268.何でトム・クルーズが時代劇でてるの?感が最後まで抜けなかった…。そのぐらいよく日本を描いてくれてた作品というのも十分すぎるほど分かるほどに。 それにしてもトムの目力は強烈ですね。眼力で石に出来そう。 【PLANET】さん 5点(2004-06-11 22:24:15) |
267.トム・クルーズの一得なところは、画面一杯に、一生懸命に演じているんだよと、滲み出てくるところだった。それだけで、トム・クルって健気だぁと、思ってしまうんだな。でも、本作のトムは、そんなものを超えていた。トム・クルに、こんなに抑制の効いた演技が出来るとは、正直、驚いた。オスカーでは渡辺謙ばかりが目立っていたが、これで、何故、トムがノミネートもされなかったのか、不思議でならない。もっとも、作品的には、確かに突っ込みどころ満載だし、少々情緒過多だし、確かにアメリカ受けはしないだろうなぁ。それでも、よく描けていたと思う。忍者は、別に不自然に思わなかった。天皇とは関係無いだろうけど、江戸城御庭番というのは、確かにいたらしいし、そういうのを出したかったんでしょう。それにしても、アメリカ人が日本の伝統や風習を惜しむって、日本人が宮廷舞踏会に憧れる感覚なのかなぁ。時代背景的なことについては、敢えて突っ込む気はない。「レジェンド・オブ・フォール」や「アラビアのロレンス」からして、ああだし。この作品をきっかけにして、あの時代を学ぼうという気になる人が多ければ、作品としての価値はあると思う。それにしても、私、渡辺謙=勝元が、ラストに近くなるほど、だんだんモーフィアスに見えてきた(笑)。 【由布】さん 8点(2004-06-10 22:09:45) |
266.日本人ってすばらしいと、映画でも、俳優陣でも思える。これは時代劇というよりは、ファンタジー。美しい風景や、武士道を通じて、人生に語りかけてくれる。批判も集中しやすい作品だが、自分にとってはここまで揺さぶられた映画は無い。 事実をもとにしたフィクションにおいて、題材の日本人全員から賞賛を得ることは不可能だとおもう。日本人がどんだけ金かけて時間かけて研究して作っても、この映画に勝るものは簡単にはつくれまい。見てない人はとりあえず見てほしい映画。
【NARCISSE】さん 10点(2004-06-10 20:59:47) (良:1票) |
265.アメリカ人が描いた武士道は、このあたりが精一杯なのか。自分を律し、日々黙々と精進を重ね主君に仕え、事が起これば主君のため命を捨てる覚悟で臨む。真田広之、福本清三から、これぞ武士道というものが窺われたが、肝心の勝元の覚悟が曖昧だったのが残念。出陣の時、沿道から黙って頭を下げて見送る者達の姿は武運を祈りつつ最後の別れになるかもしれないという覚悟が感じられるとても印象に残るシーンだった。 |
264.かなり期待しましたが、正直がっかりです。全く感動出来ませんでした。それはこの映画の核である「武士道」が何の為に戦っているのか全く伝わってこなかったからです。 オスカーにノミネートされた渡辺謙さんの演技は素晴らしいのですが、英語が流暢過ぎて、逆にリアリティに欠けるというか。変な風景も含めてやはりハリウッド製SAMURAI映画そのものです。 【JEWEL】さん 5点(2004-06-09 17:40:21) |
263.思ったよりも賛否両論のようですが、私はとても感動しました。 確かに間違った表現や歴史にそぐわない所もあるかもしれない。
私個人としては、きっちりとしたお勉強的な正確さで日本を難しくしてしまうより(現代の日本人でさえ難しいあの時代解釈ですし)、娯楽的な要素をこれだけ盛り込んで、尚且つとても美しく高潔な国に仕上げてくれたハリウッドに、日本人として感謝したくなりました。 武士道精神というものが馴染みのない国の方々に分かりやすく伝わるようにディフォルメしてくれたんだろうなぁ、と、正確ではない部分もそんな意図を感じたように思います。
