275.スケールが大きい割には安っぽく感じた。「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に酷似してるし。 あのハリウッドが武士道を理解し(?)、日本を舞台にした作品(トム・クルーズ主演!)を制作したことと、 渡辺謙、真田広之などの馴染み深い日本人役者陣が出演しているのが嬉しかっただけ。日本人として。 個人的には、この作品を観て、「日本人に生まれてきて本当に良かった!(TVスポットより)」とは思わない。 【BROS.】さん 5点(2004-03-24 14:55:25) |
274.日本のことをよく勉強しておるのお・・・褒めてつかわそう。途無来須(トム・クルーズ)の殺陣もあっぱれじゃ。(ラストバカ殿様) ・・・さて真面目に戻って、この作品について英語のレビューサイトを見たところ、中に「勝元の叛乱の理由がわからない。」というのがありました。作中で主人公オルグレン大尉が手記の中で明確にしている年月日をからもわかるように、このストーリーは1877年の西南戦争と西郷隆盛をモデルにしています。上記のアメリカ人とは異なってこの映画を見た日本人のほとんどは西南戦争が起きた年を覚えていなくても西南戦争は知っていてそのせいで作品のストーリーにすんなり入っていけたと思います。でも、どれだけの日本人が西南戦争の本当の理由を説明できるのかは疑問です。少なくとも私は「征韓論に敗れたから。」なんて理由は納得できません。だから登場人物の大村(=岩倉具視?)が近代化に名を借りて私腹を肥やしていた、という大胆な仮説を採用してストーリーに肉付けしたハリウッドの製作者は偉いと思うのです。 【かわまり】さん 7点(2004-03-24 11:58:44) (良:1票) |
273.《ネタバレ》 ダンスウィズウルブズのサムライ版みたいな感じ。 【ぷー太。】さん 5点(2004-03-21 22:20:33) |
272.《ネタバレ》 渡辺謙さんも小雪さんも最高ですね。トムクルーズはちょっと偽善的で嫌だったな。最後、死なないし、村に帰るし。しかし、これほんとにアメリカ映画? 【BAMBI】さん 7点(2004-03-18 16:11:40) |
271.映画館で見ながらボロボロ泣いた。初めての体験でした。私の涙をメランコリーの一言で片付けることはたやすいでしょう。しかしそれで片付けてしまって良いものでしょうか。明治維新は必ずしも「悪」ではなかった。かつてのインドや中国のように帝国主義の被害をこうむり、自国経済をズタズタにされた国もある。日本がそうならないためには、西欧列強に準ずる必要があった。近代のシステムと科学技術を導入することは急務であった。しかし漱石も指摘したようにそれは皮相のものでしかなかった。ラストサムライは、西欧近代と日本の中世封建的社会との世界観・価値観の対立を、西欧の側から同調的に見た作品でありましょう。言わずもがなでありますが、われわれ今日の日本人の視点は西欧人のものに近い。それでもなお、日本人は桜を愛す。だからこそ、わずか100年ほど前には存在し、今もその残光と余韻が輝く、かつて日本人が抱いていた「侍」という理想は心地よく、胸を打ちます。世界に誇るべき、そして本来は我々日本人こそが見直していかねばならない『菊と刀』の世界です。失われた心性は戻ってはこないかもしれない。が、志すことによって再び宿るかもしれない。光栄が昔日のものとなるか、今後未来に継がれるものとなるか。メランコリーに終わるか否かは、我々の一挙手一投足にこそかかっているのでしょう。文句なしです。素晴らしかった! 【虚学図書之介】さん 10点(2004-03-15 01:44:30) (良:2票) |
270.最初から最後まで楽しめた。日本の描写も全く違和感がないかと言われればウソになるが、よく出来ていたと思う。渡辺謙が話題になったけどやっぱりトム・クルーズの映画。彼の映画ではトップ・ガンの次に好きな映画になった。 |
269.観たときに鳥肌立ちました。節々に感じさせるトム様的演出がなければ・・・。ラストとかね。 【粉】さん 7点(2004-03-13 20:20:18) |
268.《ネタバレ》 単に巨費を投じた大作ではなく、トム・クルーズ以下、製作者側がしっかり日本のことを勉強し、敬意を払って製作した事が十分に伝わってくるので、それが何よりも嬉しい。日本役者陣も本当によく頑張ったと思う。異国の者が作るのだから設定上の細かな相違点は仕方がないが、敢えて言わせてもらえば、なんの説明も無く、いきなりあの勝元の英語のウマさは白けた。例えばオールグレンと出会った当時はカタコトで、徐々に上達するといった設定の方がリアリティがあると思う。あとラストはやはり勝元らと共にオールグレンも死んだ方が良かったのでは?で、あの通訳(グレアム?)が勝元の村に行ってENDみたいな・・・・・やっぱり主役が死ぬとハリウッドらしくないかな(笑) 【トニー】さん 9点(2004-03-13 17:02:57) |
