5.《ネタバレ》 この映画の主演にケビン・スペイシーを配したことは、ある意味でリスクだったと思う。なぜなら、「己の罪の真意を問う死刑囚」という役柄の時点で観客はあれこれと、彼の“正体”についての結末を必要以上に考えざる得なくなってしまうからだ。生半可の“答え”では、ほとんどの観客はこれまでの経験から「なんだやはりそうか」と気を抜かすことであっただろう。しかし、この作品は、そのリスクを最大限に生かし成功へと導いている。物語自体のアイデアも素晴らしいが、そこに敢えて、もはやこういう役柄に対しての“あざとさ”を観客に持たせてしまう可能性のあるケビン・スペイシーを配したことに、彼に対する絶対の信頼と作品に対する自信を感じる。 ラストのビデオ映像、デビッド・ゲイルがコンスタンスの顔を覆ったビニールをさりげなく触り、すべてを終えたあの表情…。いやはや、全くもって素晴らしい。ケビン・スペイシーはまたひとつ高みへと登った。 【鉄腕麗人】さん 9点(2004-11-15 14:47:20) (良:2票) |
4.『事実』と『真実』とは異なるものなのよ。 【フッと猿死体】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-16 12:35:25) (良:1票) |
3.中盤からぐいぐいひきこまれてラストは見事に騙されました。いくつも伏線あったのに気づけなかった・・・。とても重い内容ですが映画としてはすっごい面白かった!! 【アメリカンフード】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-23 02:53:44) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 先読み出来たと思っていたら、もう半歩先に苦味の利いたラストが!この手のどんでん返しに速攻で引っ掛る未熟者なミステリファンの私としてはこの作品、社会派モノの傑作だと思うのですが、コレ如何に。私自身「たとえ被告がフセインでも死刑には反対派」なわけですが、ああ、こういう本末転倒なアプローチもアリなのかも?と、不覚にも思ってしまいました。A・パーカー監督って英国人だったとは知りませんでした。本人はそのつもりの毛頭もないのでしょうが、勧善懲悪ボケした米国に対する批判と取れなくもない。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-05 07:38:12) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 いいですね。タイトルもこれならハマッてると思いました 【亜空間】さん 9点(2004-01-26 16:57:53) (良:1票) |