388.良くも悪くもアメリカ人が創った映画なんですよね。トム・クルーズは過去にインディアンを虐殺した経験があり、そのことに苦しんでるらしいんだけど、その描写が弱いのでただ単に横柄なだけにも見えるしな~。真田広之が剣術の指南をするとこもいじめに見えるし、トムが目を閉じて集中したとたん勝利するシーンは呆れてしまった。小雪のキスシーンもありえないし、勝元がトムを生かしていた理由も分らんし、トムにだけ弾が当たらないのはなんで??戦国時代から鉄砲はあったのに、なんで、勝元軍は鉄砲を一切持ってないの?怪我するとそんなに酒が飲みたくなるの?「サーケー!!」って囚われの身なのに態度でかすぎ。勝元は幕府軍じゃないんだね。勝元と政府軍の対立の理由も良く分らん。確かに、開国のとき日本に来た外国人は日本の秩序と豊かさに驚き、開国により日本が資本主義に毒されるのを嘆いたらしい。この映画はうわべは日本の神秘的な魅力に敬意を表しているようにも見えるんだけど、結局何も分ってないって感じですね。ただ仕事だから、それらしく仕上げただけのガタクタですね。 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-11-01 16:03:21) |
387.飛行機の中で観ました。 感想。眠くはならないです。それ以上のものはございません。
映画には、いくら「突っ込みどころ」があってもいいと思います。 それをもってあまりある魅力があれば。 又,製作陣が最初に提示した「約束の線」を自ら超えなければ。 しかし...
例えば、黒澤明、宮崎駿、武満徹,小沢征爾等のインタビュー/対談、スタッフの話、等をお読み下さい。 作る側の心構え,最低ラインというもののご参考になるでしょう。
「突っ込みどころ満載だが、魅力溢れる作品」の代表格として、「太陽を盗んだ男」を挙げたい。 特典DVDもご覧になれば更に「なるほど」と思われるでしょう。 勿論私にとって、そうした資料は「後付け」のもので、 彼らの作品はそんなことを知らなくても楽しめる、とてつもないパワーを持った作品です。 その源泉を知りたくて、その一部に触れて、「成る程!」というわけです。
この作品からはそうしたパワーが感じられない。
何に対してであれ,感動できる心は素晴らしい。 しかし、客が育たねば,映画の質はますます衰退します。 同時に、提供する側の心構えや「ここでOK」というラインが下がれば,作られるものの質も下がる。 そうした作品が全体に占める割合が上がれば、全体が薄まる。 客はその中で相対的な判断を行う。 そしてその中の作品や監督を「目標」にしてプロになる者。 そして彼らの「目標」は「目標」で「最低基準」でないために、さらに質が低下したりする。
料理同様,芸術にも「口に合う,合わない」という要素は存在する。 例えばベジタリアンであっても、近江牛というものは良質のものなのだ、と認める心は持ち合わせておきたい。 この映画がここまで絶賛されてしまうのは、私たち客側にも問題あるのでしょう。 トム・クルーズは現代の大スターであり、ハリウッドの中で最もパワフルな人物の一人です。 彼に「ここでOK」と思わせてはいけない。もう一押し,ふた押しさせるのは、観客の眼です。
「ここで大丈夫と思ったら、もう一押し。それが映画だよ」 と その昔、黒澤明は言われたそうです。
このような現象は、音楽界、マンガ界においても非常に顕著なものですが。 【tj】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2005-11-01 01:49:00) (良:3票) |
386.武士道を殆どオーナー=誇りで片付けてしまっている点が至極残念でした。 あたかも幕末期に外人が撮影した写真と、日本人が撮影した写真で視線の 違いがでてしまったかの様な・・・ただ、製作者なりの拘泥と熱意が、 土下座や野戦のシーンの映像からも伝わってきました。 オールグレンの視点でみればこそ、もっと日本らしければ嬉しい映画だったかも しれませんが、レジェンドオブフォールといい、人物を丹念に追いつつも時代背景を 鏡のごとく描写するこの監督ならではの手法で表現されたオールグレンの佇まいはやっぱり かっこ良いですね!港が近すぎて天皇が長崎に居るみたいに見えたのは愛嬌です。 【o-z】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-28 01:54:39) |
385.青い眼のヒーローがやってきて異国の部族を率いて戦う…って、こりゃ日本版『アラビアのロレンス』か? たしかに日本をキチンと描こうとしている制作者側の意気込みは感じるけど、やっぱりおかしな部分もいっぱいあるし。それはともかくそこそこ楽しめました。とりあえず、初めての英語での会話にも関わらずヒヤリングが完璧な謙さんに6点。 【とかげ12号】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-10-27 23:35:59) |
