197.ふたりのエドワードが好演。 すでにうまい演技で有名になった、ノートンをさらに食ってしまった、 ファーロングの演技は哀しすぎる。 適役なのでしょう。激しく弁舌な兄に比べ、 無口な語り部的なファーロングの役もまた難しい。 暗く激しく目を背けたくなるようなネオナチの暴力ドラマ。 こんなに嫌な映像の映画なのに、なぜに泣けてしまったのか・・ それは弟のファーロングの涙を通し、兄のノートンが見えたから。 うまい俳優に興味がある人にはぜひ見て欲しいです。 ラストを書くと面白くないのであえて書きません。 【アルメイダ】さん 6点(2005-02-19 06:52:59) |
196.アメリカ人の人種差別に対する意識や考え方は正直いって日本人の私にはよくわからない。また映画の中でも、一番重要な「何故主人公は考え方を変えていったのか」が十分に描ききれていない。そんなにコロコロ変わっちゃあそりゃセスも裏切り者ってキレるわな。表面的に見ると長渕的な映画になってしまう恐れもあるが、結末にも考えさせられるところがあるので、アメリカ社会が抱えている人種差別問題について理解できる貴重な映画といえるだろう。エドワード・ノートンは演技とは思えないリアルさで素晴らしかった。 【カワサキロック】さん 7点(2005-01-26 05:19:57) |
195.どうしようもない怒りというのはどこにぶつければいいのだろう、と私もよく思う。この世に生きる限り救いはないのか。 【kasumi】さん 6点(2005-01-16 18:45:39) |
194.人種差別をテーマにしたアメリカ産映画はもうやめた方がいいと思う。この映画も他と同じで、どこにもたどりつけてない。それとノートンの目に凄い迫力があって、そんなギラギラのワル男が服役でアッサリと気持ちをスライドさせる展開はありえないと思った。この人上手すぎます。彼の演技力が裏目に出てる。 【キュウリと蜂蜜】さん 5点(2005-01-07 21:10:56) |
193.どんなに救いようがない罪深い人間も、家族との縁を切らずにいたおかげで最期は改心することができた。人を憎むよりも人を愛することが救われる道。 憎しみからは何も生まれない─。 【花守湖】さん 9点(2005-01-03 20:54:00) |
192.気になりながらも、見損ねていた作品でした。語り部が・・・なラストは衝撃的でした。さて、兄貴が改心したストーリーはあれでいいの?結構語ってた割には、切れやすい若者の衝動を人種差別にぶつけてただけだったわけですね。って、それって少し勉強ができて理屈っぽい、切れたチーマー兄ちゃんと変わらないじゃないですか。作品は、まあ飽きない展開で面白いですけど、当初期待していたほどの深さは感じられず、「俺たちの怒り何処へ向かうべきなのか~♪」って印象でした。あと、校長先生・・・。立ち直りかけの兄貴を引き戻すようなことするなよ!その後の展開が気になります。 |
191.白人至上主義ってやっぱ白人の根底にはあるんですかねぇ・・・。この時のエドワード・ノートンはK-1のニコラス・ペタスにそっくりです。ちなみにニコラス・ペタスはどこに行ったのでしょうか?馬賊の頭領になったという噂を耳にしたのですが・・・ 【tetsu78】さん 8点(2004-10-30 10:59:11) |
190.一つの「ストーリー」としては弱い感も有るが、実は結構リアル。 特に(現在でも不法占拠地帯を根城とし、存在し続けている)NAZI PUNKSは上手く描かれていた。 でも、やはり「この先」を観たかったね、映画としては。 【こじろう】さん 6点(2004-10-19 21:49:36) |
189.みんなに分かりやすく人種差別について伝えたかっただろう映画でしょうね。ノートンの弟はノートンに影響されていたが実は皆が尊敬していた父親がノートンに影響を与えてたってことに食いついた! |
188.エドワード・ノートンかっこよすぎ!あの肉体改造はすごいと思いました。白人の目線から人種差別問題を描いているところが新鮮でした。人は変われるものなんだな。すごく考えさせられる作品です。今まで見た映画の中で一番!私の中で「ショーシャンクの空に」を越えました。「怒りは君を幸せにしたか」「怒りに任せるには人生はあまりに短すぎる」というセリフが印象的でした。 【ジョナサン★】さん 10点(2004-09-22 20:31:39) |
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187.エドワード・ノートンのあの体・・めちゃ鍛えたんやろうな・・・。ホレ直した!かっこよすぎ!! 人種差別とかって永遠のテーマなんやろうな・・日本人(私)にはピンとこないけど・・・。 【テンダータッチ】さん 9点(2004-09-20 22:17:11) |
186.やはりどうも、こういう差別ものの映画はいまひとつピンとくるものがないです。結局この映画は、差別意識が抱える沢山の問題点をひたすら垂れ流し的にみせるだけで、それを解決するにはどうすればいいのかはほとんど描かれない。刑務所での出来事でもって「そんなに簡単なことなんだ」と見せかけておいて、それをあっさり覆すラストシーン。歴史は繰り返すということなのでしょうか。ノートンとファーロングは良かったです。 【あさしお太郎】さん 7点(2004-09-11 18:50:01) |
