147.若かりし頃のビトの成り上がりの姿とその息子のマイケルの現在を交互に見せていくとう手法はなかなか興味深くて良かったです。父と息子でもそれぞれのやり方ってもんがあるのだと。ビトより冷酷無比なマイケルには、もう兄弟さえも信じられないというような人間不信な面が感じられて、ある意味憐れでした。誰が何と言おうと、裏切り者には死を、ですからね。ラストの愛する者たちを全て失ったというような虚ろな視線がそれを物語ってます。アル・パチーノにしか出せないでしょうね、あんな孤独な陰は。 |
146.Ⅰに引き続き、東劇のデジタルリマスター版を見る。 Ⅰよりか感動は薄い、画面もそれほど綺麗ではなかった感じだった。 Ⅱはパチーノの演技が良かった。 感情がなく表情もあまり変わらない全く何を考えているか分からない冷酷な男を演じている。 唯一表情が大きく変わったのが、フロドが接待用の店をジョニーから聞いたとしゃべり、裏切り者だと確信した瞬間の表情。感情を押さえていた分、マイケルの衝撃が大きかったことを感じた。 フロドも良かったな、優しい小物っぷり、弟に指図される屈辱、人から尊敬されたい想いが伝わってきた。 この映画の特徴はやはり、親父との対比。 親父とマイケルの違いはやはり周囲からの信頼感があるかないかだろう。 人を信頼せずに何でも一人で抱え込んでしまうマイケルに対して親父の包容力と行動力。 立ち退きを迫られた婆さんの頼みまで聞いていたが、恐らくあれがマイケルなら、絶対に相手にはしないはず。 親父は婆さんを通して不動産屋までも取りこむのに成功している。 そんな親父が作ったファミリーを守りたいマイケル。 マイケルにはいい意味でドンの器ではないと感じた、才覚は親父以上なのかもしれないが。 敵を抹殺するだけだと語っていたが、抹殺していたのは敵だけではなく敵ではない兄貴・妻・信頼がおける仲間たちだった。 その果てにあった孤独、ラストのマイケルの視線には何があるのか。あの眼には全てを失った明日しか写らないだろう。 マイケルが語った衝撃の一言が「人は必ず殺せる」、やっぱりマイケルは感情が死んでしまったただの殺人マシーンだ。 減点材料としては、冗長すぎる点、ロスとのやり取り、公聴会とかは確かに必要なシーンだが少し間延びしている感じがするのと緊張感や緊迫感があってもいい所で少しそれらが感じられなかったところが気になった。 |
145.マイケルの変貌ぶりは、背の低さのコンプレックスからか。もし、ケイより5センチ身長が高かったら、彼の半生は変わったことだろう~冗談はさておき名作です! 【つむじ風】さん 9点(2004-07-19 11:57:21) |
144.Ⅱが何故おもしろいか。それはマイケルがいちばん悪い感じだから。 【ドレミダーン】さん 9点(2004-07-11 16:58:59) |
143.全てはマイケルの意のままにことが進みマイケルは独りに。 【taron】さん 9点(2004-07-08 20:19:58) |
142.1作目と2作目を年代順に並べ直した「ゴッドファーザー・サガ」とやらを先に観てしまい、「サガ」-「1作目」=「PART II」かと勘違いしたのが失敗。う~ん何のために2作目なんか撮ったんだろう、という疑問は、後にちゃんと2作目を観た際にようやく氷解しました。このPART IIの魅力は過去と現在の対比あるわけで、「サガ」でPART IIを語る事はできません(「サガ」は別角度から楽しむためのもの)。さて、コルレオーネ・ファミリーの「政権交代」を大河の流れのごとく重厚に(しかし時にセンセーショナルに)描いた前作とは一変、いわば「上流」と「下流」を対比させる新たな語り口を提供したのが、本作の成功したポイントでしょう。2本同じ映画作ったってしょうがないですからね。その分、ストーリーの動きが抑え気味なのが、本作の特徴と言えば特徴、限界と言えば限界とも言えましょうか。改めて振り返ると、人がジャンジャン死んだ1作目に比べると、こちらは皆、死にそうで死なない地味な展開(笑)。若きヴィトーの時代にたまらないノスタルジーを感じます。そして映画の最後の方は、本シリーズからの別れ、コルレオーネ家からの別れを惜しむかのように、まったりじっくり描かれます。そしてあっけなくケリがつけられる。この余韻。本作を観る限り、間違ってもPART IIIが製作されることは無いでありましょう(ハッハッハ)。 【鱗歌】さん 8点(2004-07-03 17:50:53) |