384.あんまり期待しないでいったんだけど、すごいよかった! ところどころちょっとオカシイとこも(木が南国風だったり)あったけど全体的にはすんごいよかった! てゆうか、日本人だからあまくしちゃうのかな(笑)小雪すっごいキレイ!女なのに惚れそうな勢いです。 この映画は渡辺謙がかっこいいよね。ほんとサムライっぽいかんじがしちゃう、シャロンストーンとつきあっちゃってるくらいだもんね 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-12 21:24:59) |
383.この映画がアメリカ人によって制作されたことに、驚きと感謝の念、そしてささやかなジェラシーを感じます。この時代を生きた、またこの映画を観る日本人に対して失礼のないよう、細心の注意が払われた時代考証&設定。これにより、我々日本人はすんなりとこの映画に感情移入できます。そりゃー娯楽大作です。細かいツッコミどころはあります。でも、でもですよ、それを凌駕するほどの迫力が、観る者を圧倒していくんですよ。渡辺謙の演技、真田広之のキレのある剣技、クライマックスの合戦シーン。それらがいちいち重みがあり、文字通り武者震いを覚えること必至です。そういった“動”のシークエンスに対し、中盤以降のトムと村の人々の心の交流では“静”の部分を強調。ここで小雪の存在がキラリと光ります。控え目ながらも芯の強い女性・たかを好演。モデル出身なのに、この人こんなに演技できるとは思わなかったです。大作なので尺は長いのですが、退屈にならないよう細かいくすぐりも入れてあり好印象。目付け役の武士(あの福本清三氏)にトムがあだ名をつけるシーンは爆笑必至です。敵側の日本兵も単なる悪者に堕していない点も抜かりがない。日本人に生まれてよかったと思える、日本人が観るべき正月映画です。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-10 01:31:26) |
382.う~ん、時代考証うんぬん以前に「ダンス・ウィズ・ウルヴス」に似すぎで新鮮味が無い。日本が舞台ってだけで、よくある二番煎じのハリウッド大作のような気がするんですけど・・・。あとやっぱコレは外国人が見て楽しむ映画じゃないのかな~。日本人である僕は“素直に”楽しめませんでした。ネイティヴ・アメリカンは「ダンス~」をどう見たのかが気になった。 【トマシーノ】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-09-23 02:42:59) |
381.一言で言うと、大傑作。 血湧き肉踊る演出、重厚な音楽、迫力の戦闘シーン、俳優の演技どれをとっても一級品。 時間が過ぎるのが余りにも早く感じました。 もっと見ていたい…そんな風に感じる映画と出会えて、あたしゃ幸せですわ。 【ふくちゃん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-21 07:13:50) |
380.終戦記念日に見ました(記念日って言い方は嫌だ)。今年は終戦から還暦を迎える年ということで、少し歴史にまつわる映画を見ようと思って、ラストサムライを見ました。とにかく言えることは、むなしい。人が殺しあうことは、無為なことだと考えさせられる。僕も含めて、人間は自分の経験でしか本気で考えられない部分があると思う。戦争だってそう。たぶん、心のどこかで自分とは関係のないどこか遠い国のお話、と思っている。でも、そうではない。自分達の先祖が確実に歩んできた道程であり、今日現実にだって起こらないとは言い切れない。この映画を通して、もう一度真剣に人の命ということについて、考えてみたいと思う。そう考えると、本当に今の自分は幸せだ。ちなみに、内容についてはあまり感情移入はできず、いまいちだったかも。何でトムを謙は生かしたのかわからないし(敵を知るため、みたいなことをいっているが、行動を見る限りあまりそうもみえなかったし)、最後まで生き残るのも・・・うーん。戦場のシーンでは、トムや謙のスタントもすごいと思ったが、馬はもっと大変だろうな、と不謹慎ながら思ってしまいました。馬のガンバリに1点プラスして評価。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-08-16 03:20:56) |
