116.日本らしからぬ農村風景が広がります。調べると、ニュージーランドとのことでした。 昔の農村がこんな牧歌的で清潔だったとはとても思えなません。ということで、日本に似ている架空の国を舞台としたファンタジーとしてすんなり受け入れられました。 綺麗ごとが鼻に付く「武士道」、かっこ良い主人公、現代美人のヒロイン…。端から作り物という前提が、頭の中で出来ているので、素直に楽しめました。 いつもこうとは限らないので、その条件が何かは自分でも解明できませんでしたが。 【傲霜】さん [地上波(字幕)] 7点(2025-04-20 10:35:20) |
115.ハリウッド映画にあっても、武士道に敬意を払われている点でよく出来た映画だと思います。 今の邦画のチャンバラが、腰が全く入っていないチャンバラダンス全盛期となり、 中国のカンフー、武術舞踊と同じで、魂の抜けたフヌケ活劇に成り下がった分、本作が良く見えます。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-07 20:40:54) |
114.不思議な映画でしたね。ニッポン人としてはところどころに「違うだろ!」って描写があるんだけど、作品全体を覆う精神性がそれを緩和してくれる。この映画のモデルは西郷隆盛と西南戦争なのでしょう。日本の近代化を進める中央政府の改革を武士道精神の衰退にアレンジし、不平士族の反乱は列強と結託する私欲財閥への戒めにアレンジしている。これを観た外国人が日本の近代史を誤認した可能性はとても高いのだけど、そんな危惧よりも先述の精神性の描写の方がニッポン人として嬉しく思ってしまった。同時に、今の日本人に武士道を体現している人がいるのかと外国人から聞かれたら、とても困るのだけど。厳しい表情をしながら眼だけに優しい涙を湛える渡辺謙の演技は、ハリウッド映画の中では独自の存在感を示したと思います。彼の侍演技の多くはNHK大河「独眼竜正宗」でブレイクした頃と大きく変わっていないと思ったんだけど、逆に当時からかなりのポテンシャルを持っていたことが改めて証明された気分でした。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-12-17 20:27:42) |
113.パールハーバーを観賞途中で挫折してから、洋画の日本絡み映画は観ないようにしてたのですが、想像よりとても良かった。しかしある程度細かい点には目をつぶることも必要かもしれません。渡辺謙がカッコよかった。 【なこちん】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2011-10-11 03:14:20) |
112.何と言っても合戦が物凄い。役者に徹底した稽古をつけ、500人のエキストラにも訓練を施しただけあってその迫力はケタ違いで、史上空前の合戦シーンを楽しむことが出来ます。それだけでも本作は存在価値ありでしょう。日本映画界も何年かに一度、巨費を投じた時代劇を製作するのですが、ただ大勢が走り回っているだけで迫力とは程遠いものがほとんど。その点、スペクタクルを作ることに慣れているアメリカさんは見せ場の作り方が非常に的確です。また、適度に汚しを加えた鎧のかっこよさも目を引きますが、この点でも、ピカピカのダサイ鎧を登場させる日本映画界とのセンスの違いを実感できます。。。お話については、本作の監督と脚本家は根本的な部分で大きな勘違いをしています。彼らはサムライを滅びゆく部族のようなものだと考えているのです(サムライとインディアンを同一視していることからも明らか)。そして本作が面白いのは、根本的な部分を勘違いしているにも関わらず、全体としてはそれほどおかしな出来になっていないということ。これはエドワード・ズウィックとトム・クルーズの真摯な姿勢の賜物で、日本人俳優からの指摘をきちんと作品に採り入れていったことで、作品は破滅を免れています。「意見を採り入れる」とは言うは易し行うは難しで、本作の脚本を書いたのはアメリカ人であり、いくら中立的に作っているつもりでも、無意識のうちに日本人キャラにもアメリカ的な言動をとらせてしまっていたはず。そんな脚本において日本人からの修正を受け入れていると、「そこを変えられると物語に支障が出るよ」という局面も多分に発生したことでしょう。にも関わらず彼らは日本人の意見を丁寧に拾っていったのです(ニンジャのくだりだけはどうしても譲らなかったらしいですが)。ただし監督達の勘違いが吉と出ている場面もいくつかあって、序盤のサムライ登場シーンなどはサムライを極端に神秘的で崇高なものだと考えていた監督のおかげで、目を見張るほどかっこいい場面となっています。日本人では、サムライをここまでかっこよく演出することはないでしょう。。。なお、本作についてよくある批判として、織田信長の時代から銃を扱ってきたサムライの武装が刀と弓矢だけってことはないだろというものがありますが、伝統的な武装のみで蜂起した神風連の乱が本作の舞台となる1876年に発生しており、あながち間違いとも言えないようです。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-14 01:56:42) (良:1票) |
