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エル・スール

[エルスール]
El Sur
ビデオタイトル : エル・スール -南-
1983年スペイン上映時間:95分
平均点:7.52 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-10-12)
ドラマ
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タイトル情報更新(2024-03-18)【Yuki2Invy】さん
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監督ヴィクトル・エリセ
キャストオメロ・アントヌッティ(男優)アグスティン
オーロール・クレマン(女優)イレーネ・リオス/ラウラ
脚本ヴィクトル・エリセ
撮影ホセ・ルイス・アルカイネ
配給フランス映画社
字幕翻訳吉岡芳子
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2.《ネタバレ》 白と黒を基調とした人物の服装と風景によるコントラストが織りなす映像美は、光と影の芸術と言ってもいいだろう。天使のように無垢な少女エストレーリャが、アグスティンに寄り添い牧歌的な草原に佇む風景。彼女が純白のベールに身を包んだ聖体拝受の場面。彼女が窓越しに映るとき、窓の枠は絵画の額縁になり、彼女は窓に描かれた美しいモデルのように。息を吞むほどの美しい場面の数々に、きれいな映画に出会えた幸福感に包まれる。音楽が少なく物静かに話が進む中、「エン・エル・ムンド」が二回にわたって奏でる、音楽のコントラストも印象的だ。幸せの絶頂でも永遠の別れを予感させるそのときも、何一つ変わらず流れるその曲に、過ぎた時間と離れていく心の変化ばかりが虚しく際立つばかりだ。最後のレストランの場面、まるで会話が途切れるのを嫌うように語り続けるアグスティン。かつて幼い娘にとって謎であった父という存在。今はもう、父にとって娘という存在が"謎"なのかもしれない。アグスティンの熱っぽい視線に戸惑い、逃げるように店を出たエストレーリャの姿。気のせいだろうか、二人が見つめ合ったこの一瞬、私には二人が父と娘というよりは "男と女" に見えた。黙って逝った父の遺品に導かれるように、旅立ちを決意する少女。そして過去と決別するように、"南"へ。娘から、一人の女へ。在りし日の父への想いを胸に秘めて、彼女は大人への一歩を踏み出す。やがていつしか、父と娘の閉塞的な暮らしのなかにあった美しい風景は、その成長とともに記憶の中で色褪せていくのだろう。
タケノコさん [DVD(字幕)] 8点(2018-03-09 23:37:45)(良:1票)
1.心の中の「父」を想い、そして心の中にある「南」を描くことが、この映画の主題なんだろうなあ、と思っていました。『エル・スール(南へ)』という表題ですが、あえて南の風景を映像として出さないことで、南への想いを際出たせてるんだろうなあと思ってた。 でも、原作では、ちゃんと後半に「南」の話が出てくるんだそうですね。映画でも当初は「南」の部分まで撮るつもりだったそうな・・。 わたし的には、「南」を描かないことで、かえって映画の素晴らしさが増したと思う。静かな感情が持続する美しい映画。
まいかさん 8点(2004-03-30 03:42:50)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 7.52点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5511.36%
6818.18%
7715.91%
81125.00%
9920.45%
1049.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review5人
4 音楽評価 7.80点 Review5人
5 感泣評価 5.33点 Review3人

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