141.フレドを想うと涙が出てくる。 【映画界の貴公子】さん 10点(2004-06-13 23:07:06) (良:1票) |
140.デニーロ最高。 サーガのほうが感情移入はしやすかったけど、それでも10点 【かじちゃんパパ】さん 10点(2004-06-11 08:37:21) |
139.続・傑作。 |
138.ほんとにゴッド・ファーザーシリーズの良さがわからない。いつも退屈な気分に襲われる |
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137.この作品のロバート・デ・ニーロは「格好いい」の一言に尽きます。ビトーが親父さんの為の復讐を忘れずに生きていたことに「血には血を」コルレオーネ家の血の歴史を勉強させていただきました。 【tetsu78】さん 9点(2004-06-07 00:36:39) |
136.オーバーラップでマイケルのシーンからビトーのシーンへと移る時、まるでビトーが時を越えて息子マイケルを心配そうに見つめているようにみえる。父のように強くあろうともがくマイケルも、まだまだ父には及ばない。それを暗示しているのでしょう。また、マイケルの時代とビトーの時代が頻繁に入れ替わりますが、そのタイミングが実に上手いのです。 【デューク】さん 10点(2004-06-02 17:55:25) (良:1票) |
135.個人的に三部作の中で一番好きなのがこのPARTⅡです。青年期のビトーを演じるロバート・デ・ニーロ、違う人がビトーを演じてたらもっと低い点数になってたと思う。 【PAD】さん 10点(2004-06-02 01:40:28) |
134.挿入された若き日のビトーの映像が、組織を継ぎ義務的に組織を維持し孤立していく息子マイケルとの良い比較対照になっている。ロバート・デ・ニーロ演じるビトーは前作のマーロン・ブランドへと違和感なくつながり、デ・ニーロの上手さを再認識させられた作品でもある。 【dry】さん 8点(2004-05-31 12:59:27) (良:1票) |
133.ビトーがかっこよすぎて最初デニーロだとはわからなかった。もちろん今がかっこ悪いというわけではないのだけど。 【コーラL】さん 6点(2004-05-31 05:16:39) |
132.なんだか知らないが、思い出すと泣けてくる。 【紅蓮天国】さん 8点(2004-05-26 21:49:17) |
131.仲間たちとともに上り詰めていく父ビトーと、仲間はおろか肉親すら離れていく息子マイケルの対比、トップの孤独。良く出来ています。良く出来てはいるんですが、全体として低調でメリハリがない。 【虚学図書之介】さん 7点(2004-05-26 08:43:20) (良:1票) |
130.絶対的には面白い映画だけど、PART1と比べると何か物足りない気がする。組織ってたいへんだなぁ~なんてしみじみと感じた。 【MS】さん 8点(2004-05-15 01:20:03) |
129.Ⅰ~Ⅲをぶっ続け鑑賞。Ⅱは”冷酷・強さ”でしょうか。ビトーがドンに成るまでとドンとしてのマイケルを対比させながら、父を愛し父を目指しながらも、時代、方法論の違いから”ファミリー”の進むべき道に狂いが生じる。ラストはⅠと同様のシーンでありながら”家族”が幸せだった時がドン・マイケルの”孤独”を強烈に描く。 【亜流派 十五郎】さん 10点(2004-05-05 21:37:31) (良:1票) |
128.公園で一人物思いにふけるマイケルのエンディングでの姿が印象的。あの表情がすべてを表していたのでは。 ここまで悲しくマフィアを描いた作品はもう作られないはず。 【ゆきむら】さん 10点(2004-04-29 00:07:22) |