111. 久しぶりに映画館で見たがとても迫力がありとても楽しめた。途中まで明治天皇は情けない感じだったが、最後に日本を誇りに思えるような行動を取ったとこはかっこよかった。もう一度みたいと思った作品である。 【kure】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-23 00:16:58) |
110.この作品を日本人が作ったとしたら、まず言葉の壁をどうやって乗り越えるかが大きな問題になるだろうけど、そんなの関係ねぇって感じにあっさり会話が成立するのがストレートでわかり易い。 英語が世界共通語と思い込んでる人種の作る映画の良さかも知れません。 戦国武将のような甲冑を着込んで刀と弓だけで戦う侍軍と銃器で武装した官軍との合戦というのも映像的に面白かった。 他にも忍者や未亡人や土下座などなど見所満載で満足しましたよ。 大村さんがいつになったらルネッサンスと言うのか期待したけど、最後まで言わなかったのだけが心残りです。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-12-29 03:02:09) |
109.日本古来の「サムライ」が、英語をぺらぺらしゃべっている時点でおもいっきり不自然さを感じたし、「侍」には見えない。勝元に英語をしゃべらせるより、オールグレンに日本語をしゃべらせて会話させたほうがよかったと思う。とにかく「侍」があんなに英語を話すのはやめてほしかった。内容は、やっぱり日本人の目から見ていろいろほかに不自然な点は目に付くけど、西洋人にとってはいいのかもね。 小雪は、声にすごみがなく、力量不足の気がした。もっと演技のできる人はいなかったのかな?それに、もっといかにも東洋風の女性の方がよかったと思う。 オールグレンとたかのキスシーンは・・・はっきり言ってかなり安っぽいし、とってつけた感じにしか見えなかった。プラトニックラブの方が美しく見えたと思うんだけど・・・ 【ドテカボ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-19 20:24:37) |
108.アメリカ人の考える武士道を洋風に表現。長年、日本製作の時代劇を見続けた者としては少しバタ臭さも感じてしまうかな。ニュージーランドの風景もどうにも違和感がある。でも、こういったものにハリウッドに注目してもらえたこと、しかもトムクルーズが主演でということには感謝に堪えないのも事実。だから時代考証とかありえねぇーとこなんかは米製エンターテイメントとして目を瞑る。西部劇のお国だけに騎馬のシーンの映像は迫力十分。近いうちに姫路の書写山の円教寺に行くので予習を兼ねて久しぶりに再び鑑賞してみたけど、欧米人も日本人も楽しめるいい娯楽作品であることには間違いなかった。日本人として甘めに点数をつけた。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-04-07 20:05:29) |
107.日本マニアの外人がサムライを書いたらこんな感じになるんでしょうなあ。他の「日本風」映画よりはよっぽどマシだが、日本人から見たらまだ違和感があるね。時代考証もそうだけど、そんなのはたいした問題じゃなく、「精神」の点でまだ勘違いはあるでしょう。日本ロケを行わず、日本にはありえない広大な山間の村を舞台にしてしまったりね。監督にとって次の課題は「狭さ」にも魅力を感じる心じゃないかな。とりあえず茶道からでも始めてみては。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-02 15:32:20) (良:1票)(笑:1票) |
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106.ガイジンさんニンジャ好きね。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-02 21:37:20) (笑:1票) |
