6.《ネタバレ》 生まれてから一度も船から降りたことがないっていう所になんだか とても興味の触手をくすぐられた。船の中からピアノと共に想像力を 駆使して世界中を旅する彼の瞳・表情が印象的だw 陸に上がると、世の中選択肢が無限にあり過ぎて恐ろしくて生きて いけないって彼の言葉も そういう特殊な環境に育った人物だから出る 言葉なのかなw 語り役のトランペット奏者の人もいい味出してると 思った。 最後船が爆破されるという時になって、1900ハンドレッドの 身を案じて船を訪れた彼との会話、そして髪の毛を引っ張られるような別れ際の シーン(1900ハンドレッドが何もかも覚悟した上で澄んだ表情をしながら 言うジョークと、涙でくしゃくしゃになりそうなのを我慢しながら 立ち去ろうとする トランペット奏者の対比が泣きそうになった)がせつない。 黒人ジャズマンとの対決シーンは 見ててスゲーッ スッとしたwwお高い奴を やり込める1900ハンドレッド格好いいぜww 1900ハンドレッドの初恋・別れ切なくて涙出そうになった。 なんでレコード渡せなかったんだよ、あと一歩だったろ、もうあとちょっと 声張り上げて出してれば。。。船下りて会いに行けよ、勇気持ってくれよ そう言いたかった。
【アキト】さん [DVD(吹替)] 8点(2004-09-02 13:14:39) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 美しい音楽と映像。ピアノの対決シーンなどもよかったと思う。主人公は、一生船から降りれなかったわけで、ある意味引きこもりといえば引きこもりだろう。 ただ、主人公が単なる引きこもり人間と違うところは、ピアノで世界の全てを表現でき、自分で生計を立てていたことだろうか。少女にキスしてもう少しで犯罪者になるところだったけど、ならなくてよかったと思う。船を降りれなかったことが愚かといえばそれまでだが、人間の活動範囲など個人差があるしね。世界を股に掛ける人間からみたら、地方でモグラのように働いている俺なんかも引きこもりだ。あと最後の再会のシーンは1900の服が小奇麗なので、マックスの幻想かなと思ってしまった。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-08 18:18:36) (良:1票) |
4.ピアノを弾きながらフロアを駆けめぐるシーンがとても素敵。1900の隣りに座りたい。 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-16 22:03:15) (良:1票) |
3.この映画はいいと言うより好き!!って感じです。ジャズピアニストとの対決シーンは本当に素晴らしい。前半で揺れる船の中でピアノを弾くシーンもすごく好き!最後にトランペット吹きと語り合うシーンもかなり感慨深いものがあった。トルナトーレ監督の作品は今んとこ外れなし!! |
2.《ネタバレ》 結構ラストシーンの評判が低いようですが、個人的にハマりました。主人公は何故船を降りなかったか?なぜなら彼の人生は、常に船とピアノとともにあるからです。最後に船を降りて、幸せに暮らしてしまったら、とてもつまらないものになっていたはずです。私は誰に何と言われようが、あのラスト以外有り得ないと思っています。 【Ronny】さん 8点(2003-11-21 23:59:19) (良:1票) |
1.<<ネタバレあり>>爆破直前の廃船の中でとうとう再会したのに、なんのかのと言って穏やかに我を通してしまう1900に焦りました。脇に抱えてでも船から降ろさんかいトランペット君!日々を手探りに生きる陸者にしてみれば、完璧な人生がもとより不可能なことを理由に、事実上自殺してしまうのは不満が残ります、だってやっぱり惜しい!しかしながら、<美しい曲を万能に奏でる=人生>の彼が、外の世界の無限の道、把握不可能な鍵盤に尻込みしてしまうのは分かるような気がします。それは神だけが操れる「神のピアノ」であり、達成目標が限りなく高い1900が幸せに暮らせる場所ではなかったんでしょう。彼の人生は舳先と艫の間で終わりましたが、そこでは確かに神だったのだと思います。寓話だと納得しないと悲しい。イノセント系のティム氏は貴重&美味!ジャズ対決で困って鍵盤の上に頬杖をつき、トランス状態で「きよしこの夜」を弾き、悪態も「fuck juzz、 too」と品よく(?)簡潔。本当はヘビーなヘビーなスモーカーのティム氏が涼しい顔で煙草を断るのもニヤリ。 【3810】さん 8点(2002-08-26 18:12:26) (良:1票) |