4.ちょっと久しぶりのキートンさん。キートン映画史上最大のスケールで描く(独断)この映画ですが何といってもスゴイのは陸橋崩壊機関車転落シーン。あんなシーンいまじゃCGでしか作れないし橋の真ん中にきたら凄まじく綺麗な絵で崩落していく、、、普通に4回ぐらい巻き戻してみちゃいました(笑)セリフがやや少ないのがちょっと残念だったけど機関車でのキートンの動きはありえないです。恋人との掛け合いでクスリ笑いさせてキートンを見て驚きとどめはラストの崩落だ、ビデオ買ってよかったぁ~。 |
3.なんでこんなに凄いんだ。涙が出そうだ。寂しそうなキートンの真っ白な顔、車輪と車輪を繋ぐ棒の上にチョコンと座り、そんな表情を浮かべて、なぜあんなにアクロバティックな演出をするんだ。まるで自分の意思とは無関係に流されていく彼の寂しい心を象徴的に描いているようだった。全てに全力を尽くし、観る者に笑顔を与え、驚きを与え、そして感動を与える。なぜだ、なぜ今の映画にはこの全力さがないのだ。泥臭く、かっこ悪くてもそれでも全力で何かを表現しようとする人間がなぜいないんだ。半世紀以上も昔の映画でできた事が今の映画にはなぜないのだ。悔しさと、喜びが胸のうちで叫んでいる。キートン、最高!きっと百年後にも、千年後にも誰かがこう言う。キートン、最高!キートンは今はいなくとも、キートンの残したものはいつまでもこの世界で、銀幕の中で、人々の瞳の奥で輝き続ける。 【ボビー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-02-04 03:03:50) (良:2票) |
2.思想や哲学や取って付けたような芸術性を感じさせるよりもとにかく笑わせる。アクロバットであったり、怪我しそうなものであったり、キートンは体を張ったギャグが抜群に面白い。ジャッキー・チェンが憧れるのも納得できる。列車で追ったり追われたりの攻防も見応えありで、笑いの教科書状態。―――ただグダグダと悪ふざけを繰り返すようなコメディとは格が違う。誰もが目的に向かって寄り道しない。笑いを一手に引き受けているキートンでさえも真っ直ぐ進む。それどころか彼は一切笑わない。ヘラヘラ笑ったりしない。だからこそ観ているこちらが自然と笑ってしまう。画面から緊張感や切迫感が伝わってくるからこそ笑いを抑えることができない。いや、ほんと、笑いの教科書。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-16 02:13:30) |
1.チャールズ・チャップリンと並んで世界の映画史に名を残す喜劇俳優あり、また自らも監督をこなす天才、バスター・キートン!よく考えれば今までキートンの出ている映画は幾つか観てきたけど、キートン自身が監督であり、主役でもある彼の作品て観たことがなかった。この作品が私にとってはキートン主演作品、初体験です。で、まず何よりも脅かされるのが、もう、全編、笑いぱなしの観ていて涙が出てきます。どうやったらあんな風に物凄いコントの連発を続けることが出来るのか?本当に単なるコメディなんかじゃありません。この作品は!キートン自身が身体、全体使っての物凄いアクションとギャグの連発に例えどんなに特撮技術が発達しようが、今の時代では絶対に不可能なその凄いアクションシーンの数々、流れるようなアクション、物凄いスピード感、これぞ本当のアクション映画です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-13 09:48:18) |