33.北野作品初見、座頭市という物語も初見。血や日本刀がびらびらと舞うのは非常に苦手な私で、R-15になるほど他のものも飛び散りギョッとしましたが、この作品は面白くて最後までしっかり観ました。解り易い痛快な物語と、全編通して失われない軽快なリズム。この作品をひっさげてベネチアに参加した監督は終始ニコニコでしたが、浅草お笑い出身の監督が持つ、独特の「芸人エッセンス」の香りが高いところが自信の理由だったのかなと思いました。ひょうきん族で育った私です、気に入るわけですね。殺陣もダンスも、生きるもの全てが持つ鼓動のリズムに合わせて非常にテンポが良かったです。エンターテイメントとしてこれは必須項目。ああ、芸名はビートたけしでしたね。やられた。 【のはら】さん 8点(2004-04-19 07:13:01) (良:1票)(笑:1票) |
32.殺陣にCGを使い、殺しの惨さを見事に強烈に表現していた。それが全く大袈裟じゃない。これが現代時代劇のお手本とも言える。以上で8点。悪いわけじゃないけど相変わらず単純な脚本だもんね。今までは、時代劇にタップを入れてるのがどうしても嫌で、たけしの趣味でしかないじゃんって観るのを躊躇ってたんだけど、全編常に画と音を巧くシンクロさせていたから最後も娯楽作としてはタップで終わってもいいと思えた。作品の随所には日本の伝統芸能や文化が描かれていて、HANABIもそうだったけどたけしは「日本」を魅せるのが本当に上手い。日本が好きなんだな。こりゃ外人に受けるわ。笑いも奇をてらってなくて普段どおりだし、漫画的なオチもイイ。日本が誇るエンターテイメント映画。ただまぁ市は正義の味方じゃなくて非情な人殺しにしか過ぎないんだけどぉ。 【カワサキロック】さん 8点(2004-04-14 18:22:04) |
31.細かいところまで気を利かせた作品だなぁと思いました。ラストのタップダンスのシーンを思わせるための演出なのか、農民が鍬で耕しているときにさりげなくリズムにあわせていてすごいなぁと。。やはし北野さんすごいですわぁ! |
30.黒澤明監督の「用心棒」や「椿三十郎」に匹敵するぐらい、痛快な時代活劇ですね。作品全体にリズムがあり、最初から最後まで飽きることなく観賞出来ました。殺陣も良かったですね。本当に人を斬っている感覚がすごい良かったです。ただ、CGをもう少し良くしてほしかったですね。 【Φ’s】さん 8点(2004-03-28 17:45:44) |
29.これだけ重量感のある殺陣はそうそうお目にかかれない。一撃必殺の迫力は、全然違うのだが「座頭市血煙り街道」の勝新と近衛十四郎とのクライマックスを思い出した。自分には、特撮はやはり作り物だという根本認識があり、そこを楽しむタイプ(レイ・ハリーハウゼンの特撮がマイ・ベストSFXです)なので、飛び散る血飛沫もいい意味のハッタリと受け取れた。タップも話題先行だったが、想像していたほど悪くない。脚本の浅さも、あえてああしたのだと好意的に解釈出来た。 【ヒックス111】さん 8点(2004-03-28 03:32:49) |
28.映画館に見に行こうと思いながらちょっと躊躇してしまった作品です。それでやっと見ました。 うーん、とにかくストーリーがわかりやすくて面白い。単純な私には最初から最後まで飽きることなく楽しませていただきました。 キャストもとても良かったし、ガダルカナルさんはかなりおいしい役をもらってラッキーでしたね。 ただ浅野忠信さん演じる浪人があまり悪い人に見えなかっただけに、「シェーン」のジャック・パランスが演じた悪役のように不気味に孤独な悪役に徹して欲しかった気がしています。 【JEWEL】さん 8点(2004-03-20 21:34:32) |
27.劇中のスキや棒が地面を叩く動作に音楽を合わせていたのは新鮮味があって面白い。流石にタップは浮いていたけど、時代劇の新境地が開けた感じで良い。また勧善懲悪の時代劇特有のばっさばっさと人を斬っていく殺陣も健在で、その臨場感は息もつかせない。挑戦的でとても見応えのある一本でした。 【流月】さん 8点(2004-03-17 03:02:40) |
26.劇中後半、扇屋の軒先で丁稚奉公の小僧に対しておどけて見せた、岸辺一徳の「謎のネコポーズ」が一番の見所だと思いました。 【ぶらき】さん 8点(2004-03-16 15:27:52) |
25.. 【こじろう】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2004-03-15 20:36:57) |
