7.ストーリーも結構ありきたりで、撮影も手ぶれが凄くて見づらい。主要男性キャストがアジアの俳優である為分かりずらい。欠点をあげると結構多いのは事実です。しかしながら、作品そのものに込められているパワー。そのパワーに初見の際は圧倒されました。CG技術が進んできた今の日本の映画界(ハリウッドも?)も黒澤監督がかつて撮っていた様なパワー溢れる作品が少なくなって来ましたね。そこらへんを考慮し甘めかもしれないですけど。あと、敵役の俳優の方は素晴らしかった。
(10年後の再視聴)改めて見ると手ブレがきつすぎてアクションシーンが生きてこないのが気になりました。 【シネマレビュー管理人】さん [DVD(字幕)] 7点(2000-05-01 01:40:39) (良:3票) |
6.冒頭だけでもいいですからアメリカの政府高官やCIAの人に是非この映画を見てほしいです。国家を最優先して指令どおりに殺戮と破壊を行うことを使命として国家とは何かなどと考えもしないような人間を養成する某国と国境で接したり大陸間弾道弾の射程距離に入っている韓国や日本のことを、イラクに行く前に考えてほしかったです。ハリウッドばりの派手なアクションや撃ち合いが見せ場ですがハリウッドがこの手の現代物の作品を作っても国家やイデオロギーの対立までは描けず、せいぜいギャングの撃ち合い程度の作品に終わるだけでしょう。貧しい北朝鮮と豊かな韓国の日本と変わらない日常生活との対比にも考えさせられました。でも北朝鮮の諜報部員が「北の人間が飢えているのに南の人間は・・・。」なんて言ったりするでしょうか・・・。北朝鮮は日本や韓国の国民は資本主義の重圧と搾取に喘いでいると頭から思い込んでいるはずなんですが・・・。(でもこれはさほど重要なことではありません。)北朝鮮よ、くやしかったら資本主義の重圧に喘ぐ人民を救済するスーパーマン映画でも作って日本やアメリカでヒットさせてみろ!韓国と朝鮮が東西ドイツのようにハッピー・エンドに終わることを願って、この悲しいストーリーは娯楽系作品に私がつけることにしている最高の8点-1点とします。 【かわまり】さん 7点(2004-03-02 12:17:54) (良:2票) |
5.けっきょくこういう映画が作られるようになったということは、韓国でも南北分断の悲劇がもう生々しいものでなくなってきた、ってことでもあるか。娯楽映画として楽しめちゃう。町の男が実は情報部員、その恋人が実は北の潜入暗殺者、って、なんか市井の隣人が実は歴史上の大人物っていう歌舞伎の世界みたい。しかしまったく借り物のテーマってほどには歴史になりきってなくて、そこは不真面目には扱えない重みもある。そこらへんがうまく釣り合ったのではないか。「北の兄弟が飢えているとき、南はゲロ吐くほど飲み食いしてる」なんて北の人物に言わせている。愛しつつも敵になる、と民族愛を恋愛に変換しているのだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-10-16 12:11:21) (良:1票) |
4.主人公の男は島田紳助似、女は松本明子似。 【コジコジ3】さん 7点(2004-06-24 08:26:55) (笑:1票) |
3.日本やハリウッドでは作れない映画という点をまず評価したい。アクションシーンはハリウッドには及ばないが、なかなか健闘しているほうだと思えた。女の正体は序盤で気付かされるし、オチは読めてしまうものの、最後まで惹き付けるパワーが確かに本作には存在している。魚をネタに使った点もよかったし、ラストも綺麗に締めていたので好印象。しかし俳優陣にどうも魅力が感じられない。女のほうは非常に人間臭さが出ているのだが、肝心の主人公の内面があまり見えてこないのである。主人公の友人も同様。そのあたりをもっと丁寧に描いていれば、さらに涙を誘う作品となっただろう。そう思うとやや惜しい感が残る。 【HARVEST】さん 7点(2004-06-13 19:47:22) (良:1票) |
2.ハリウッド映画の模倣だとかパクッたとかは自分にとってどうでもいいこと。適当に作って模倣になったのと、面白くしようとして模倣したのでは全然違う。この映画は後者。完成度は低くても、作者の心意気が感じられる映画は好きなのでこの評価。ただかなりベタなんで、全体的に田舎っぽくなってミステリっぽいスタイリッシュさに欠けるのが残念。 |
1.劇場公開の終り頃に観たのですが、評判が良いためか結構混んでいました。南北問題は第三者の立場で考えてしまうため、感覚ではわかっていても感情ではリアルに受け止められない分、残念ですが感動が少ないのかもしれません。洋画の影響を受けながらも消化して自分たちの表現にしている勢いは見事です。真似するだけの邦画作品よりは情熱を感じます。自立心、愛国心の強いヒロインは、日本女性と異なり「女性」を武器にせず甘えずに生きているように見えます。が、しかし実は悲しいほどに「女性」の本能を押し殺していた姿は、恋愛ドラマにありがちだとしても涙モノです。俳優もスタッフも、そして映画もまっすぐ過ぎて、ややもすると昔の邦画と比較して低く評価しがちですが、韓国映画の情熱とは私たちが忘れている大切な何かかもしれません。 【天地 司】さん 7点(2003-04-05 19:54:31) (良:1票) |