10.俺がギリシャ神話にはまったのは多分これのせい。初めて観たのはだいぶ昔やけど、最近観たら、さらにおもしろかった。てゆか色々映画みてCGにもはまった今の俺やからこそ、いっそう味があっておもしろく感じる。これのCGバリバリのリメイク観たけど、いまいちやった。なんでもかんでもリアルにしたらいいってもんじゃないって事がよくわかった。この雰囲気、ストーリーの奇想天外さ、ハリーハウゼンの作り出す怪物達の魅力、もう誰もマネできないのかな。昔の技術でまた作って欲しいよ。とにかくこの世界観、俺はめちゃ好き。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-19 22:34:17) (良:2票) |
《改行表示》 9.今更言うまでも無いが「七回目の航海」と並んでハリーハウゼンの代表作とも言える傑作。その驚異のダイナメーションはCG全盛の今においても色あせることは無い。それどころか、まるで生命が宿っているような動きはCG以上と言って良いでしょう。特に、青銅タロスと骸骨剣士は公開から40年たった今でもそれ以上のモノをわたしは見たことが無いし、いくらCGが発展しようと出来ないのでは無いかと思う。最近のCGによるモンスターしか知らない世代にはぜひ見て頂きたい1本です。 【カズゥー柔術】さん 9点(2003-12-19 14:50:29) (良:2票) |
《改行表示》 8.巨匠ハリーハウゼンの素晴らしい技術をたっぷりと堪能できる1963年作、イギリスのアドベンチャー大作。 作品によって恐竜だったり、本作のように巨大な神の像やモンスターが出てきたり。 ハリーハウゼンのこういう映画はやはり楽しい。 昔の特撮映画を見ると、改めて今の映画の映像技術の凄さも感じますが、 こういう手作り感にも今のCGとはまた違った楽しさがあるし、この頃のこうした特撮もまた映画の進歩の歴史の一部。 ギリシャ神話が基になっていますが、人間界を見つめる神々がほのぼのとしていたりして、難しさは全くありません。 子どもの頃にTVのロードショーで見た記憶がありますが、楽しかった記憶しか残ってないですからね。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-31 10:32:51) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 30年ぶりくらいに見たけどストーリーより特撮に全力で振ってて良い。 リアリティの高いCGもいいけどこっちのストップモーションの方が味がある。 特撮場面終わったら「はい終わり」なのが潔い。 今のCG時代で育った人がこれを観てどう思うのか気になる。 しょぼいとは思うだろうけどなんかワクワクするように感じるのだろうか。 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-21 21:13:01) (良:1票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 レイ・ハリーハウゼン氏も「最高」と自負しておられる傑作として名高い作品。私が当作品を最初に観たのは中学生の頃・TV放映時でした。最後の骸骨兵士達とのチャンバラシーンには大感激しましたが、当時は残念ながら、ハーピーのシーンからの観賞でした。3年後に某名画座であらためて鑑賞し、その後もDVDやTV放映で何度も観ていますが…私には3つほど、どうしても【引っかかる・残念】と思ってしまう面があります。私にとっては【最高傑作】という前提での「この面をもう少し工夫すれば、もっと面白くなるのに」という意味合いのものです。ただし「そうであったとしても、当作品を絶賛する方々が読んだら嫌な気持ちになるだろうな…」と思い、これまで投稿を控えてきました。しかし、ハリーハウゼン作品の中で、当作品だけを除外し続けるのもいかがなものか…と考え直し、思いきってお伝えします。 【引っかかる・残念な面】の一つ目は、劇映画としての【伏線】の扱いが上手くないな…と感じてしまうことです。「乗組員には、力だけでなく頭も必要だ」と語るハイラスは、通常なら、後半の盛り上げに貢献するキャラクターのはずです。