4.西部劇と言えば何もジョン・フォード監督だけではなく、この映画の監督、ハワード・ホークス監督もこれまた西部劇を撮らせたらジョン・フォード監督と同じぐらい上手い監督だと思っています。この作品にしても西部劇としての要素、面白さが全て含まれていて2時間以上の長さをまるで感じることなく楽しく見ることが出来ます。1万頭もの牛を運ぶスケールの大きさ、ジョン・ウェインも文句無しにかっこ良く、これも間違いなく映画史に残る西部劇の名作だと言って良いぐらいの映画です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-30 23:17:11) |
3.モンティとトム・クルーズを一緒にすんじゃねえよおおお~~~!!!(怒)↓いや、冗談です(汗)すみません。確かに10分の1くらいは面影あるかも。誰かのイミテーションって言われるのはファンとしては複雑な心理だもんですから。(←結構他のレビューでは誰それに似てるとか平気で書き殴る節操のないヤツ) 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-08 17:36:50) |
2.西部劇の名作といえば言わずと知れた「駅馬車」ですが、この「赤い河」も、それに匹敵するほどの傑作西部劇であることが言えます。とにかく、上映時間が2時間以上あるにも拘らずすべてにおいて充実しておりまたテンポ良く話が進んでいくために全く飽きを感じさせません。その点においてやはり今の話題性ばかりが先走りして中身が置いてけぼりを食らっているそこらのハリウッド製エンターテイメントとは質、内容量共に次元が違いすぎます。圧巻はやはり中盤の1万頭にも及ぶ牛の大暴走。もうコレは「この先1年くらいは牛見なくてもいいや」と思うくらい大迫力ですし、後半部に差し掛かる頃の盗賊団との撃ち合いなど痛快な描写満載です。そうかと思えば中盤、壮年期に差し掛かったジョン・ウェイン扮するダンソンが銃を取り落とす場面では、「駅馬車」の勇姿がフラッシュバックしてきて今の彼が哀れに思えてくるなど、人間描写の方も手を抜いていなkところが素晴らしい。やっぱり、外人が日本の侍に憧れを感じるのと同様に、日本人もアメリカのカウボーイに憧れるんですよね。テキサスから1400キロも離れたミズーリに牛を運ぶ旅の最初に、次々に「イェェァハァーーー!!!」と叫ぶ場面では「これぞカウボーイの生き様!」と心の奥から躍動を感じました。またラストも今で言えば安直な終り方ですが、それが帰って彼らの陽気なライフ・スタイル(現実にはより過酷なんですが)を反映しており、これぞ娯楽の王道!と言わんばかりの爽快感を味わえます。これは駅馬車と並んで西部劇の傑作です。 |
1.これが意外にもはじめてのホークスの西部劇だそうで・・・。作品については巷間言われてるようにすばらしいです。カラーで撮ったらどうだ、と言われたとホークスがいってますが、カラーライズバージョン出てないんですかね?ぜひ見てみたいと思いますが。こだわりは、たとえばカウボーイたちの帽子が、それぞれの個性を伝えるために、一人一人違うとか随所に発揮されてるのですが、最後の締めは、かな~り、ぬるい(安直??)と思います(そこが予定調和で良かったりするんですが(^^ゞ)。チェリー・ヴァランスの扱いを見ていると、ホークスがジョン・アイアランドを嫌っていたのは明らか(最初の登場の仕方を見るだけでも、もっとチェリーはマットと絡んでくるはずだったのは明らか)なんですが、フォードといい、ホークスといい、人の好き嫌いでプロットまで変えてしまうあたり、今では考えられないおおらかさ、かもしれません。コーリーン・グレイの可憐さ、忘れ難し(^.^)。なお、ビデオは(すくなくとも)2バージョンあるようですが、最初に歌が入ってるヴァージョンのほうが、僕は好みです(確かホークス祭でかかったのもそっちのほうだったと思います)。 【えすはーと】さん 9点(2003-08-16 23:36:10) (良:3票) |