5.見ててつらくなってきた。アメリカでいうKKKみたいな存在だけど、その存在ってすごいんだなと改めて実感。一見ダニエル・デイ=ルイスとエミリー・ワトソンのラブストーリーかなと思いきや全く違っちゃった。。ダニー・フリンという役柄とボクシングでIRAに立ち向かっていく姿って言うのが物凄くカッコイイ。ジム・シェリダンっていう監督はほんと、映画を作るのが上手いな。 |
4.アイルランドという国と、アイルランド人という人間と、アイリッシュという頑固さを、もっとも正確に描いた映画だと思う。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-27 01:48:03) |
3.見る前は、この監督・役者コンビへの期待半分、ボクシング映画なのにIRA?なんの関連があるんだ?なんか暗くて見るに耐えなそうな題材だなぁという思いが半分だったんですけど、見事にボクシングとIRA、そして恋愛までどれもが必然的なものとして絡み合っていました。全ての描き方に納得がいきました。アイルランドはイギリスに支配され差別の対象であったので、双方が混在する都市で反発がうまれるのは理解できるにしても、なぜ世界的に知られるテロ集団にまでなったのか、その当事者の心理や、悲劇を繰り返さざるを得ない状況が自然にわかりやすく描かれていたと思います。憎しみの感情をつのらせ逮捕された仲間のためにもあくまで戦おうとする人。やりすぎだと思っているが協力するしかない人。憎しみの感情を争いのない未来へつなげようとする人。復讐は復讐をうむん ですよね。いつの時代も必ず。しかも仲間を犠牲にして時には仲間さえ自らの手で殺してしまう。DDルイスの「人を殺したくはないが、この街は人を殺したい気分にさせる」といったセリフがズシリと重かった。仲間を家族を苦しめ殺した人を本気で愛さないと世界平和は実現しないんだろうな、という厳しい現実が心に浮かびました。その第一歩がそれぞれの想いをルールの中での戦いにぶつけることなんでしょう。興味のある人には面白いでしょうけど、暗い話で映画として映像的に楽しくないので、8点。 【るいるい】さん 8点(2004-12-23 21:17:23) |
2.この頃のアイルランドの状況についてはあまり詳しくないんだけど、緊迫感が非常に伝わってきて目が離せなかった。ダニエル・デイ・ルイスも素晴らしい。 【Andy17】さん 8点(2004-09-18 17:42:19) |
1.映画として、とても明確な意志を持った作品。訴えたい確たるものがまずあって、それを表すためのストーリーがあり、恋があり、ファイトがある。けれどそのせいで、エンターテイメント性は薄い。主演も演技派No.1ともいわれるダニエル・デイ・ルイス&エミリー・ワトソンで、素晴らしい演技(ダニエルは本当にボクサーとしてトレーニングを積んで、鼻の骨を折ったらしい)全開なんだけど、やっぱりオジサンとオバサンで、ファッションも地味で、華やかさに欠ける。ストーリーに政治がからんでいるから、聞き慣れない用語がいくつか出て来て難しい。話についていくのが精一杯。でも確実に、見た後何かを心に残してくれる映画。ああ、この映画を見てよかったな、と思える。それはこの映画の貴重な面だと思う。 【ともとも】さん 8点(2003-07-29 22:07:26) |