それなのに、タロスのシーンで亡くなってしまい、ヘラクレスが船を降りる理由づけの役割でしかありません。そして【ヘラによる5つの助言】も、このタロスが登場するブロンズ島のシーン(上映開始後約50分=映画の中盤まで)の間に使いきってしまいます。「劇映画としての体裁をとる以上、これってどうなの?」と腑に落ちなかったのですが…考え直してみると、私が幼い頃から慣れ親しんできた【ペルセウスの冒険】の映画化であるタイタンの戦い(1981年)の当レビューには、私ならスルーしてしまう要素について「内容が腑に落ちない/感情移入できない」といった趣旨のご意見を幾つか拝読しました。それと同様、アルゴにおける私にとって腑に落ちない面も、この冒険談に慣れ親しんでいる方々にとっては、スルーできる類のものなのかな…と思われます。 二つ目は、タロスの後半シーンを物足りなく感じてしまうことです。全体を通じ、巨大な金属像が動く雰囲気は抜群で、当時の日本の着ぐるみ特撮は勿論、現在のCGでも決して表現できないものだと思います。踵の栓を抜かれて倒される結末は事前に知っていたのですが、そこに至る過程が寂しいです。巨体が災いして?巨大な剣も小さな人間達には届かないなど手をこまねいている間に抜かれてしまうような印象を受けます。犠牲者は上述のハイラス1名で、しかもタロスの力によるものではなく事故です。失礼を承知で例えるなら【ウドの大木】のように感じてしまいます。ただ、上述の通り、最初のTV放映でタロスのシーンを見損ねてしまい、某名画座で観るまでの間に期待が膨らみ過ぎたからかもしれません。また、タロスが猛威を振るってしまったら、探険隊の冒険もここでピリオドを打っていたでしょうし…。 三つ目は、【吠える岩】の通過後から【ヒュドラ登場】までの約20分間が、私には退屈なことです。特に【船上でのアクション】は、狭い足場での撮影・演出で大変だったと思うものの、私には見せ場としての魅力が今一つです。因みに、このアクションシーンはTV放映枠ではカットされるのが常ですが、仕方ないかな…と思います。ただ、大なり小なり、ハリーハウゼン作品のドラマ部分は【特撮シーンまでのつなぎ】という面は否めず「最高傑作と言われているのに…」という意味で、私の眼差しが辛口になっているだけかもしれません。 さて、採点ですが…以上のようなことから【全面賛成派】になれないでいるものの、当作品が醸し出すパワーの前では些細なものだとも思っています。ハリーハウゼン氏が開拓したファンタジー・神話作品の最高峰であり、脂が乗りきっていた全盛期の作品であることに間違いないでしょう。視覚的なスケールの大きさといい、特撮場面の一つ一つが【絵】になっていると思います。その【絵】を引き立てるバーナード・ハーマンの重厚で生き生きとした音楽も素晴らしく、個人的には【オープニング/タロス/吠える岩】のBGMが特に好きです。シンドバッド7回目の航海(1958年)と並ぶファンタジー映画の古典として、10点を献上させていただきます。 【せんべい】さん [映画館(字幕)] 10点(2016-09-08 21:31:53) (良:1票) |
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5.何より感心するのは作り手の旺盛なサービス精神ですね。次から次へとクリーチャー出てきてワクワクしっぱなしです。特に最後の骸骨戦士とのチャンバラシーン、素晴らしいです。しかしやはり本作の一番の見所はタロスでしょう。タロスの首が動きだす場面、怖いです。よくよく見ていると場面によってタロスと人間の大きさの比率が違うと思うのですが…その辺はご愛嬌ですね。(ちなみにマニアックな話ですけど、昔プロ野球の巨人にいた助っ人ロイド・モスビーが、このタロスにそっくりだったんですよ。すみません;ずっと言いたいと思っていた事なので。)とにかく楽しい作品です。でも一つだけ気になる事があります。それはヘラクレス…を演じた方。ヘラクレスは怪力自慢のはずなのですが、私にはどうしても彼は肉付きの良いおじさんにしか見えないのです。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-12-22 23:54:45) (笑:1票) |