よく日本にいるよりも外国に住むとより日本のことが分かる、と海外に住まれている方に聞きます。 この映画を見て、そんな言葉を思い出しました。 私の中には、素晴らしいルーツがあったんだなぁ。
実際の日本の歴史を見ると(切腹・特攻)それこそ悲しいだけのやみくもな死だと思っていましたが、この映画は生きることの大切さを教えてくれたように思います。 死が誰もにいつか必ず訪れるそのときまで、いかにして生きるか・・・。 精一杯生きて行こうと、感じました。 【cha-cha】さん 7点(2004-06-09 14:58:16) |
262.観終わった後、ものすごい嫌悪感がありました。やっぱりアメリカ映画ですね。 【かずのすけ】さん 2点(2004-06-08 20:51:25) |
261.映画館で見たときは、大感動。渡辺謙とボブのかっこよさにしびれた。・・・でもなぁ、重要なシーンなのに、桜の前でオルグレンと勝元が話すところ、桜の色がやばすぎる。リアリズムうんぬん言うなら、あんな造花ばればれの使うより、本物の桜の時期まで待ったほうがよかったんじゃないかな。もちろん、ヤシノキと、トム&小雪のちゅーシーンは<こらぁ!んなワケあるかぁぁぁ!>と、劇場でツッコミいれてた(心の中でだけど)。ツッコミどころは多々あれど、及第点は余裕であげられる作品でした。まぁ、釈然としない薄い内容だったけどね。 【ちー】さん 6点(2004-06-08 13:50:58) |
260.そもそも侍魂とはつまり愛国心である。 そんなもの現代日本人の中にどれくらい残っているのか? 観客も、制作者たちも、侍魂を「命を懸けて自分の意志を貫く」くらいのシンプルな構造で 捉えているのだろう。だから勝元たちの戦う理由がわからない、という根本の空洞が生まれる。 「国の行く末を案じて命を懸ける」という感覚は、完全な個人主義に染まってしまった 今の日本では理解できないものだろうし、理解しろというのが無理な話である。 敗戦国の日本は戦勝国の米英によって、愛国心を抜き取られる教育を受けてきたのだから。 では日本の観客が「侍魂に共感した」と勘違いしたものの正体はなにか? それは渡辺謙や真田広之の魂ではないか。彼らの奮闘に感動し、彼らの死そのものを悲しんだのではないか。 散っていく男の美学。日本人をカッコよく描いてくれてありがとう、という感謝の涙。 私はこの映画をその視点で観たし、その意味ではよい映画だったと思う。 しかし米国人に侍魂を教わるほど腐ってはいない、と胸を張って言える日本人で私はありたい。 日本人のアイデンティティーを口にするだけで煙たがられる現代日本において、 こんなレビューを書いている私は、ただの異端なんだろうな。 【337】さん 6点(2004-06-08 06:23:15) (良:2票) |
259.よかった。渡辺謙かっこいい。 |
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258.普通に面白かった。 |
257.真田広之が強い!!高校教師の頃のあの貧弱な広之は何だったんだ~。 【ケンジ】さん 7点(2004-06-07 18:37:43) |
256.観終わった後味がこれ程悪い映画も珍しい。一言で言えば歴史認識の相違から生じる不快感だが、ノミネートということで、マスコミなど全く内容の是非については触れようともしない点についても憤りを感じる。アクションは日本の殺陣師の努力もあって良いのだから、極端に言えば「ロード・オブ」の様に娯楽アクションに徹してもらえれば、誰でも楽しめたのである。実際、インディアン=サムライと短絡的に”弾圧される者たち”と結び付けたり、忍者が出てきたりと、世界向けの戦略が見え隠れしたりする。何が一番問題かと言うと、政府に反逆する勝元(渡辺謙)の理由が分からないのである。役者やスタッフとはいえども日本人が制作に関わっているのだから、説明不足の一言では済まされない。