128.外国人が作ったにしては、悪くない日本食。 だが、日本史ファンとしては、本当の日本食の味には程遠い。 これがきっかけで多くの日本人がもっと自分達の中身の構成物に興味を持ってくれたらなと思う。 武士道と一言で言っても、鎌倉風、戦国風、江戸風他にもいろいろありまして。 今回、トムさんが出してくれたのは、江戸風です。 機会があったら、是非他もご賞味あれ。 悪い映画では無かったです。 【N列23番】さん 6点(2004-01-27 23:23:58) (良:1票) |
127.勝本たちが何のために命をかけて戦っているのか、また武士道とはそもそも何なのかが描かれていない。かっこいい剣劇シーンは多々あるが、それだけの映画だ。日本人同士が意味もなく殺し合っているようで後味が悪かった。 【駆けてゆく雲】さん 4点(2004-01-27 20:59:54) |
126.本当にヒドイ。デタラメな設定や時代考証には全て目を瞑ったとしても、なお余りある下らなさ。薄っぺらな心理描写、ご都合主義で配置された人形のようなキャラクター。ハリウッドの大作映画にありがちな、ステレオタイプでチープな世界観だが、特に強くそれを感じてしまうのは、やはり日本が舞台だからか。要するに、この映画を本当に作りたかった人は誰もいないのだろう。これは「作品」ではなく「企画」。こんな企画ならいけそうよ、という企画書が提出され、予算が付いて、スタッフが人選されて、プロジェクトが動いていく。スタッフ個々人はプロであり優秀だから、ちゃんと仕事はする。しかし出来上がった映画は、細部はよく作られているものの、伝えたいこと、表現したいことは何もない、大仰なだけの空箱になる。「名誉」とは何かを考えもしない人が、「名誉」をテーマにした映画を作ることの皮肉、というところか。観る前から大体予想はついてたんだけど、諸般の事情で観ざるを得なかった。観てしまったからには、言わざるを得なかった。泥臭くてリアルな殺陣に1点、随所でニヤニヤ笑えたことに1点。 【眠い悪魔】さん 2点(2004-01-27 01:25:57) (良:4票)(笑:1票) |
125.国外に日本の昔の姿や葛藤をある程度正しく伝えることが出来たという功績に関しては高評価。だがやっぱりツッコミどころは気になるし、戦いの最後は音楽で盛り上げて泣かせようという意思が見え見えで白けた。戦いが終わった後、罪人のはずのトム・クルーズが何でのこのこ刀を持って天皇の前に出てこられるのかも外国人には理解不能。 【Mojo】さん 7点(2004-01-25 22:50:50) |
124.時代考証云々をいいだすと、「戦国自衛隊」を評することができなくなってしまうので(笑)、まあ、どこかの国のおとぎ話として見ましょう。としたら・・・何も語るところがないんだなあ・・・。困った・・・。しかし、真田広之に尽きます。彼だけ凄い!彼だけで映画館で見る価値あった! 【神谷玄次郎】さん 6点(2004-01-25 01:35:38) |
123.渡辺謙よくやった!他の日本人俳優達も本当に素晴らしかったと思う。トム・クルーズも、今まであまり良い俳優だと思ったことは無かったが、この作品はよく頑張ったと言えるのではないだろうか。素直に感動。侍を、武士道をこれだけ荘厳で美しく描いてくれただけで、ありがたいと思った。侍が最初に出てくるシーンなんて、鳥肌が立った。この映画のテーマは、武士道もさる事ながら、最後のシーンでの言葉が重要だと思う。私たちは、自国の文化や伝統大事にすると共に、他国の伝統や文化も認め、大事にしていかなければならない。これは互いの文化を認めようとせず、弾圧していく人類の悲しい歴史、そして今なお続く現実に対する警鐘なのだろう。 【深海】さん 9点(2004-01-24 23:34:13) (良:1票) |
122.最後小雪のところに戻るシーンは「うわっやっちまった!」と思いましたが、そこ以外は良作。思っていたよりはずっと楽しめました。心に感銘を残す物ではないが、娯楽としては楽しめると思う。渡辺謙の存在感は特筆です。彼のギラギラとした目の中にいず滅び行く運命が見え隠れします。生き残る者ではなく、滅びる者が生きた目をしている。自らの滅びの中に名誉を見出すという、侍の美学(美化しすぎの感もあるが)を比較的誤解なく表現できているのでは?だからこそ、アメリカ人の侍という、どうかすればコメディになってしまいそうなテーマを大真面目に映画にしても、日本人の共感を少なからず得られたのではないだろうか。 【犬】さん 8点(2004-01-24 00:03:22) |
121.意外としっかり日本を勉強していた。今までの日本が舞台のハリウッド映画の中では1番まし。ストーリーも悪くないし。渡辺謙の鋭い目つきがカッコよかった!俺の中にもサムライ魂はあるのかぁぁぁ!!? 【くそったれバカ】さん 8点(2004-01-23 23:46:15) |