185.ノートンかっこよすぎ。あと、ラストにビックリした。 【ベルガー】さん 10点(2004-09-09 14:04:00) |
184.平和ボケの日本人に、この映画を問うことの虚しさを踏まえた上で傑作と胸を張って言います。暴力と憎悪は何も生まないのは事実だが、その無意味な物が威力を発揮するというおそろしさにも目を向けないと駄目だと思います。デレクの憎悪と凶暴性は他人事ではない。全然タイプが違うけど金八先生の中で、金八先生がこう生徒達に言ったことがあった。「確かに彼は悪です。どうしようもない悪です。でも、悪とは何ですか?どこに行けば悪はあるんですか?商店街ですか?警察ですか?病院ですか?違います。私達、一人一人の中に悪はあるんです。先生の中にもあります。つまり悪と戦うということは自分の中の悪と向き合うということなんです」。イラク空爆に触れてた方がいたけど、この空爆(というより戦争でしょ)の最も、恐ろしいポイントは、双方が自分を正義だと信じて疑ってないこと。真の悪は、往々にして善?の姿で現われることもある。最初は誰にもわからない。正体を現した時は、もう間に合わない。この映画は、確かに救いのないラストであるが、それでも描かれてるのは人間性と理性への希望であるのは間違いない。また同時に、それが暴力であろうと、殺戮であろうと、憎悪だろうと、愛だろうと、何だろうと人間は何か信じる対象が必要で、それほど人間はか弱い生き物なのだということも語っている。そこにこの映画の奥深さがあるのでしょう。今時の中高生にこれを映画鑑賞会で見せたらいいと思うよ。真剣にそう思います。 【ひろみつ】さん 10点(2004-08-13 13:17:25) |
183.歴史とは個々人の心の在り様の集大成としてある。世界の至るところで人々が憎しみを連鎖させ、負の歴史はつくられていくのだ。そこに出口はないのだろうか? この映画は改めてその可能性を信じることの困難さを見せつける。無邪気な救いは無慈悲に閉ざされ、どうしようもない救われなさだけが残るラストシーン。 お互いが分かり合える足場を失った状態でも、人が人を理解する希望を失わないこと、その為に僕らは如何したらいいのか? そもそもそういった方法論は有り得るものなのか? 僕らは昨今のイラク情勢により、憎しみの連鎖というものが如何に根の深い問題かを知っている。その救われなさは既に自明なのだ。その先の道筋へ、仄かな希望の光を見出すこと、そんな作品としての方法論に現実性があるのかどうか。今こそ確信的なコミットメントへの志向を期待したいものである。 「もしあなたの人生が、それほど筋のとおった理由もないのに、どこかの誰かの人生とからみあってきたら、その人はおそらくあなたのカラースの一員だろう。人はチェス盤をつくり、神はカラースをつくった。」(カラースとは、民族や制度や階級などに全くとらわれない、神の御心を行うためのチームのことである)~カート・ヴォネガット・ジュニア『猫のゆりかご』 ボコノン教教義より~ Peace! |
182.アメリカの人種差別の全体像の縮図を1組の兄弟に見出し、大胆に「アメリカの歴史」と題し描いたその試みは秀逸。彼らが黒人を蔑み殴り蹴る姿は、全てのカラードを蔑み殴り蹴る姿でもある。画面の中で蹴られるのは、つまりは私たち。白人至上主義という言葉、私は大嫌い。いかにもジャンクフードで構成されたというような、生活のだらしなさが体に出たような、自己管理能力の欠如を露呈したような白人の男が、他人種に対して無条件の優越意識を持っている姿には、不快感を禁じえない。それは本当に、気分のいいものではない。ラストシーンにしても実のところ、私は自業自得としか思えない。殴られるまで殴られる痛みの分からない人間に、私は同情など出来ない。そしてその私の冷酷な反応さえ、提起された“人種差別”から波及された感情の1つであり、問題の一環なのだと思う。たった1人の人間の半径数メートルでこれだけのドラマがある。そしてアメリカは、2億5千万人の人間がいる国だ。 【ひのと】さん 6点(2004-08-03 20:48:09) |
181.ハッピーエンドにしなくてほっとしたね! 【k】さん 8点(2004-07-27 12:05:36) |
180.エドワード・ノートン!って感じですね、やっぱり。ネオナチ、はまりすぎだし。アメリカの暗部がチラリと学べました。 【★ピカリン★】さん 7点(2004-07-08 22:42:37) |
179.人種・思想・宗教、人を動かす衝動って一体ドコから来るのでしょう。親から子へ、そして兄弟へ。深いです、単なるバイオレンス映画と思ってましたが侮れません。しかし弟君、エドワード・ファーロングだったのね、最近見ないと思ったら。ツルツルだったので気付きませんでした。最後の回想シーンの髪型で気付きましたが時既に遅し(何が?)撃たれる程の事でもないかと思いますが、最後はあんなもんでしょうかね。結局何の解決にもなってませんが、意外とバットエンド系がキライじゃなかったって事に気付いたので◎ あっ僕ですか?通りすがりのイエローです、優しくしてね。 【HLB傭兵】さん 8点(2004-07-07 16:55:49) |
178.いろいろありますが、とにかくエドワード・ノートンの筋肉に8点です。ですから、この映画の正しい鑑賞方法は、ファイトクラブ→本作と観ることですね。誤解しないでいただきたいのは、ストーリーもとってもいいですよ。 【デューク】さん 8点(2004-06-27 03:38:32) |