根本がコレだから、トムが惹かれる訳も理解出来ないし、反乱軍のくせに天皇に簡単に目通り出来ることなど、何から何まで違和感だらけなのである。”武士道とは死ぬこと”が美化されし過ぎており、これでは世界から観れば「特攻隊」の原点位にしか感じられないだろう。このような誤った認識をされるのは甚だ迷惑である。私は時代劇が好きだし、数々の作品を観てきたので本能的に嫌悪感がした。小池一夫作「子連れ狼」の中に「武士道とは死をもって生きること」というセリフがある。心の奥底に死をも掛けて主君に仕えるということで、今回の様な”狂い死に”では断じて無い。勝元が仕えるのは天皇であり、刀を取られるという理由だけで反乱を起こすのである。何処に正義があり、死を掛ける理由があるのか。しかも銃を使わないで戦うなど、信長なども否定している。勝元が死ぬのは良いとしても、道連れの部下については全く見るに耐えない。最後に、翻訳で”朕”と訳したことについて疑問を感じる。少なくとも私には中国皇帝のイメージしかない。翻訳:戸田奈津子とあるだけで消沈するのは私だけでは無い筈である。 【まさサイトー】さん 3点(2004-06-07 02:12:25) (良:6票) |
255.ホント、良く描けている。正直まさかここまでサムライを出せるとは驚きです。それにしても日本人が良く頑張った。特に真田さんの演技って謙さんより印象強いなぁ。だからもっと真田さんにも声かけてくれ、ハリウッドよ。でもあえて言うならちょっとサムライ強すぎる気が・・・、ラストとか。 【ジェダイの騎士】さん 7点(2004-06-06 23:06:28) |
254.ふとおもったのだが、ケビンコスナーか、メルギブソンが主演でも、よかったかな、と、ふと思ったのと、だが、かえって、主演の彼、いい男なのに、少し影が薄い、このへんが、似合ったのかとも思えるのだが、彼の映画失敗は、ミッションインポシブルあの役も彼がやったせいで、薄いコーヒーのように感じたのは、私だけなのかな。にほんで、とろうが、外国で取ろうが、ビッグに予算を撮れる映画、これだけの役者をそろえられた、素晴らしいし、感動しました。日本側の役者人も、素晴らしかったです。渡辺ケンは、無名時代にテレビにでていたときに、素晴らしい役者だなあ、と思って偉人物でした。フジテレビで、昔、素浪人みたいなテレビを一目見たときに感動したのを覚えています。時代背景や、細かいことを言うつもりはありません。映像として、綺麗にとれているし、やはり、素晴らしい映画なのでしょう、えいがって、本当に素晴らしいです。松本小雪だっけ、そそとした、雰囲気が良かったです。 【yasuto】さん 10点(2004-06-06 04:15:52) |
253.(「ダンスウィズウルブス」+「グローリー」+「渡辺謙」)÷3=「ラスト・サムライ」って感じでした。 アラ探しをすればいくらでもできちゃうけど、これは本物の日本ではなく、日本風ハリウッドファンタジー映画。 アボカドを巻いたお寿司もこれはこれでうまいじゃん、というお味でございました。
とはいえ、軽く見流したわけではありません。大変重厚でよいものを見せてもらったと思っています。 また、私は本作を好戦的な映画だとは受け止めませんでした。歴史の狭間で翻弄されていく哀れさはどの時代の人間も同じであるような気がします。 登場人物がみんな単にヒロイックな人間像として描かれるのではなく個性を持った個人個人として描かれていて(そこもさすがハリウッド! 日本の時代劇と大きく違う点ではないでしょうか)、彼らの内面にある精神性としての「サムライ・スピリッツ」がちゃんと感じられ、人間理解の深い作品だというふうに受け止めることが出来ました。
主役陣の殺陣もすばらしかったじゃありませんか。群像としての殺陣には若干不満もある(何だか「グローリー」を見てるみたいだった)し、真田さんだけ群を抜いて素晴らしく、ほかの人と差がありすぎたなど、不満も少しはありますが、ここは真田さんの素晴らしさのほうを買いたい。 自分の名誉ではなくこの映画が少しでもよくなることが本望、という彼の姿勢はまさに侍の精神と合致しているのではないでしょうか。 私はナショナリストじゃないし、最近の真田さんの作品には少し不満もありましたが、そんな私も涙が出そうでした。