379.なんですか?この映画。あの名作「ダンス・ウィズ・ウルブス」を真似た侍バージョンですか? 主人公の西洋人がなぜ侍に惹かれたのかが良く分からない。落ち着いて考えれば誰でも理解できないのは、あの時代の女性が初めて見る西洋人、しかも自分の夫を殺した言葉も通じない西洋人に恋をしますか?ハリウッド映画だからどこかにラヴロマンスを入れなくちゃいけないのは分かるけどかなり無理がある。トム・クルーズは俳優としては良い演技するからとても好きだけど、製作者まで兼ねると自分をスーパーヒーローにした映画ばかり作ってしまう。ただの娯楽映画。 【カスミン】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-07-29 23:17:40) |
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378.主だったポイントは皆さまが指摘してくださったので、特に付け加えることはありません。日本人が見ると違和感を感じる点も多いですが、アメリカ人が作った日本ものとしては良心的なほうかなと思います。ちょっと長すぎ。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-23 19:14:18) |
377.トムクルーズより渡辺謙、真田広之の方が俄然いい。ストーリーは、渡辺謙が英語ペラペラなところやトムが侍にねがえるところが気になった。 |
376.perfectは「天晴れ」と訳すべきでした。「完璧」って何でしょう。内容は良いのに、戸田奈津子のセンスに辟易しきりでした。 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-12 14:50:10) |
375.散る花の美しさ。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-27 03:12:53) |
374.古い日本の描き方に一部変なところもあるが、これまでのハリウッド作品に比べれば格段に良い。終盤の戦いのシーンは圧巻。全体としてなかなか良い。 【クロ】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-05-23 11:07:16) |
373.実に見応えのある作品だった。気になる点も無い訳ではない。しかし,それを補って余りある充実感を味わえた。 【北狐】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-22 23:12:49) |
372.アメリカの理想の日本って感じの映画ではあるんだけど、だいぶ気を遣って作ってくれたな、という感じで好感をもてました。海外から見て日本にこんなに神秘的なものを感じてくれてるのなら、やっぱそっち路線で推していったほうがいいのかもなぁ、日本は。 【コダマ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-05-14 13:27:23) |
371.歴史が変わりつつある中で一人の男が時代に取り残されていくという点では「ギャング・オブ・ニューヨーク」と似通っている。しかし、ラストの天皇のシーンがあるせいで訴えるテーマが単なるサムライ礼賛だけに限定されてしまった感じ。渡辺謙の演技もそれほどすごいと思えたわけでもなく、むしろ絶賛する人々はオスカーに目が行ってしまったのではないか、という醒めた視点で見てしまった。ラストは無難に収めた感じだが、やはりメイン・テーマにはあまり共感できない。 【マイカルシネマ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-11 23:02:44) (良:1票) |
370.いいシーンはあるかもしれない。でも、日本人と文化を理解していない人間たちが作ったものには間違いない。武士は自分の事を「侍」と呼ばず「武士」と言い、使用する時は他の身分の人から「お侍さん」というように距離を置かれている言葉のはず。武士道をやたら美化している。おそらく「禅」と「武士道」を混同してる。アメリカ人が作ったんだから、時代背景が合わないのは別にいい。子供に「侍」と書かせてトムに持たせるダサいシーンがあるのも我慢する。江戸を「東京」としているのも仕方が無い。 【セクシー】さん [映画館(字幕)] 0点(2005-04-14 08:55:57) (良:1票) |
369.要所ゝにエキゾチックジャパンなところがあるけどそこが良かったのだと思う。もっと忠実に作ったら娯楽性は薄れて退屈な映画になったはず…肝心の武士道精神は充分に伝わった。小雪は古風で謙虚な女性を演じるにはミスキャスト。この映画こそ宮沢りえに出て欲しかった。 【わーる】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-04 22:40:21) |