4.ここの評価も高かったし、「ムトゥ踊るマハラジャ」のような映画を期待していたのだが、テンポが悪く、カルチャーショックのようなものもあまり感じられない。ただし現代までインドで、こうした宗教の軋轢が日常的に続いていることを知り、それは勉強になった。 【小原一馬】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-14 00:26:45) |
3.インドの巨匠マニ・ラトナム監督が描く極上のエンターテインメント。イスラム教徒の娘とヒンズー教徒の青年との甘美な恋を軸に、ミュージカル仕立てとして展開していくこの作品は、やがて両派に分かれた彼らの家族の反目と和解といったホームドラマに。しかし急転直下、実際にあった「アヨディア事件」に巻き込まれる人々の、幸福な日常を奪い去る国家の狂気と矛盾を鋭く衝くという社会派的側面も併せもつと言う、描かれる世界は多岐に渡り、しかも波乱万丈。いかにもインド映画らしい欲張った企画だともいえる。しかしこの内容の濃い作品も、流れるようなテンポの良い演出と編集の見事さで、長尺でありながら些かもダレることがなく、実に見応えのある作品となっている。特筆すべきは、やはりミュージカルシーンのそのスケールの大きさとボリューム感。まさしく万華鏡を見るかのような、その歌と踊りの華麗さ豪華さはやはりこの国だからこその感がある。 【ドラえもん】さん 9点(2003-07-21 15:12:44) |
2.ボンベイがあるなんて・・・・懐かしいなー。ボンベイよかったですね。女優さん(マニーシャ・コイララだったかな)ゴッツ綺麗でしたね。ネパールの首相の娘だそうです。泣ける映画でした。 【故意らら】さん 9点(2003-07-18 21:27:18) |
1.僕が初めて観たインド映画がこの作品なんですけど、色んな意味で凄い映画でした。前半はひらすらパワフルでセクシー!インド映画って女性の裸とかキスシーンとか駄目らしいんですけど(ウロ覚えの知識なんで間違ってたらごめんなさい)そのせいでかえって寸止めのエロさというか、秘すれば花というか、ヘビの生殺しというか、ヘンな意味じゃなくて、体中の感覚がむずむずしちゃうんですよね。コメディーの要素も満載で、主人公の男性と奥さんの「夫婦生活」についてのやり取りなんかも凄く可愛らしくて面白いです。後半は一転してシリアスな反戦映画になってしまうんですが、映画全体が凄くパワフルなんで強引に押し切られちゃうというか、あんまり違和感がないんですね。冷静にドラマの部分を見るとかなりベタなんですけど、そこもほとんど気にならないし(というか結局泣かされてしまったし)、もう何か、グイグイと物語に引き込まれていく感じでした。この映画、ユニークなインド映画の中でもさらに特異な位置にある作品だと思うんですけど、お勧めです。 【ぐるぐる】さん 9点(2003-07-09 19:22:45) (笑:1票) |