9.この映画はね、あるクソガキがおばあちゃんの家に預けられた2ヶ月間を描いたドラマです。クソガキって言っても、そんじょそこらのクソガキと比べられては困る。クソガキの中のクソガキ。THE KING OF KUSOGAKI。どのくらいクソガキかと言うと、血の繋がったおばあちゃんに触られて「汚ねぇ!」とか叫ぶクソガキ。死ねよ。汚ねぇのはテメーの心だろうが。さらにどのくらいクソガキかと言うと、ケンタッキーが食べたいと言うからせっかくおばあちゃんが遠出して鶏を買って来てくれたのに、「こんなのケンタッキーチキンじゃない」と泣き出してスネるクソガキ。帰れよ。そんなにチキンが食いたきゃ夜一人でトイレにも行けない自分の肉でも食ってろっつーの。しかし、そんなクソガキに対して無償の温かい愛で包み込むおばあちゃん。泣ける。俺も思い出したよ。おばあちゃんは決して怒らなかった。おばあちゃんはお小遣いをくれた。おばあちゃんは優しかった。今は亡き自らの肉親と重ねるように映画を見ると、おばあちゃんの仕草一つ一つが自分に向けられているような気がして、涙が止まらなかった。 んでまぁ、やがてクソガキも少しずつおばあちゃんに心を開いて行くワケですが、クソガキは所詮クソガキなのですでに眼中に無い。あのクソガキを脳内で自分に置き換えた俺は、ほんの僅かな時間だけだったけど、あの優しかったおばあちゃんとの再会を果たしたのです。おばあちゃん、ありがとう。 【コバ香具師】さん 7点(2004-09-28 15:06:38) (良:2票)(笑:2票) |
8.わざとらしくない、さらりとさわやか、それでいて温かい感動を味わいました。おばあちゃんのジェスチャーの意味を知って、涙が止まりませんでした。やはり、自分のことを無条件に愛してくれるのは家族ですね。たとえどんな人間であれ。そして人間を再生してくれるのもまた、家族なのかもしれません。 【ひなた】さん 10点(2003-09-02 22:12:08) (良:2票) |
7.繰り返し何度も観られる映画とは言えませんが、静かに心打たれる映画です。 私の祖母は私が生まれる以前に他界していたので、祖母からの無償の愛というものを経験したことがありません。 でもとても共感できたし、感情移入して泣いてしまいました。 祖母がいたらと想像しながら泣いた部分もありますが、 おばあちゃんとサンウとの関係が、 田舎にいる私の両親と私自身との関係とだぶって泣いてしまいました。 憎まれ口を叩いたりする私に、それでも愛を注いでくれ続ける両親に、申し訳ないと思うと同時に、 感謝の気持ちでいっぱいになりました。 田舎に今すぐ帰って親孝行したい! 主演の二人の演技もとても自然で素晴らしかった。 DVD特典のメイキングと監督インタビューもぜひぜひ観て欲しい映画です。 【ゼロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-10-17 22:48:06) (良:1票) |
6.よかったです。。。泣かさせて頂きました。。。とにかくよかったです。おばあちゃんっこの私にとってはとても感動させて頂きました。特に子供がおばあちゃんのやさしさに気付いたシーンが涙があふれてとまりませんでした。 それにしてもあの子供のおばあちゃんに対する態度には許せないものが・・・。くつ隠したりとか最低ですよ・・・。 それと本作品はDVDで見たのですが、メイキングがついていて、こちらは現実での出来事ですがそれもまたかなりいいお話でした。(もう一つの現実ストーリーって感じでした。) 作品で泣いて、メイキングで泣いてと私にとっては心打たれすぎる作品でした☆ この作品はここのページで平均点数が高いのが目にとまって知ったので、ここのページに書いてくださったみなさんに感謝です。。。 【mako】さん 9点(2004-08-18 14:27:45) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 この映画は基本的に1時間半ぶっ通しで、私の涙腺を刺激し続けていましたが、後半10分で遂に落涙…。めちゃめちゃ感動しました。あのおばあちゃんの演技は本当に凄い!地としか思えない演技でした(でも普段はしゃきっとした方なんですよね)。泣かそう泣かそうとあざといワケではなく、むしろのんびりした雰囲気で物語は進行していきます。なのに何でこんなに泣けるんだろう…。 個人的には、サンウがおばあちゃんに泣きながら文字を教えているシーンが大好きです。『会いたい』と『体が痛い』って文字をずっと教えていて、最後にサンウが 「体が痛かったら、何も書かずに僕に送って。すぐにここに来るから」 って言うと、おばあちゃんも泣いちゃうんですよね…私も泣いちゃいました(おい) このシーン、サンウのおばあちゃんに対する愛情が一番美しく表現されていると思います。今まで散々おばあちゃんに悪態をつき続けてきたサンウ。そのサンウが、おばあちゃんにありったけの愛情で接してるんです。もう……マジ泣きです。もちろんラストも秀逸&号泣でした…。 【Ronny】さん 10点(2004-08-05 00:15:08) (良:1票) |
