れ戻してきてって・・・おいおい。そんなことするくらいなら最初から子供ひとり家に残しときゃ良かったジャン。連れ戻すだけで1本映画作れちゃったジャンか!!っていってもこの連れ戻すハンクス隊もただの小隊にすぎなわけで映画で見てるとそうは思えないかもしれないけど、国にとっては大した影響はないわけで・・・なんていうかコレって切ない。。。でもそんな国にとってはちっぽけともいえる小隊のチームワークが泣かせてくれます・・・あの狙撃の人が一番ぐっと来てしまった・・・音や映像がリアルで他の戦争映画とは一味違ってるとこも高評価ですね。 【ハリ。】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-03 15:49:09) |
70.戦争系と潜水艦系は超が付くほど苦手で最後まで観れたためしが無かったんだけど後にも先にもこの映画だけは奇跡的に観れた。さすがスピルバーグ監督です。でも「シンドラーのリスト」は途中で挫折。本当は8~9点あげたかったんだけど最後ら辺の味方にいてた兵士で仲間を助けなかったのがムカッときたので点数下げました。 |
69.《ネタバレ》 個人的には、全体を流れるテーマは「地獄の黙示録」と同じ「正気を保てるのか」であったように思う。ただ、めざすものが、「更なる狂気をもつに至った人物」ではなく、「ナンセンスな使命」であったのだよなあ。生還したウィラードと違ってミラーは死ぬ。出番の少ないマットがよし。話題の冒頭シーンについては、「狙いすぎ?」。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-23 13:37:25) |
68.星条旗から始まって星条旗で終わる戦争映画なんて撮って、スピルバーグはどうしたんだろう。それにしてもトム・ハンクスがやると戦争映画だろうが漂流映画だろうがギャング映画だろうが野球映画だろうがなんでも甘いヒューマンドラマになってしまう。十分に魅せる戦闘シーンだけで成り立ってる映画。うん良いよ戦闘シーンは。とりえずアパムはさっさと弾持って行け。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 02:53:48) |
《改行表示》 67.《ネタバレ》 戦争の兵隊の悲痛さが伝わってくる。冒頭のバハマビーチでの上陸戦はあまりにもリアル。足は吹っ飛ぶは腸は飛び出すは参った。最後の戦闘シーンでは誰が誰でなにがなんだかよく分からないところもあるけど、そこがリアルでまたすごい迫力。映画館で見たらすごいだろうな。トム・サイズモアがかっこいい。それと狙撃手の腕前がすごすぎ。スターリン・グラード顔負け。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-11-09 08:23:59) |