7.《ネタバレ》 獣人の見た目だけでいうと「猿の惑星」もどきっちゃもどきですがこちらは獣を人間に変えるという遺伝子操作を元にしたバート・ランカスターの怪演光る映画ですが日本人である出村さん扮する獣人vsトラが一番の見どころ?笑でもないがとりあえずはCGを使ってない本物の叩きあいは見ごたえたっぷり。獣人が人間の掟と現実の狭間で揺れるだったりキレたあとの行動とか見てると望んで人間になってないけども知能は人間にはなりきれてない動物のままな様はなんか複雑な気分。時代が時代なだけにツッコミどころは満載なのは仕方がないしバッドエンドバージョンが現状DVDでは全く見れないのが残念ですがマイケル・ヨークはじめみんないい演技をしてるのでそこはほんとよかったです。馬に乗りなれてるランカスターの乗馬も見れたし笑 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 6点(2021-04-24 01:15:11) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 初見。冒頭からラストまで飽きる事ない展開で見応えがありました。ただのマッドサイエンティストものかと思いきや、名優バート・ランカスターの宙吊り遺体から愛情・信頼が皆無の力だけで押さえつける主従関係の危うさを考えさせられました。終盤の本物の猛獣達との肉弾戦は特筆もののド迫力。この獣達は生まれた時から愛情かけて育てられたのでしょう。モローの歪んだ心を浮かび上がらせるものでした。私が観たのはハッピーエンドバージョン。別バージョンだったら+1点ですかね。 |
5.《ネタバレ》 確かに私も子供の頃にテレビで観ました。当時は怪獣映画を観ることど同義だったような…。エンドロールを見ているとライオンマンとかタイガーマンとかハイエナマンといった具合に動物の名前が並びます。丁寧に全部作り分けてたんですね。製作年度の1977年って「スター・ウォーズ」の年ですが、特殊メイクなどは技術が驚異的に進歩する一歩手前って感じで、手作り感に味があります。先日観直したところ、これはけっこう深い話だと思いました。やっていることはマッド・サイエンティストそのものだけど、モロー博士の紳士的・理知的な態度で倫理的な考察へ導く土壌を作ります。彼は科学の探求とは別に、作り出した動物人間を御するために「掟」を作り、「私がお前たちを創った」と言い、「死」を禁じます。これは動物人間側からは明らかに宗教であり、博士は「神」に他ならない。博士自身には「神」を気取るつもりは無かったが「死」の教義を破ったために暴動が起きて、動物人間たちの怒りが博士に向けられてしまう。これを啓示と取るならば、生物の形態に人間ごときが手を出して「神」に成り代わろうとしたために怒りがくだったと解釈できます。当時、生物工学の先端がどのあたりにあったのかは不案内ですが、警鐘を鳴らしている映画だったのですね。最近までただのゲテモノ映画と思っていました。ごめんなさい。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-01-16 19:56:00) (良:1票) |
4.皆さん書かれてるように、以前はかなり頻繁にTV放映してたと思います。まだホラー慣れしてなかったっていうのも大きいでしょうが、なんか不気味なSFで、しかも後にいくほどどんどん怖くなってくる、で、怖いもの観たさで放映の度に観てました。メイク(や被り物)なんかは今観たら笑っちゃうと思うんですが、マッド・サイエンティストものの王道を行くストーリーに、ぐいぐい引き込まれました。ウェルズ原作だったんですね。「王道」というより「原型」なんだ…。恐らく当時としてはB級と言い難いくらいの巨費を投じてると思いますが、破綻もないし、メリハリのある展開、後を引くラスト、いい演技をしてる役者と、お手本らしい作品と思います。「原点」に敬意を示して、7点献上。 【あっかっか】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-04-30 13:41:03) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 皆さんと同じく子供の頃TVで何度も見ました。昔はこれ、よくテレビでやってましたよね。子供の頃テレビで見た映画の中ではその不気味さからかなり印象に残っている作品です。特にラスト近く、炎上する屋敷、暴れ回る獣人、宙吊りにされたモロー博士の姿がかなり強烈に心に残りました。今見直して思うのは作品のテーマは以外に重いですよね。何か大きな秘密が隠されているような不気味な雰囲気に包まれた島、屋敷、島の雰囲気を象徴するかのような不気味さを醸し出すバート・ランカスター演じるモロー博士、ミステリアスなバーバラ・カレラ、人間なのか何なのか分からない謎の使用人・・・今観るとさすがに古臭さは感じるものの、この怪しげな雰囲気に冒頭から引き込まれてしまいました。 【とらや】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-01-19 22:13:01) (良:1票) |
2.ここにコメントされている皆さんと同じように、自分も子供の頃にテレビ放送で観ました。しかも何度も。当時は年に1回くらいはやっていたような気がします。今から考えれば特撮のレベルもさほど高くないと思うのですが、ストーリーが面白い…面白かったと思います。正直細かいところは覚えてないのですが、お腹の下の方にずっしりくるような重い話だった記憶があります。大人になった今、改めて観てみたいです。CGバリバリのリメイクではなく、あの懐かしい”味”をまた味わいたいのです。 【目隠シスト】さん [地上波(吹替)] 6点(2006-06-24 18:38:21) (良:1票) |
1. 原作はH・G・ウェルズの「モロー博士の島」で、1932年に「獣人島」のタイトルで既に映画化されている。アール・C・ケントン監督による最初の映画化はチャールズ・ロートン演じるモロー及び”法の番人”に扮したベラ・ルゴシが凄みを利かせて怪演し、怪奇映画の名に恥じないtypicalな見世物映画だった。獣人メイクは可成りチャチだったがw。おっと本作は…監督に俳優出身のドン・テイラーが「新・猿の惑星」の実績を買われて起用されたが、このヒト続編とかリメイクばっかり演出しててハッキリ言って節操が無いw。それにこの手のジャンルを演出するには何かおっとりし(過ぎ)てパンチ力に欠けるのが最大の難点。悪いが本作も例外では無い。加えて名手ジョン・チェンバースの獣人メイクも傑作「猿の惑星」の衝撃の後ではどうにも色褪せてしまう感が否めない。”法の番人”役のリチャード・ベースハートなんて配役見なかったら”イシュメール”の成れの果てとは気づかなかったかも。ま、でも何だかんだ言ってコノ手の映画は好きだし、髭面ランカスターのモロー博士のマッドぶりと美女バーバラ・カレラの艶姿に贔屓して…6点。確かに「D.N.A」なんかよりゃ余程マシw。 【へちょちょ】さん 6点(2003-09-30 03:15:25) (良:1票) |