4.これはレイ・ハリーハウゼンの行った仕事の中でも最高の出来栄え、映画としての面白さでは「シンドバッド七回目の航海」にも引けを取りません。何と言っても出てくるクリーチャー達が揃いも揃ってカッコ良すぎ!巨像タロスはそのあまりの大きさに、コイツが動き出すのかと思うと非常にワクワクしました。そして七頭の大蛇はデザイン、ディテール共に凝っていて素晴らしく、その牙から生まれる骸骨軍団とのクライマックスの死闘はハリーハウゼン・ダイナメーションによる極地と言えるのではないでしょうか。ここまで来るともはや無駄な人間ドラマが邪魔に思えてくる程…いや、この際ハッキリ言ってしまいましょう。邪魔だと(笑)。これを当時映画館の大スクリーンで観ることが出来た人たちが死ぬほど羨ましい…。くぅぅ 【かんたーた】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-28 18:26:16) (良:1票) |
3.ハリーハウゼンの映画はこれが初めてですが、すばらしいですね~。CGばかりが特撮技術じゃないって思いました。(クライマックスの骸骨戦士は、スパイキッズ2の元ネタ?)観た後ギリシャ神話に興味がわいてくること請け合い。それぞれのキャラや怪物たちのバックグラウンドをひもといていけば、面白さ倍増でしょう! 【シェリー・ジェリー】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-07-06 13:31:31) (良:1票) |
《改行表示》 2.最後の骸骨戦士がですね。例えるなら噂に聞いてたドーンオブザデッドの走る ゾンビなんですよ。ガイコツ戦士のイメージってトロそうじゃないですか。実際 画面のなかでも登場したら猫背で、ノッソノッソとあるいて、コルキス王が微妙 な表情でやれー!皆殺しだー!って叫んでんのにのっそのっそ。 これのどこが世に適う者の無いドラゴントゥースウォーリアだ?って思ってたら… いきなり走るんですよガイコツが。軽やかに飛ぶんですよ。うわぁ、速いじゃねぇか! って感じで。壁に戦士が昇って見ててホっとしたらうわぁ追って来たァー!!って こっちが不安になる。人よりも軽やかに壁から壁へジャンプするし。 後、忘れちゃいけないテイロス。もう見るからに動くんだろ?動くんだろぉ?って 絵図らでキキキと首を捻ったらもう来たー!!って感じです。こいつが岩越しに ジェーソンの前に現れるシーンの巨大感。現代のゴジラ映画を超えてます。贔屓目 抜きで(というよりゴジラが大きく見えないというべきか)山越しに先回りされる シーンとか、ああもうダメだ感が漂っててナイス。 …が、これら以外の特撮やキャラクターの扱いには不満が残ります。ヘラクレス なんて何しにでてきたんでしょうねコレじゃ。こいつの扱いに関していえば現代版 のほうが上等で上手です。ヘラやゼウスも現代版の方がキャラクター的に面白いかも しれません。現代版のゼウスなんて嫌なおっさんだしそれがストーリーを面白くして いるし。でもハウゼン版は映像の個性が強い。強すぎるくらいで、そのくどいまでの 個性が魅力であり、高度な技術でつくられた現代の映像が持ち合わせていない素晴ら しい要素なんだなと再認識。ハウゼンの映画はタイトルも映画そのものも分からなく たってああ、ハウゼンの絡んだやつだなってわかりますからねぇ。 【マンダム】さん 6点(2004-09-06 21:17:00) (良:1票) |
《改行表示》 1.ダイナメーションの巨匠レイ・ハリーハウゼンの腕が冴えまくる冒険活劇の傑作!! ギリシャ神話をベースにした展開だけに、ファンタジックに彩られ、格調高い作風に仕上がっているのもうれしい。 この映画での見どころは、もちろんモンスターの登場シーンと迫力ある特撮。 モンスターよ「早く出ろ出ろ」で中盤当たりまで若干退屈なんだが、クレタ島の上陸シーンから俄然おもしろい展開になってくる。 見上げる程どでかい青銅巨人タロスとの闘い。海中から突如現れる海神ネプチューンの偉容。骸骨戦士との剣劇シーン…等々、見どころ満載のサービスぶり。 とくに巨人タロスが“ググッ”と動き出す場面が強烈で、その怖さと言ったらトラウマになるほどだった。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-09-23 11:08:59) (良:1票) |