267.《ネタバレ》 意外と面白くてびっくり。でも好きかと聞かれたら、好きじゃないです、ってはっきり言える。そんな映画でした。きっとすごくいっぱい日本のことも勉強して、脚本も練って、美術も凝って(美術は特に素晴らしかったと思います)、きちんと作り上げてるのはわかるんです。でも好きかって言われたら、好きにはなれない。なんでしょうね。うまく言えませんが、武士道って絶対にこういうことではないと思うんですよ、僕は。この映画で描かれる武士道って、どこかで滅びの美学、みたいなものにすり替わってる気がするんです。そしてすり替わってしまった武士道が、自己犠牲を美化してて、何かに殉じて死んでいくことを称揚している気がするんです。それって全然武士道ではないと思う訳です、僕は。武士道って、そんなことだと履き違えるからこそ、滅びてしまった概念だと思うんですよね。いかに生きるかをがむしゃらに突き詰めていったはずの考えを、滅びていくものへの哀惜みたいなものに巧みにすり替えてしまうことへの違和感が最後まで拭えませんでした。滅びる事への限りない哀惜はたとえば、「ワイルドバンチ」(最高に好きな映画です)みたいな形でしか現れないと思うんですよ。つまり何かに殉じて死ぬなんて何の意味も無いばからしいことだ、そんなのわかってる、それでもそれを全部わかった上であえてその醜さにに踏み込んでいく。滅びていくことってそういうことだと思うんです。この映画で肯定されて、美しく描かれているものって、大げさかもしれないけど、結局、アメリカが振りかざす正義とか、アルカイーダやオウムやパレスチナのテロリストが振りかざす正義につながってしまうものだと思うんですよ。美しさと正しさを、それと気づかずに混同してしまうことはやっぱり僕は違うと思う。まあ、そんなでかいこと言わなくたって、細かく言えば笑っちゃう突っ込みどころ満載なんですけど、この映画。いや、しかしトムクルーズ。彼がいなきゃこの企画自体成り立たなかったんでしょうけど、それにしたって、彼のポジションはあくまで狂言回しなんだから、それに徹して欲しかったです。チューすんなよ!小雪ちゃんと!最後も予感で終われよ!顔で終わんなよ!それじゃただのスター映画だろ!結局この映画のほんとのサムライは渡辺謙さんでも真田さんでもなく、日本一の切られ役、福本さん(ボブ!)だったなあ。そう思っちゃいます。 【am】さん 5点(2004-03-13 13:39:15) (良:2票) |
266.渡辺謙はよかったし、戦闘シーンも迫力があって面白かった・・・けど、手放しで賞賛できないのは、やっぱり微妙な違和感から来るものでしょうか。とくに最後の信念だけで突っ込んでいくという闘い方は侍というか日本人を勘違いしていると思うんだけど。もう少し賢く戦ってほしかった(笑)。「柔よく剛を制す」っていうのもあるのになぁ。どうしても太平洋戦争や「神風」のイメージをかぶらせるし、きっと外国人はさらにそうなんだろう。前半の森(なぜかバナナの木みたいなのがはえてましたが(苦笑))での戦闘シーン(特に馬にまたがった侍が現れるシーン)はとても美しかった。あと、ここまでできる子役が日本にいたのにびっくり! |
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265.日本人をよく理解してる面は良かったけど、面白い映画ではなかった。アメリカは侍ブームというより刀ブームなんでしょうね。 【モチキチ】さん 5点(2004-03-10 09:53:19) |
264.《ネタバレ》 謙さま、オスカー残念だったけど、本当に素晴しかったですね。あのトム様を喰ってましたよね!謙さまの登場シーン、そのまま切り取って壁に飾りたい位美しかったです。そして、トムがサムライ魂をどんどん吸収していくあのくだりが最高に好き。そうトムが剣術をマスターし、坊やがなついていく村でのシーンです。戦闘シーンは私には迫力がありすぎてドキドキしました。後日撮影秘話で、謙さまが出演の皆に怪我をしないように気合を入れていたと聞いて、ますますカッコいい~と感激しました。また観たいです。 【らふらんす】さん 8点(2004-03-09 17:01:07) |
