5.政治史というよりも家族史というテイストで、題名にも象徴されるように夫婦関係を中心として息子・娘たちも交えた家族の物語として人物像中心に描かれている。よって、単なる教科書的な歴史モノではない作品に仕上がっており映画作品として評価できる内容。逆に言えば、ロシア崩壊の政治ドラマを期待するとその辺の背景・経緯は結構省かれているので物足りないと感じる人もいるのかもしれない。ラストの処刑前の地下室のロマノフ一家の緊張感ある沈黙はとても印象的。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-21 12:08:56) (良:1票) |
《改行表示》 4.多くの方がつけているように、まさに「7点」の映画。まずニコライとか、レーニンとか、スターリンとか、トロツキーとか、ラスプーチンとか、かつて教科書で見た通りの風貌で楽しめます。ロシア革命前後に何があったのかを知るにはちょうどいい、内容も教科書的な作品です。 しかしそうであるがゆえに、教科書を読んでいるような退屈感もあります。レーニンが何をして支持を集めたのか、逆にラスプーチンやアレクサンドラが何をして嫌われ者になったのか、もう少し具体的に見たかった気が。それから4姉妹、顔立ちは若干違いますが、個体差はほとんどありません。 とはいえ、特定の人物を露悪的に描かないところは格調の高さを感じます。強いて挙げるなら、大義名分を得た一般大衆はかくも残酷になれるというお話ですね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-14 18:27:04) |
《改行表示》 3.歴史を学ぶことができるという点では貴重な映画。ただし物語としては、史実に忠実でないといけないという縛りからなのか、あまり面白いとは思えなかった。 途中イースターの場面で、「6000人」を「1600人」と誤訳していてズッコケた。sixtyとsixteenを聞き違えるレベルで翻訳していいのかなあ? 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-13 17:44:05) |
2.日露戦争からロシア革命まで、ロマノフ王朝崩壊には様々な歴史があるのだけどこの映画によってその一端を知ることができる。血の日曜日事件や怪僧ラスプーチンなど初めて知ることばかりだった。その意味では大変貴重だったとも言えるのだが、いかんせん延々と続く展開がきつかった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-04 16:45:12) |
1.ロシア史については世界史教科書程度の知識(それもうろ覚え)しかなかったがそれなりに面白かった。全体の長さに比べて驚くほどあっさりと終わるラストには、肩すかし感というよりむしろ肩の荷が下りるような安堵を感じた。ラスプーチンの人物像がたいへん興味深く印象に残り、後で調べてみようという気になった。ということで、ロシア史に興味のない人間をも振り向かせるという意味では大成功の作品。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-28 14:59:20) |