製作資金が豊富にあったならば、これほどのものが邦画にも出来るのか、出来ないのか、というのが私の今の一番の関心事です。
〈余談ですが、ズウィック監督って、あの思い切りやりすぎの「アイ・アム・サム」のプロデューサーとは思えないほどの抑えた演出ぶりでしたねえ。監督としてのズウィックと、プロデューサーとしてのズウィックが違いすぎる! プロデューサーってただ儲かるように算段できればそれでいいってことなのかしら? もしそれがハリウッド・システムの常識なら、それはイヤだなあ・・。〉 【おばちゃん】さん 8点(2004-06-05 10:39:24) (良:1票) |
252.賛否両論あるみたいですが、私は素直に評価したい。アメリカ人・日本人問わず人間のメンタリティーの中に「何かのために死ぬ」という事へのヒロイックな物を感じている事は事実だろうし、そのことに対して尊敬の念が強いのでしょう、誰もが簡単に出来る事ではないですから。だから、映画の題材としても飽きることなく取り上げられてきていると私は考えているし、それなりに人口に膾炙もしているのでしょう。その表現手段として侍を取り上げる事は、決して不自然な選択ではないし、その描写方法も不愉快を覚えるものでもなかったと思う。 【きつま】さん 8点(2004-06-05 10:04:32) |
251.期待していた分だけ、がっかりしました。やっぱり、時代考証をここまで無視されると何がなんだかわけがわからん。真田の鎧なんか、バイキングだよ。侍の所作もまちがいだらけだし、こんなおかしな日本人を演じさせられた俳優さんたちは大変だったろうと思う。まさにアカデミー賞ものでしょ。トムクルーズ演じる主人公は、明らかにインディアンと日本人をオーバーラップしているし、白人の有色人種に対する優越感がでていて、いやらしい。明治天皇と思われるおにいちゃんと、外国人のやり取りは国辱モンのですよ。まあ、救いは小雪の子供役の二人がかわいかったとこかなあ。なんか久しぶりに批判しがいのアル映画を見たなあ。変な充実感があります。 【ジブラルタの星】さん 2点(2004-06-05 02:02:52) |
250.日本人がどうとか,サムライがどうとかよくわからないし,あまり興味もないです.そんなことを抜きにして,トムの変わらぬかっこよさに7点です. 【マー君】さん 7点(2004-06-04 19:37:02) |
249.外国の方はこの映画を、僕たち日本人が「ブレイブハート」を見ているような感覚で楽しんでいたのでしょうか?そう考えれば確かにこの映画は海外では高評価を得る事でしょう。なぜなら、現時点において日本特有の文化や歴史、とくにこの物語の題名にもある「サムライ」が人気をはくしているからです。ですが、その海外評価を日本のメディアは直接日本人に伝えています。そしてそのあおりをうけてこの映画は無論日本でもヒットを飛ばしました。ですが、これが日本国内でつくられ、日本国内での放映しかなかった映画ならどうだったでしょうか。ストーリーとしては、物語にスムーズな流れがなかなか見られず、そこまで興味をそそられた映画とは僕は言えないと思います。第一、この映画が海外でヒットした理由はあくまで「日本文化」が大きな原因であります。その理由としては主演であるはずのトム・クルーズはアカデミー賞にノミネートされず、日本文化の架け橋となった助演の渡辺謙がノミネートされました。本当に良い作品なら、作品賞もねらえただろうに、ノミネートもされませんでした。海外評価に惑わされずに自分自身のしっかりとした見解をもった上でもう一度見てみると良いかもしれません。 【000】さん 4点(2004-06-04 17:45:27) |