4.私の祖母も働き者で、小さくて、腰が曲がり、トボトボ歩いていたのを思い出した。悲しくてさびしい、祖母の記憶。 【紅】さん 10点(2004-06-18 22:49:42) (良:1票) |
3.最後のテロップ、「 すべてのおばあちゃんに捧げます 」は「 すべての外祖母に捧げます 」と書かれています。
要するに「母方の祖母」にスポットを中てたかったのでしょう。
韓国では母方の実家へ遊びに行った時は「 ズボンを頭から被って大の字で寝転んでいても文句は言われない 」と言うそうです。
それぐらい横着い事をしても叱られないという意味ですし、酔っ払おうが何をしようがお構いなしという意味で。
父方の祖母と 「母方の祖母」とは微妙に違いますが、僕も考えてみたら「母方の祖母のほうが愛情が強いのではないか」 と思えたりもするんですよね。
だからこの最後のテロップは必要だったと思います。
私は30過ぎて外祖母と会いましたが、やはり終始ニコニコして何一つ文句を言わない人でした。私と家族の口論さえ微笑ましいと見守ってくれていました。
家内もやはり自分の外祖母に会いに行った幼い頃、いつまでも手を振り続ける姿に泣き続けたそうです。
もう、あきませんわ。こんな映画。二人ともドロドロ、妻は大泣き。
全ての外祖母が一気に天国から団体で降りてきたんじゃないかと思える作品、お涙頂戴では無く、サラリとした質感の漂う作品です。
そんな経験が無い人でもみんなサンウになって鑑賞されたのではないでしょうか。 「おばあちゃん、あの時ごめんよ!」って泣いたと思えてしょうがないです。 【白狼】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-06-11 02:14:53) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 余談ですが、私は王様のブランチのリリコさんの評価をかなり信じています。彼女は、自分のおすすめの映画だと、涙を浮かべて紹介するからです。世に言われる大作以外でも、彼女が涙をうかべながら薦める映画は、わたしにとってハズレがないからです。 この映画は、数ヶ月前に、彼女が「本当にいい」とすすめていたものでしたが、一部でしか公開されず、DVDになるのを待っていました。都会しか知らない少年サンウと、バス停までもいっぱい歩くところに住んでいる、腰の曲がった、字が読めない、口もきけないおばあちゃんとのお話。娘と一緒に見ていて、サンウの態度に「悪い子だね。見ていてどう思う?」なんて話していましたが、だんだんサンウの態度にも変化が見えました。街に行った時「電池あります」の文字を見ても何も言わなかった、紙に包まれたゲームボーイ?の下にしわくちゃのお札が入っているのを見てぽろぽろと涙を流すサンウの姿に私も涙が止まりませんでした。別れの前の晩、手紙の書き方を教えるサンウ、一生懸命やってみる、でもできないおばあちゃんの後姿にも泣けました~。(「僕カノ」のクサナギ君とりんちゃんもこういうシーンがありましたよね。)あのクレヨンで描いた絵葉書も大泣きでした。DVDの特典映像で、サンウ役の男の子が「一人で暮らしてて、死んじゃったら困る、とても心配だ」って言ってるの~。この特典映像の「メイキング」が本編以上に泣けるので、劇場で観た方もぜひ、ご覧になるといいと思います。最後に「すべてのおばあちゃんへ」と書いてあったので、これから実家の母に見せて来ようと思います。 【むぎむぎ♪】さん 8点(2004-04-06 15:58:59) (良:1票) |
1.最高によかったです。おばあちゃんに対して孫がやっていたことって私が小さい頃にも経験があります。うちはおばあちゃんはいなかったけれど田舎に引っ越したときお父さんに対してやったいろんなことを思い出して中盤からずーっと泣き通しでした。私はこうやって愛されてきたんだなんて感じた映画は初めてでした。最後にはおばちゃんの歩く姿をみてああこの人はこうやって生きてきたんだと妙な説得力のあるすばらしい映画でした。 監督の伝えたかったことが素人ばかりの出演者によって見事に表現されたすばらしい映画でした。 【さんご】さん 10点(2003-11-18 16:23:36) (良:1票) |