夏物語(1996)の投票された口コミです。

夏物語(1996)

[ナツモノガタリ]
A Summer's Tale
(Conte d'été)
1996年上映時間:114分
平均点:7.82 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーコメディロマンス
新規登録(2003-07-27)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-05-07)【にじばぶ】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督エリック・ロメール
キャストメルヴィル・プポー(男優)
脚本エリック・ロメール
音楽セバスチャン・エルムス
挿入曲セバスチャン・エルムス"Fille de corsaire"
撮影ディアーヌ・バラティエ
配給シネセゾン
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.《ネタバレ》 これぞロメール翁の真骨頂と言いましょうか、よくこんな‶何も起こらないひと月”の話を‶人間を描く”それだけで引っ張って描けるなあ。
ロメール映画はいつでもどの作品でも画が素晴らしく美しい。本作は南仏の碧と紺の二層に分かれた海を背景に、陽射しと容姿端麗な若い男女ですもん。ああ眩しい。
画ヅラは美しいけれど展開している人間模様は少しばかりこじれた(こじれそうな)男女関係。撮り方を間違えたら安っぽい寸劇に堕ちそうな題材です。ロメールはいつもそうだけどさ。
優柔不断な男と彼を振り回す3人の女の子たち。彼女らは皆強気で積極的。フランスの女子ってあんなにガンガン行くのかしら。ガスパールときたらまあ、「どれも選べないわ」とばかり気弱っぽく体の前で腕を組んでああだこうだと理屈を並べる。マルゴにも言われてたけど、恵まれすぎじゃないですかお兄さん。
ロメールの凄いところは若い未熟な恋愛の模様を、今掬い取ってきたばかりのように新鮮な感性で見せること。迷っていじけてこだわって、自意識も強烈。ガスパールのような経験は実際にはなくとも、「たしかにあの頃はこんな感じ」と思い起こさせる力があります。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-03 00:17:39)(良:1票)
1.《ネタバレ》 人間観察。本人でも気付かないくらいの微かな心情の移ろいを映画一本全てを使って映し出し、伝える。フェリーニと根本の美学は同じで、一人の人間の全てを誠実にフィルムに焼き付ける。ロメール自身が人に悩み、人について考え、葛藤していなければとても作れない。ロメール自身の投影とも言えるだろう。・・・「僕は愛されなければ、愛すことができない」。存在を強く認めてくれることこそが彼にとっての愛。主導権を握りたいという気持ちも強く持っているのに、愛すため(愛されるため)に下手になり、その過程を愛と錯覚する。だから一人の女を選ぶなんてことできない。けして女たらしでもナルシストでもない。彼はいつだって受け身。合気道みたいなもん。自分に対してのアクションがなければ何もできないから集団行動も無理。距離を保ち続ける女、音楽を受け入れる女、全てを理解してくれようとする女。皆に魅かれ、彼の立場から言えば、翻弄され続けるその姿は愚かしくもあり、彼の独特の腕組み姿は可愛らしく、可笑しく、切なく、優しい。 ロメールの映画は言語的と評される。それはけして台詞の多寡によってではなく、それは例えば『裁かるゝジャンヌ』のように、見た目の言語性を超越した精神性への言及と捉えられなければばならない。より刮目すべきは台詞ではなく彼の腕組み姿なのだと念を押しておきたい。・・・最後に一つだけ、正直言って合気道のことよく知りません。よく知らないくせに合気道乱用すんじゃねーよ、とか言われたら困るので一応言っときます。ごめん。合気道。まじごめん。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-15 02:37:53)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.82点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
619.09%
7436.36%
8436.36%
900.00%
10218.18%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS