4.夜のシーンが真っ暗です(笑)。この徹底的なリアルな描写が貧しさからくる悲壮感をより一層悲観的に映し出す。その中で途中に寄った店で子供に菓子を買ってやるときの店員の応対がひとときのの清涼水のごとく心を和ませる。こういう一種の救いの描写を入れて怒り一辺倒にしないところがなんともフォードらしい。 アメリカ資本主義がもたらす弊害をもろに受けた人々の悲劇でありますが、家族愛と改革精神にあふれるエンディングがこれぞ”アメリカ映画”と思わせてくれる。もちろん良い意味で。 【R&A】さん 7点(2004-12-20 11:27:24) (良:1票) |
3.ここを先に見てしまい、期待が大きすぎたのかもしれないけれど、それほどよかったとは思わなかった。1セントの価値も今とは当然違ってその感覚を最後までつかみきれなかったし。(桃をバケツいっぱい拾って5セントの給料っていわれても…) 【HK】さん 7点(2004-12-16 10:41:19) |
2.名作なんでしょうけど,はるか異国の遠い昔を舞台にしたヒューマンドラマというのは,どうもリアリティを感じにくいです.期待していたほど面白くありませんでしたし,感動もしませんでした.想像力の欠如かな. |
1.歴史的な価値は大きい。当時としては、エクセレントで、かつ、最高におもしろい映画だったと思う。しかし、しかし、60年の時代を経て、今、どうか、と聞かれると、正直、良い点はつけられない。例えば、チャップリンは、圧倒的に現代的な意義を持ち続けているが、これは、「大恐慌時代のアメリカを知る記録映画」のレベルでみてしまう。ただ、脚本と俳優のせめぎ合いの迫力は感じられます。◆スタインベックやジョン・フォードのコミュニスティックなメッセージが、ベルリンの壁崩壊の後の現代にとっては、重く受け止めるどころか、かえってうさんくさく聞こえる。◆ 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2003-12-02 14:18:51) |