263.最後まで諦めず、戦い続けたサムライたちの魂の強さが伝わってくる作品でした。人間というものは、出会う人たちや環境によって、それらに影響されながら成長していくものだということを改めて感じました。そしてとにかく渡辺謙がすごい!!まさにサムライですね!!でも、最後がなぁ・・・。惜しかったです。 【りっちゃん☆★】さん 7点(2004-03-08 19:22:27) |
262.泣きました。明治だけでなく太平洋戦争から現代までをも視野に入れたであろう表現には素直に感服しました。 時代考証についてはインタビューで「この時代に武士が甲冑着る事はありえないので、あえて甲冑様式の時代色は排除した。」とか言っていますが、甲冑様式に突っ込みを入れられる位に日本文化に知悉してない限り、逆に製作者に笑われてしまいそうです。 不満がある点といえば、官憲が公衆の面前で勝元(子)の髷を削ぎ落とすシーン。元は彼らも武士であったり髷を結ってたりしたわけで、あれはあり得ないでしょう。ここら辺り日本人的感性への理解がもう一つという感じで少し残念でした。(逆に中国・朝鮮あたりの映画にはありがちなシーンですが…「捏造してもいいから相手を悪く言えば勝ち」みたいな。ああいうのとは一緒にしてほしくないです。) 【番茶】さん 9点(2004-03-08 19:05:07) |
261.ストーリー、時代背景がどうのこうのって言うよりもサムライ魂、武士道とは何かという作品。私もサムライ魂が欲しいと思った。 【ロロトマシ】さん 7点(2004-03-08 16:38:07) |
260.《ネタバレ》 米国でのそこそこヒットぶりに比べ、日本での異様なヒットぶりにちょっと辟易。採点を減点に変更。渡辺謙さんがアカデミー賞を逃したのは残念。堂々たる演技にはノミネートも納得でした。殺陣のスピード感、大規模な合戦の圧倒的迫力、なかなかにスケールの大きな作品です。ただし…。ハリウッド関係者が「そうか。日本人は自分のプライドをくすぐる作品には弱いのか。これからは日本市場をターゲットに稼ぐぞ」なんて安直に思わなければいいけども…。いまやイラクの自衛隊員までが言葉にする「武士道」ですけども、武士の世の中とは、簡単に言えば暴力で民衆を支配し、身分差別と排外主義で社会を安定させていた時代でしょう? 少なくとも家系図なんてものはない私の祖先は武士道とはまったく無縁の、貧しい一般庶民の暮らしだったはず。ほか大多数の日本人もそうであるはずなのに、アメリカが描いた画餅(?)の武士道精神をありがたがって日本でのみローカルヒットさせている様は、意外にアメリカ人には滑稽に映ってるかもしれません。ほんとなら4点だけど、斬られ役一筋でついにハリウッドデビューした大部屋俳優の福本清三さん。彼の「ラストサムライ」の演技にプラス2点。よって6点です。 【しまうま】さん 6点(2004-03-07 22:46:32) |
259.シナリオと役者と制作国に賞賛。 【たまごくん】さん 8点(2004-03-04 20:54:39) |
258.《ネタバレ》 アクションは迫力があって、エンターテインメントとして楽しめました。ただ、「大村」が(特に後半)ただの薄っぺらい「悪役」になっちゃったのは減点。あの時代に「近代化」という夢にとりつかれた日本人としてちゃんと描ければ、「サムライ」との対比も単なる「善玉・悪玉」じゃなくて、一つの時代の価値観の対立として、もっと深みがでてきたと思うのですが・・・。「大村」をちゃんと描けない点に(彼には、アメリカ人はエキゾチックな魅力を感じないんでしょう)、ハリウッド映画の限界が見えちゃった気がしました。 【ころりさん】さん 5点(2004-03-04 10:58:39) (良:2票)(笑:1票) |
257.《ネタバレ》 渡辺謙を期待してたけど、予想以上にトムがかっこよかった~!!小雪とトムのきせかえシーン、色っぽかったあ。なんだか一日中、心がほかほかでした。最後に小雪のところに戻ったのも、あまりにも予想通りすぎて反吐が出つつ、期待に応えてもらって嬉しかった!それで十分っす。 画面は美しかったし、ストーリーはなんかめちゃくちゃだったけど異文化交流についてのフィクションだと思えば、まあこれもありなんじゃないかな。異文化交流といえば、トムが小雪の甥っ子と打ち解ける時、親指が切断したように見える小ネタやってたの気が付いた人いないかな?映画館は無反応でシーンとしてたけど、私はアメリカでもあれをやるんだと知って大感激でしたがね... 【●えすかるご●】さん 7点(2004-03-04 01:51:01) |
256.「サケ~」は、他が霞んでしまうほど、凄かったと思う! |