105.いままで、どんなどんな合戦のシーンを観ても、何でこいつら殺し合ってるんだろう? 家族のため? 君主のため? 自分のため? あほくさいなと思っていた。たたかうなよ、なかよくしよーぜと思ってた。この映画のサムライも人を殺す。互いに尊敬しあっていても殺す。しかも、殺される。殺し合っているという事実においては、これまでのハリウッド映画と全く同じである。でも、この映画のサムライをあほくさいとは言えないと思った。なんでそういえないのかははっきりと言葉にして説明できない。でも、その言葉にできない辺りに「武士道」がありそうだという気はする。渡辺謙の「perfect」、このせりふを言わせた外国人の監督の感覚を、侍の血を受け継いでるかもしれない一人の日本人として、しっかりと考えていこうと思った。この映画を作り上げた人たちの、真摯に日本精神を理解しようとする熱意に負けないように。武士道についてもっとよく分かるようになったら多分10点だけど、まだ不勉強な自分を恥じて8点。早く10点つけられるようにしたい。 |
104.突っ込みどころ満載ですが、それもまた楽しい作品。 時代劇ファンとしては、会長のハリウッドデビュー作品なので必見(笑) しっかし、小雪の気持ちの切り替えの早さは不自然。 「パールハーバー」のイブリン並です。そういう演出がハリウッド的ですね~。 こういう映画を観てていつも思うのは、馬の演技指導(?)はどうやってるんだろう。 専門に担当する人がいるのは知ってるけど、よく怪我しないな~。 渡辺謙は確かにいいかもしれないけど、過大評価気味な気きがする・・・。 【びくーにゃ】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-04-21 15:22:52) |
103.自分の死に場所を捜し求め続けていた男が、ようやくたどり着いた桃源郷、それが維新初期のニッポン。サムライ道など最早求めるべくもない、我々日本人に突きつけられた果たし状。これをアメリカ人の監督が撮ってしまったという皮肉。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-02-03 13:07:40) |
102.武士の世の中なんてほんの短い間で、 それ以前も日本はあっただろうに。 武士道って嫌いじゃないけど、こういうことじゃないと思う。 ラストエンペラーのように全部英語ではなかったけど、 どっちがよかったんだろ。 たかの目がすごくきれいだったのと、 あの子供の行かないで。。ってところに7点。 |
101.渡辺謙、真田広之を応援しながら観た。洋画の中で活躍する日本人俳優を観るとうれしくなる。荒唐無稽な点は勘弁してあげよう。観ていてちょっと気恥ずかしさを覚え、むず痒いような奇妙な満足感があった。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-17 21:46:50) |
100.映画「SAYURI」にも言える事なんですけど、やはり日本人と外国人の会話に違和感を感じずにはいられません。それが頭から離れない限り、これらの作品を楽しんで見ることはできません。しかしながら、私の好きな侍モノということで、多少ひいき目で得点しました。なにより真田広之さんがかっこいい!真田さんだけに限らず他の侍たちも、その無骨さなんかがよくあらわれていて良かったです。 【黒めがね】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-07 20:48:25) |
99.鑑賞一度目はただ長いだけの映画だと思った。が、間をおき、二度目の鑑賞で話し全体を知りながらキャラクター重視で見ると、とても深い内容になっているのがわかる。やっぱ渡辺健はかっけーなー。 【SAKURA】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-04-30 22:32:36) |
98.渡辺謙と真田広之が良かった。彼らに+1点でかなり甘めの7点。小雪の演じた役って必要ない気がする。 こういう作品観ると黒澤明の作る侍映画が凄いなと感じる。あれ?これはこの映画の感想じゃないか? 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-31 23:35:02) |
97.日本映画に出たトムという感じだが、アメリカ作とは思えない程作りこんである。渡辺謙、真田広之はさすがだったが、その脇を固める日本人勢も素晴らしい。特に菅田は特攻野郎Aチームのコング(ミスター・T)とカブってしまい、一発で気に入ってしまった。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-22 23:47:45) |