2.敵に甘いところがなく、プロフェッショナルな非合法軍隊に徹しているところが良い。ありがちなアクション映画のように悪者がたらたらともったいぶって進撃を遅らせているのではなく、この映画では最終の銃撃戦が遅れるにはそれなりの必然性がある。何も考えないで見れば「それなり」の映画であろうが、画面から自然に感じられる緊張感をもってこの映画に臨めば、登場人物の成長と警備員(元消防士)の奮闘ぶりに感動できる。その意味ではアクション映画には珍しいタイプ。あれれ? と思うシーンが全くないとは言わないけど。 蛇足ながら、この他のナディア・ファレスの出演している映画を見たい方は、「クリムゾン・リバー」などいかがだろうか。 【山の木屑】さん 7点(2004-04-27 16:19:49) |