120.時代考証・設定等を疑問視する声が多いが、それだけで辛口な評価をしてしまう方が多いのは残念に思う。だが日本を舞台として描く限り厳しい目で見てしまうことは致し方ないのだろう。 しかしながら日本人の持つ奥ゆかしさ、礼儀正しさ、勤勉さをリアルに描いている点を私は評価したい。日本人の外見をなぞった映画は数多あれど内面を描いた作品となるとなかなかないものである。映像や音楽も素晴らしく、気高く力強く生きていた武士の姿に心を打たれたのが私だけでないことをここに投稿された多くのレビューが物語っている。 鳥肌がたつほど尊厳的な映像、涙を誘う刹那な台詞に「心を無に」して隅々まで味わって頂きたいと願わずにはいられない作品である。 【HARVEST】さん 10点(2004-01-23 15:39:17) |
119.ふ~ん、ハリウッドが日本びいきに武士道を描くとこうなるのか、 といった感じです。まあ日本人がつくる時代劇もまた然りですが、明らかに実際の武士道(タイムマシンがないのであくまで推測ですが)とは違い美化しすぎかなと思いました。(まあでもどの映画でもそうですがこれくらいしないと映画として成立しません。) それとストーリーで気になる点がもう一点、この映画では勝元は一種のヒーローとして描かれていますが、時代の流れに逆らう人をこうも美化していいのだろうかと感じました。もし勝元とその子孫ががんばって武士道を守ったなら、2004年も武士だらけです。この映画は日本人は見たら気分が良くなる映画ですが、日本人を低くみている諸外国の方々が見た感想が気になるところです。 【 バース】さん 7点(2004-01-22 23:36:58) (良:1票) |
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118.公開前に観たということで期待してなかったのにいい意味で裏切られました。今までは外国で作られる侍映画って変なシーンがいっぱいあるじゃないですか?(笑)
全然変じゃなかったですよ。 勝元ってはじめて聞く名前だったけど西郷隆盛がモデルって本当?架空の人物だということも最後には悟りましたけどね(苦笑) それにしてもトム・クルーズより渡辺謙の存在感がピカイチに光るいい作品。真田広之も良かったけど。音楽もとても印象に残っています。 【広瀬真由美】さん 8点(2004-01-22 00:21:07) |
117.日本のことが大好きなトム・クルーズが、どーーーしてもどーーーしてもタチをやりたくって作った映画なんだろうなぁ、というのが伝わってきました。作品としては、それ以上でもそれ以下でもない。。。一つこの作品の成果としては、渡辺謙という日本の名優を世界(とくにアメリカ)に紹介したことでしょうね。トム・クルーズがNBCの夜のJay Lenoのショーに出たときに、Jayも渡辺謙を絶賛してました。アメリカメディアは渡辺謙に好意的です。Golden Globe賞、Academy賞もいける?! 【あまね】さん 7点(2004-01-21 06:46:31) |
116.日本が美しく描かれている、日本人俳優が際立ってかっこいい、コレだけでも誇らしげに嬉しくなってしまう自分は、やっぱ日本人なんだなぁって思ってしまった。異国の文化等を理解し合うということは、重要でとても美しい事だというメッセージも感じられるかと思うのですが、刹那的にかっこよすぎなシーンが多かったのでメッセージ性は、かき消されちゃってますよね、でも渡辺さん、真田さん両名ともにかっこよかったなぁ。。。 【ないとれいん】さん 8点(2004-01-20 20:22:34) |
115.これは渡辺謙の映画といっても良いのではないでしょうか?完全にトム・クルーズを食っちゃってます。圧倒的存在感。もっと国際的な舞台で活躍して欲しい俳優ですね。内容的には、かなり日本人に配慮している印象を受けました。最後の明治天皇の台詞なんて、日本人としてまったく共感できる言葉です。ハリウッド映画も進化したものです。さらに印象的だったのが、トム・クルーズがインディアン虐殺に関して強く後悔していたシーンです。ハリウッド映画として、アメリカの侵略行為を自省したなんて前代未聞ではないでしょうか。細かい時代考証の不備は、商業的に映画を盛り上げるための必要悪として、目を潰れる程度の失点です。観客は日本人だけじゃないですから、お決まりの芸者ガールと青い目の異人さんの恋は避けて通れないでしょう。あと、合戦シーンはハリウッドお決まりの単細胞的な迫力至上主義でしたが、まー良しとしましょう。減点要素は多少ありますが、結論としては「見る価値あり」の映画です。 |
