《改行表示》 4.《ネタバレ》 アル・パチーノをはじめ俳優たちの演技のレベルは脇役を含めてとても高い。 ストーリーも凝っていて面白かった。最後の子役がシモーヌを復活させるのはちょっと無理がある。ラストの政治で終わるのもちょっと残念。でも、チキンパイは最高。 【NAONAO】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-07 06:21:28) |
《改行表示》 3.シモーネは、ウットリするくらい美人です。私は彼女のCGのみで、楽しめました。シモーネはちょっと冷たくて、表情を変えない演技をしていますが、彼女の演技力にも 感動します。主役の彼は、ビートの頃の彼は、結構印象に残りました。彼女の冷たい表情が、日本人には受けないのかも、私はクールで、驚くほどの美人だと思います。映画って本当に素晴らしい、とおもいます。素直に楽しめました。ウイノナも好きな、役者の一人です。ウイノナは、万引き騒ぎは終わったのでしょうか?。 【yasuto】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-05-18 03:24:23) |
2.私は好きですねえ、こういうの。タバコ吸ったやさぐれモードでの過激な発言には笑いました。ラストなんですが、家族3人また一緒に暮らせるようになってハッピーエンド・・・なのかな?元妻と娘、結構曲者っぽい。アル・パチーノ、彼女らの言いなりになってる様な・・・。 【ばたあし】さん 9点(2004-06-01 11:10:29) |
1.《ネタバレ》 自分の理想通りに動かせるCGの女優(シモーヌ)を使って作った映画で、存在しないはずのシモーヌが一躍スターの座に持ち上げられてしまい、大衆の熱狂ぶりに困惑する映画監督とその家族の物語。シモーヌに熱狂する大衆と、その存在をひたすら隠そうとする監督のやり取りをコメディタッチで描いているが、実はこの映画はアンドリュー・ニコル監督自身が言っているように「現実と虚構の境界線の曖昧さ」というシリアスなテーマを扱っている。映像技術の発達で、TV、ゲーム、パソコンなど日常生活のありとあらゆる場面でデジタルでバーチャルな映像が氾濫している。そんな中それをまるで作られた「ニセモノ」を「本物」と勘違いし、「本物」と「ニセモノ」の境界線が薄れてきているのが今の時代だ。実際には存在しないシモーヌを必死で追い求める大衆の姿は非常に滑稽である。しかし、一歩下がってみてみれば、この映画の中の大衆は、TVやスクリーンに映し出されるアイドルやスターに熱を上げている日常生活における我々のそれと大差が無いことに気付かされる。憧れているアイドルやスターに会ったことがある、もしくは話した経験のある人はどれほどいるのだろうか?ほとんどの場合、TVやスクリーンの中、もしくは雑誌の中で目にしているだけである。バーチャルなもの(TV、スクリーン、雑誌)の中だけで目にする彼ら(彼女ら)は等身大の彼ら(彼女ら)なのだろうか?我々がアイドル、スターと呼ばれる人々に対して持っているものは「イメージ」であり、メディアによって偶像化されたものであり、自分たち自身で勝手に作り上げたものではないか?つまり、シモーヌに熱狂する大衆とはまさに我々そのものなのである。この映画は「本物」の感覚が薄れ、「本物より本物らしく見えるニセモノ」に魅了されてしまう現代人を皮肉りつつも、それに対して警鐘を発しているのである。コメディとして見て、面白くないと言うのは当然と言えば当然だろう。 |