24.いやーいいねー。間がいいのかなあ。キッズ・リターンとどっちがいいかなあ。親分の種明かしは余計なセリフなしで切るだけでもよかったかもなあ。殺陣もよし、音楽とのつながりもよし、間も笑いもいいバランスだった。 【wlon】さん 8点(2004-03-14 03:09:17) |
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23.「オレが座頭市をやるならこうやる!」というたけしの意気込みがヒシヒシと伝わってくる。リアリティを追求した殺陣と非リアリティな金髪とタップダンス、残虐性と随所に散りばめられた笑い。緊張と緩和をバランス良く配した抜群の痛快娯楽時代劇である。素晴らしい! 【トニー】さん 8点(2004-03-11 13:01:30) |
22.元来エンターテイナーである北野武が初めて挑んだ娯楽映画は、やはり圧倒的なエンターテイメント性に溢れた作品であった。オリジナルの「座頭市」は今だ観たことがないので、勝新太郎との比較はできないが、北野武が言うように、今作は座頭市という名を借りたまったく新しい時代活劇であるように感じた。独創的なユーモアと挑戦に満ちたその娯楽性はインパクトと芸術性を兼ね備えた傑作に昇華されている。浅野忠信の格好良さは印象的だが、それ以上にやはり北野武の存在感が衝撃的な眼光と共に光る。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 8点(2004-02-06 18:57:40) |
21.一瞬でけりがつく殺陣に美を感じます。あの浅野も一瞬だもの!タップダンスが終わり、いつものように映画館を出て行く観客。タップの盛り上がりと、きょとんとした客たちとの、一つの空間における温度差が異様 |
20.とにかく殺陣に尽きる。世に溢れる時代劇に活を入れる作品だと思う。これを見ると他の時代劇の立回りがかったるくて仕方ない。その気持ちよさだけで8点。 ただしストーリーはご都合う主義だし、もう一回ビデオで見る時には中盤の舞の部分は早送りするでしょうなぁ。それで-2点。 【Mojo】さん 8点(2004-01-26 10:21:11) |
19.北野作品の中では一番だと思います。とにかく万人受けするはず。僕も見終わった後、「うん、面白かった」と素直に口から出ました。とりあえず、話が単純ですしね。引くすれすれのギャグも際どくセーフでした。しらけなくて良かった。最後のダンスは感動しました。途中途中でも、音楽と映像がうまく融合して、いいリズムで見ることができました。 【こじ老】さん 8点(2004-01-08 01:41:34) |
18.金髪は意外性だけでなく、殺陣の時に市を引き立たせるという狙いがうまく出ていたと思う。 北野映画は映像が綺麗。タップもなかなかよかった。 本作を鑑賞中、館内に火事の放送が流れて一時パニックになりました。マジで忘れられない作品。 【40円】さん 8点(2003-12-09 19:40:58) |
17.面白い。“娯楽作品+北野風の是非”という点があるかと思いますが、私は是だと思います。殺陣のシーンは、少し前に見た「ターミネーター3」の爆破付き戦闘シーンの数倍迫力を感じました。タップも「おお、すげえ」と素直に見られました。 【まつもとしんや】さん 8点(2003-11-05 16:54:59) |
16.うーん、面白かった。難癖つけようと思えば結構言いたいことはあるけれど、そういうのを吹っ飛ばすパワーがあります。殺陣というか人斬りシーンが多いのに残酷さはなく、もうやたらめったら爽快です。スカッとしてしまう。人殺しなのに。ミュージカルシーンもいいですねー。これは、日本の娯楽映画に新しい境地を開いたと言えるのではないでしょうか。時代劇のあり方としての答えの一類型を。面白ければそれで良し、時代考証という名のリアリティは二の次。お見事。 【山岳蘭人】さん 8点(2003-11-01 21:31:08) |
15.面白い。格好いい。ミュージカルな感じは”ダンサーインザダーク”みたい(あんなに暗くないがね。)キタノブルーは月夜に照らされる死体で発揮。破滅へ突入のストーリーではないキタノ映画はかくも楽しいエンタテイメントとなったのでした。 【GO】さん 8点(2003-10-26 23:30:17) |
14.わかりやすいのがよかった。とにかく分かりやすい。だから面白い。 |