114.この作品の評価できるところは武士道云々ではなく、米国の作品にしてはかなりまともな「日本」が描かれているところにあると思う。かつては「ブラックレイン」など、日米合作にもかかわらずあれほど誤解だらけの日本を描いていた頃から比べるとこの作品の登場は一種の革命とも言えると思う。したがって、この作品のヒットの要因には、そうしたかつてのうわべの合作にウンザリしていた日本の映画ファンにとって米国映画の日本文化への歩み寄りがとても嬉しかったのではないだろうか(自分は嬉しかった)。しかし難点は、それが必ずしも米国人製作者の力ではないと言うことだ。本作は日本人俳優の多用により日本らしい世界の創造に成功したのだが、反面、それによってどうしても日本映画的要素が強くなってしまう事だ。渡辺さんの堂々と、貫禄のある演技には引き付けられるものがあるし、影のある小雪さんも魅力的。むしろこの作品が日本を描けたのはしっかりと日本人が日本人を演じ切っているところにあると思う。そうなると「この作品が米国人の意思が反映されているのか?」という疑問が生まれてくるのだ。 |
113.渡辺謙サイコーです!泣きました。 【自由人】さん 9点(2004-01-18 11:51:34) |
112.まず、殺陣は凄かったです、ここに4点! でも、気に入らないのは、映画全体を通してオリエンタリズムが、プンプン匂ってくることです。なんかルイス・ベネディクトの「菊と刀」そのまんまって感じです。 歴史考証もおかしいです。なんでサムライたちは刀と弓矢だけで、火縄銃使ってないんでしょうか?1877年で仮に日本が舞台だとするなら、出てこないのはおかしいです。近代と中世の対立を明確にしたかったのかもしれませんが、乱暴です。 トム・クルーズが日本語最後までぜんぜん上達しませんでしたが、あれこそがこの映画の全てを物語っています、彼らにとっては日本の歴史など関心を払う問題ではないのでしょう。そこにあるのは、彼らが独自につくりあげた「サムライ」という、オリエンタリズムに裏うちされた幻想だけなのではないでしょうか。 【モモッち】さん 4点(2004-01-18 01:41:17) (良:1票) |
111.全体としてストーリーが良くわからなかった。戦闘シーンや、トムクルーズが勝元の村で過ごすシーンはおもしろかった。ラストはすっきりとしないもので、あまり好きではなかった。 【インセイン】さん 7点(2004-01-17 21:50:06) |
110.サムライ…なんてかっこいいんだろう!日本人の中に眠っていた侍魂を呼び覚ましてくれるような作品。日本人として生まれてよかった。いわゆるガイジンから見た日本ではなく日本自体が表現されていると思う。ラストシーンでは素晴らしい迫力にかなりドキドキ。そして日本軍の兵士が全員、土下座をしたシーンにはゾクゾク。私の中で『侍』という字がすごく偉大に感じられました。唯一、たかの信念は貫き通してほしいような気がした。侍の妻として生きてきたのならたとえ一緒の時を過ごしていてもそんな思いは持たないハズ。でも文句なしの10点!サムライ、バンザイ!!! 【蘭】さん 10点(2004-01-17 01:01:55) |
109.よくぞやってくれた、という胸のすく思い。 確かにロケがほとんど海外だったから生えている植物がちょっと違和感あったり、史実上では正確でないと思われる部分も数々ある。しかしドキュメンタリーでもない映画に必ずしも史実に忠実に描く必要もなく、気が付くと全く違和感なく鑑賞している自分がいた。時代考証に労力を費やしただけあってかなり「凝って」描かれた明治初期の日本、従来のハリウッドが描いてきた日本の姿とは比較にならないほどスケールが大きく緻密。幕末から明治の日本、世界大戦後の日本のように、他の国の文化を受け入れることで自国のアイデンティティーが失われることを危惧したこんな人物や、こんな事件が実際に存在したのではないか、と思わず納得してしまうだけのリアリズムがある。あれだけの世界がハリウッドで再現され世界に発信されたことは、日本人としてなんだか誇らしい気持ちになった。 こんな現代のアメリカでも、他国の文化を理解しようと努め、なおかつ「滅び行く相手側の視点」に立って映画づくりができる人がいるのが嬉しかったが、これを観た外国人の人が、今までにない正確さで描かれた切腹や古い時代の日本人の美徳をどう思うか、大変興味がある。トム演じるネイサンはかつてのアメリカのインディアン侵攻に嫌悪感を露骨に持ち侍に共感するが、果たして現代のアメリカの人々は。アメリカは世界でみれば最も歴史の浅い国。古い他国の歴史や文化を重んじているこの作品、イラク問題まっただ中のアメリカの人々は、どう観るか?切腹という自殺を、「名誉ある死のかたち」というひとつの「文化」として認めることができるか?この映画を観た海外、特に我こそ正義のアメリカの人々がどんな感想を抱いたのか、是非感想が聞きたい。 渡辺謙や真田広之も、トム・クルーズに負けない名演技!物語がトムの独り舞台ではなく、渡辺謙演じる勝元や日本のサムライとのヒューマンドラマとして描かれているのがとてもいい。この映画を観る時代劇に慣れた日本人の視点は、当然ながらかなり時代考証的になってしまうであろうが、物語の構成自体も決してつまらなくない。シンプルな物語の中に日本人の良き姿を再現してくれたこの映画スタッフに感謝。 【six-coin】さん 8点(2004-01-17 00:48:38) (良:1票) |